ファイルマージは、以下の規則に従って、相違を自動的に解決できます。
行が 3 つのファイルすべてについて変更のない行は、出力ファイルに追加される
行が子孫のどちらかで変更されている場合は、変更された行が出力ファイルに追加される
変更の内容には、行全体の追加または削除、行の内容の編集などがあります。
両方の子孫の行に対して同じ変更が加えられている場合は、変更された行が出力ファイルに追加される
両方の子孫の行が編集されていて、3 ファイルすべてが異なる場合は、どの行も出力ファイルには追加されない
このような場合は、相違の解決方法をユーザーが決定しなければなりません。子孫の行を選択するか、マージ後にファイルを手動で編集するかを決めてください。
ファイルマージが相違を自動的に解決すると、グリフが白抜きのフォントに変わります。ファイルマージを使って、自動的に解決された相違が正しい選択をしているかどうかを確認することができます。
「オプション」⇒「自動マージ」を選択すると、自動ファイルマージ機能をオフにすることができます。自動ファイルマージ機能がオフのとき、出力ファイルには 3 ファイルすべてについて同じ行のみが追加されるため、相違はユーザー自身が解決する必要があります。
祖先ファイルを指定しない場合は、ファイルマージには、2 つの入力ファイル間の相違を比較する際の判定基準がありません。したがって、ファイルマージは、相違のどちらの行が必要な変更内容を表しているかを判断することができません。祖先を指定しないで自動ファイルマージを実行すると、自動ファイルマージをオフにした場合と同じ結果になります。すなわち、ファイルマージは、両方の入力ファイルで同じ行だけを使用してマージファイルを作成するため、相違はユーザー自身が解決する必要があります。