Sun WorkShop 入門

コードのステップ実行

コードを 1 行ずつ移動して、ステップごとに表示しながら実行することができます。ステップ実行すると、プログラム内の現在の位置が緑色で強調表示されます。これをプログラムカウンタと呼びます。プログラムカウンタは、各ステップごとに次に実行されるソース行に移動します。

ステップ実行には、次の 3 つの方法があります。

ステップイン (step) 

ソース行を 1 行先に進めます。ソース行が関数呼び出しの場合、デバッガは関数の最初の文の前で停止します。 

ステップオーバー (next) 

ソース行を 1 行先に進めます。ソース行が関数呼び出しの場合、デバッガは関数の命令についてはステップ実行しないで、関数全体を実行します。 

ステップアウト (step up) 

現在の関数の実行を終了し、その関数呼び出しの直後のソース行で停止します。 


注 -

現在の関数が実行された後に、その関数呼び出しの行が再度強調表示されることがあります。このような場合は、他にも実行されるべき何らかのポストコール命令が残っています。再度ステップインまたはステップオーバーを実行すると、このような関数は呼び出されなくなります。


ステップ実行でコードを表示するには、次の手順に従ってください。

  1. プログラムが停止するまで待機します。または、「実行」⇒「割り込み」を選択して「割り込み」ボタンをクリックするか、Ctrl + Break を押します。

  2. エディタウィンドウで、1 行ずつコードをステップ実行します。このとき、関数の中に入るか入らないか、関数の終端に移動するかどうかを選択します。

    • プログラムのソースを 1 行ずつステップ実行する場合

      「実行」⇒「ステップイン (step)」を選択するか、「ステップイン (step)」ボタン (図 5-1 または図 5-2 を参照) をクリックするか、F8 キーを押します。

    • 現在の関数でソースを 1 行ずつステップ実行する場合

      「実行」⇒「ステップオーバー (next)」を選択するか、「ステップオーバー (next)」ボタンをクリックするか、F7 キーを押します。

    • 現在の関数を終了してその関数呼び出しの直後にあるソース行の実行を停止する場合

      「実行」⇒「ステップアウト (step up)」を選択するか、「ステップアウト (step up)」ボタンをクリックします。

  3. 「継続」をクリックするか、「実行」⇒「継続」を選択して、プログラムの実行を続行します。