Sun WorkShop 入門

パフォーマンスデータの収集

デバッガでのプログラムの実行時に、標本コレクタを使用してパフォーマンスデータを収集し、標本アナライザで使用する実験ファイルとして出力することができます。標本コレクタでは、プログラムのメモリ使用状況データ、関数の呼び出し時間を除く実行プロファイルデータ、関数の呼び出し時間を含む実行プロファイルデータを収集できます。パフォーマンスデータの収集および解析の詳細については、『プログラムのパフォーマンス解析』、Sun WorkShop のオンラインヘルプを参照してください。

パフォーマンスデータを収集できるのは、Sun WorkShop の「デバッグ」ウィンドウで実行しているときだけです。また、このとき実行時検査機能はオフになっている必要があります。

パフォーマンスデータを収集するには、次の手順に従ってください。

  1. 「ウィンドウ」⇒「標本コレクタ」を選択します。

  2. 「実験ファイル」テキストフィールドに実験ファイルの完全パス名を入力します。

  3. 1 回の実行のみのデータを収集するか、すべての実行のデータを収集するかを選択します。

    1 回の実行のみに対して標本コレクタを実行すると、実験ファイルが作成されて、標本収集が終了します。すべての実行に対して標本コレクタを実行すると、実験ファイルの作成後も標本収集は終了しません。

  4. 収集するデータの型を選択します。

    実行プロファイルデータを収集する場合は、「プロファイルデータ収集」スライダで、標本を収集する頻度を指定してください。

  5. 「新規標本」コマンドの「手動」、または「周期的に」ラジオボタンを選択して、コレクタがデータの収集に割り込んで集計を行う時期を決定します。

    「周期的に」ボタンを選択する場合、コレクタが標本を集計する間隔を「周期」スライダで定義します。

  6. 「開始」か「継続」をクリックして、デバッガでプログラムの実行を開始します。