dbx コマンドによるデバッグ

メモリーリークの修正

RTC からメモリーリーク報告を受けた場合にメモリーリークを修正する方法についてのガイドラインを以下に示します。リークの修正で最も重要なことは、リークがどこで発生したかを判断することです。作成されるリーク報告は、リークが発生したブロックの割り当てトレースを示します。リークが発生したブロックは、ここから割り当てられたことになります。次に、プログラムの実行フローを見て、どのようにそのブロックを使用したかを調べます。ポインタが失われた箇所が明らかな場合は簡単ですが、それ以外の場合は showleaks コマンドを使用してリークの検索範囲を狭くすることができます。showleaks コマンドは、デフォルトでは前回このコマンドを実行した後に検出されたリークのみを報告するため、showleaks を繰り返し実行することにより、ブロックがリークを起こした可能性のある範囲が狭まります。