dbx コマンドによるデバッグ

シナリオ 4: 同じプログラムを別々に実行した結果のデータグラフを比較する

同じプログラムを複数回実行させる場合、次にそのプログラムを実行させるまで前のデータグラフが画面に残っています。前にプログラムを実行したときのデータから作成したグラフは、手動で更新するか、または自動更新機能がオンになっていない限り上書きされません。

  1. C または Fortran のサンプルプログラムをロードします。

  2. プログラムの最後にブレークポイントを設定します。

  3. プログラムを起動し、ブレークポイントの位置まで実行します。

  4. 「式」フィールドに vec と入力し、「データ」→「式をグラフ表示」を選択します。

  5. vec 配列のグラフが表示されます (正弦波曲線で)。

  6. ここで、プログラムを編集できます (たとえば、sin を cos に置き換えるなど)。修正継続機能を使用し、プログラムの再コンパイルを行ってから作業を続行します (エディタの「修正」ツールバーボタンをクリックします)。

  7. プログラムを再起動します。

  8. 自動更新機能がオフになっているため、プログラムがブレークポイントに到達しても、前に作成されたグラフは更新されません。

  9. 「データ」→「式をグラフ表示」を選択し (vec が「式」フィールドに入力されたままの状態です)、現在の vec 値のグラフを、前の実行時に作成されたグラフと並べて表示します。

  10. これで、2 回の実行により作成されたそれぞれのグラフを比較できます。「グラフ更新」ボタンを使用して手動で更新した場合か、自動更新機能がオンになっている場合にだけ前の実行時のグラフは変更されます。