dbx コマンドによるデバッグ

機械命令レベルでステップ実行する

ある機械命令から次の機械命令に 1 つだけステップ実行するには、nexti または stepi コマンドを使用します。

nextistepi は、それぞれ対応するソースコードレベルのコマンドと同じように動作します。nexti は関数を実行して呼び出し側に戻り、stepi は次の命令から呼び出された関数に入ります (呼び出された関数の最初の命令で停止します)。コマンドの書式も同じです。詳細は nextstep の説明を参照してください。

nextistepi からの出力は、対応するソースレベルのコマンドと 2 つの点で異なります。まず、プログラムが停止したアドレス (ソースコードの行番号ではない) が出力に含まれるという点。2 番目は、デフォルトの出力に逆アセンブルされた命令が示されるという点です。

例を示します。


(dbx) func
hand::ungrasp
(dbx) nexti
ungrasp +0x18:  call support
(dbx)