このマニュアルは次の章から構成されています。
第 1 章「パフォーマンスプロファイリングおよび解析ツール」では、パフォーマンス解析ツールを取り上げ、その用途と利用状況について簡単に紹介します。
第 2 章「標本解析ツール」では、標本解析ツールである標本コレクタと標本アナライザについて解説します。これらのツールを使用することで、作成するプログラムにおける資源の利用効率を向上できます。
第 3 章「ループ解析ツール」では、コンパイラによってすでに並列化されているプログラム中のループの解析を補佐するループツールおよびループレポートを紹介します。
第 4 章「従来のプロファイリングツール」では、従来からあるプロファイリングツール prof、gprof、tcov を紹介します。これらのツールは、プログラム中、最も頻繁に使用される箇所を見つけ出し、テストの対象となるプログラムの範囲を判断するのに役立ちます。
第 5 章「ロック解析ツール」では、マルチスレッド化プログラムにおけるロックおよび潜在的な競合の解析をサポートするロック lint について解説します。
付録 A 「ロック lint コマンドリファレンス」では、ロック lint コマンドについてのリファレンス情報を提供します。