ループツールおよびループレポートには以下の機能があります。
直列/ 並列を問わず、すべてのループのタイミングを測定します。
ループタイミングの表を作成します。
コンパイル中にコンパイラからヒントを収集します。
ループツールはループルーチンのグラフを表示し、どのループが並列化されたかを示します。ループのグラフ表示画面から任意のループのソースコードへと直接移動することにより、ループツールの中でソースコードを直接編集できます。
ループレポートは、グラフィカルな表示方法ではなく、ASCII ファイルとして、ループ実行時のレポートを作成します。
ループツールおよびループレポートを使用するための基本的な 4 つの手順を示します。
環境変数を設定する。
ループ解析用のタイミングファイルを作成するためのオプションを使って、プログラムをコンパイルする。
プログラムを実行して、タイミングファイルを作成する。
そのタイミングファイル上でループツールまたはループレポートを起動する。
この項の例は Fortran (f77 と f90) コンパイラを使用していますが、表示されているオプション (-xparallel、-Zlp など) は、C コンパイラでも利用できます。