Sun Management Center 2.x と 3.x の es-uninst コマンドは、Sun Management Center 2. x または 3.x インストールをアンインストールするときに使用されます。Sun Management Center 2. x と 3.x の es-uninst コマンドはまた、 Sun Management Center 構成データをバックアップするかどうかを確認します。構成データをバックアップすることを選択した場合、Sun Management Center 3.5 インストールプロセスはバックアップデータを検出し、そのデータを新しいインストールに適用するかどうかを確認します。
Sun Management Center 2.x と 3. x をアンインストールするには、es-uninst コマンド行スクリプトを使用します。次の節を参照してください。
Sun Management Center 3.5 インストールプロセスは自動的に、既存の Sun Management Center 2.x または 3.x インストールの es-uninst アンインストールスクリプトを実行します。Sun Management Center 2.x と 3.x のes-uninst アンインストールスクリプトは、新バージョンの Sun Management Center 3.5 インストールで使用できるように、旧バージョンの構成データをバックアップするかどうかを確認します。
次の手順では、Sun Management Center がデフォルトのディレクトリ /opt にインストールされていることを想定します。Sun Management Center が別のディレクトリにインストールされている場合、/opt をSolaris プラットフォームに Sun Management Center 3.5 をインストールするの手順 8 で指定したディレクトリ名に置き換えます。
Sun Management Center 2.x または 3.x サーバがインストールされているマシンにスーパーユーザとしてログインします。
T3 デバイスが存在する場合、T3 デバイス構成情報を削除します。
Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンのインストールおよび設定をしていない場合は、先に進みます。手順 3 に進みます。
Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンを使用して T3 ストレージデバイスを監視および管理している場合、Sun Management Center をアンインストールする前に、T3 デバイス構成情報を削除しておきます。es-uninst コマンドは T3 デバイス構成情報を削除しません。
T3 デバイス構成情報を削除するには、次のようにします。
Sun Management Center エージェントを停止します。
コマンド /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a を入力します。
アンインストール前スクリプトを実行して、T3 デバイス構成情報を削除します。
コマンド /opt/SUNWsymon/addons/storage/sbin/pre-uninst.sh を入力します。
T3 による syslog メッセージの送信を停止するかどうかを確認するメッセージが表示されます。y を入力します。続いて、T3 デバイスのルート (スーパーユーザ) パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。パスワードを入力します。
T3 デバイスが T3 モジュールから削除されたことを伝えるメッセージが表示されます。
Sun Management Center 3.5 をインストールする前に pre-uninst.sh スクリプトを実行していない場合、新しい Sun Management Center 3.5 インストールを設定する前に、T3 構成情報を手作業で削除しておく必要があります。
pre-uninst.sh スクリプトを実行したが、Sun Management Center 2.x または 3. x インストールを保存しておきたくなった場合、コマンド /opt/SUNWsymon/es-setup -F を入力して、T3 デバイスを設定し直します。
この時点で、Sun Management Center をアンインストールできます。
Sun Management Center 2.x または 3. x をアンインストールするには、次のコマンドを入力します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-uninst |
Sun Management Center 2.x または 3.x をアンインストールしている場合、ユーザデータと構成データを保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。手順 7 に進みます。
Sun Management Center 3.5 をアンインストールしている場合、インストールされている製品の一覧が表示されます。
次に、Sun Management Center の本稼動環境または開発環境のどちらがインストールされているかにもとづいて、本稼動環境または開発環境をアンインストールするかどうかを確認するメッセージが表示されます。
アンインストールしたい Sun Management Center 3.5 製品を選択します。
本稼動環境または開発環境とすべてのアドオンをアンインストールするには、y を入力します。
すべての Sun Management Center 製品がアンインストールされることを通知するメッセージが表示され、選択内容を変更するかどうかを確認するメッセージが表示されます。手順 6 に進みます。
(1 つまたは複数の) アドオンだけをアンインストールしたい場合、n を入力します。
アンインストールしたい Sun Management Center 3.5 アドオン製品を選択します。
アンインストールプロセスは、システムにインストールされているアドオンごとに、そのアドオンをアンインストールするかどうかを確認されます。
インストールされているアドオンをアンインストールする場合はy を、残す場合は n を入力します。
選択が完了すると、アンインストールの対象として選択した製品の一覧が表示されます。選択内容を変更するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
必要に応じて、選択内容を変更します。
選択を変更する場合、y を入力します。インストールされている製品の一覧がもう一度表示され、アンインストールの選択プロセスが繰り返されます。
アンインストールプロセスを継続する場合、n を入力します。ユーザデータと構成データを保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
必要に応じて、Sun Management Center のユーザデータと構成データを保存します。
n と入力すると、Sun Management Center の現在のユーザデータと構成データ (データベースを含む) が削除されます。また、セキュリティキーも上書きされます。したがって、エージェントを正しく動作させるには、すべてのエージェントを設定し直す必要があります。
後続のインストールまたはアップグレードのために管理ドメイン構成と /var/opt/SUNWsymon 内の独自のアラーム設定を残したい場合、y を入力します。
既存のデータベースを破棄する場合、n を入力します。
アンインストールを継続するかをどうかを確認するメッセージが表示されます。
インストールプロセスを実行します。
選択した 1 つ以上の製品をアンインストールする場合、 y を入力します。
それらの製品がアンインストールされます。es-uninst の処理が完了すると、コマンドプロンプトに戻ります。
選択した製品をアンインストールしない場合、 n を入力します。
es-uninst スクリプトが中断され、コマンドプロンプトに戻ります。