Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド

性能に関する考慮事項

サーバレイヤの性能に影響を与える主な要因は次のとおりです。

Sun Management Center コンポーネントの同時起動

サーバレイヤと多数のエージェントの同時起動は、サーバレイヤの性能に悪影響を与える可能性があります。また、何百ものエージェントを管理するサーバレイヤを初期化すると、コンソールの応答速度が低下したり、一時的に一部のエージェントにアクセスできなくなったりする可能性があります。

トポロジグループの構成

Sun Management Center サーバコンテキスト内のトポロジグループの数は、次の値を超えてはなりません。

管理作業

Sun Management Center サーバの活動は、次の要因によって変わります。

最後の 2 つの要因は、管理対象ノードがイベント処理の形で管理アクティビティを生成する傾向を大いに促します。

結果として、アラームしきい値を適切に構成していない場合、アドオンが存在しなくても、かなりの管理作業が発生する可能性があります。逆にいえば、管理対象システムが安定したものでアラームしきい値も適切であれば、多数のアドオンが存在しても管理作業はわずかしか発生しない場合があります。

コンソールユーザの数

Sun Management Center の同時コンソールユーザセッションが増えると、サーバレイヤの負荷がわずかに高まります。ここで、ア クティブなユーザは、小規模構成の場合は 5 人、中規模構成の場合は 10 人、大規模および超大規模構成の場合は 15 人であることを想定します。また、ユーザが実行しているアクティビティーは、管理されたプロパティデータおよびイベントのブラウズや、データプロパティの属性の編集などであることを想定します。

ユーザによって開始される作業の中には、処理が実行される間サーバレイヤのパフォーマンスに一時的に影響を与えるものがあります。

ユーザによって開始されるこれらのアクションの影響は、同時実行を避ける、大規模のオペレーションを細分化する、可能であれば ピーク時以外に作業を行う (あるいはスケジューリングする) などの方法で最小限に抑えることができます。