ホストセキュリティ

Sun Management Center ソフトウェアは、「詳細」ウィンドウを通じて 2 つのレベル (ホストとモジュール) でセキュリティを設定できます。セキュリティ（アクセス権）をホストレベルのみで設定すると、適切なセキュリティ権を持つ全てのユーザが、モジュールの読み込み、アラームしきい値の設定、アラームの肯定応答などを実行できます。

一方、セキュリティ（アクセス権）をアプリケーションレベルでも設定すると、適切なモジュールアクセス権を持つユーザしかモジュールの操作を行うことはできません。モジュールセキュリティは、ホストセキュリティのサブセットとして使用できます。

例えば、ユーザ A 、B、Cに対して、モジュールのロードとアラームしきい値の作成が可能なホストレベルでのセキュリティ（アクセス権）を設定します。このセキュリティ（アクセス権）に従って、ユーザ A は、状態モニターモジュールをロードして独自のアラームしきい値を作成します。しかし、状態モニターモジュールレベルでのセキュリティ（アクセス権）が設定されていないため、ユーザ B とユーザ C はユーザ A の処理を変更することができます。結果的にユーザ A は、このモジュールにアラームしきい値を設定することしかできません。

セキュリティを両レベルで設定する場合は、モジュールレベルのセキュリティ（アクセス権）がホストレベルのセキュリティ（アクセス権）に優先します。

セキュリティについての詳細は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。

ホストまたはモジュールのセキュリティを設定する

1. 次のいずれかの方法で、ホストまたはモジュールの属性エディタを開きます。

   • ホスト上またはモジュール上でマウスボタン 3 を押して、ポップアップメニューから「属性エディタ」を指定します。

   • 「属性」ボタンをクリックします。

2. 「セキュリティ」タブをクリックします。

3. ユーザ名と管理者グループ名を該当するフィールドに入力します。

   セキュリティフィールドについて詳細は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。

4. セキュリティ設定に同意してウィンドウを閉じるには、「了解」ボタンをクリックします。