Sun Management Center 3.5 Update 1 ご使用にあたって

インストールに関するバグ

CD-ROM (5035612) から Windows 98 プラットフォーム上に Sun Management Center 3.5 Update 1 をインストールできない

Windows 98 プラットフォームに Sun Management Center 3.5 Update 1 をインストールすると、地域対応ファイルが見つからないことを示すエラーメッセージが表示されます。 Windows 98 では、SYSTEMDRIVE 変数の値を MS-DOS プロンプトで使用可能にするために、この変数を autoexec.bat ファイルに設定する必要があります。 Sun Management Center 3.5 では、インストーラは C: を Microsoft Windows 用のデフォルトのインストールディレクトリおよびドライブと想定していました。 しかしこの場合、システムドライブが C: 以外のマシンでは、インストーラは失敗します。

この問題を解消するため、インストーラは Microsoft Windows のインストールドライブを検出し、C: ドライブを インストールディレクトリおよびドライブとして想定せずに、そのドライブを使用するよう強化されました。 その他の Microsoft Windows オペレーティングシステムでは、デフォルトインストールドライブおよびディレクトリは、MS-DOS プロンプトにあります。 ただし Windows 98 では、デフォルトドライブは定義されていません。

対処方法: いくつかの選択肢があります。

前リリースの Sun Management Center の JumpStart スクリプトを使用すると x86 エージェントのインストールが失敗し、XML ライブラリメッセージが表示される (5030308)

前リリースの Sun Management Center の JumpStartTM スクリプトを使用すると x86 エージェントのインストールが失敗し、XML ライブラリメッセージが表示されます。 SPARC および x86 アーキテクチャの相違により、以下のようなメッセージが表示されます。


WARNING: Cannot determine the hostname on /a using default registry name
Registry_localhost .xml SML shared object library not accessible

対処方法: なし

リモートホストに SUNWsdocs がない時に、マニュアル付きの es-inst -R コマンドが失敗する (5025112 )

リモートサーバにマニュアルパッケージ SUNWsdocs がない場合、リモートマシンへの Sun Management Center 3.5 Update 1 サーバレイヤのインストールが失敗する可能性があります。

コマンド es-inst —R /net/remote_server は、マニュアルパッケージ SUNWpsmd を追加すると失敗します。 パッケージ SUNWpsmd は、 SUNWsdocs に依存するため、SUNWsdocs が欠落していると、インストールは存在します。

対処方法: Sun Management Center 3.5 Update 1 マニュアルをインストールする前に、リモートサーバに SUNWsdocs パッケージがインストールされていることを確認してください。

CD または CD イメージからのインストールに、es-inst スクリプトの完全パスが必要になる (4975862)

Sun Management Center 3.5 または Sun Management Center 3.5 Update 1 をインストールするには、es-inst スクリプトの完全パスが必要になります。 /cd-image-dir/disk1/sbin ディレクトリまたは /cdrom/cdrom0/sbin からの es-inst スクリプトの実行が失敗します。 ディレクトリを /cdrom/cdrom0/sbin に変更し、完全パスを入力するとスクリプトが失敗します。 作業ディレクトリとして /cdrom/cdrom0/sbin を使用してはなりません

対処方法: CD からインストールしている場合は、ルートディレクトリ (/) に変更し、完全パスを入力します。


# cd /
# /cdrom/cdrom0/sbin/es-inst
CD イメージからインストールしている場合は、ルートディレクトリに変更し、完全パスを入力します。

# cd /
# /cd-image-dir/disk1/sbin/es-inst

起動スクリプトがエラーメッセージ Could not start Grouping service または Could not start Platform Agent を表示する可能性がある (4851517, 5016981)

これらのエラーメッセージは、Sun Fire 15K システムコントローラから es-guiinst コマンドを実行しようとした場合、または Sun Management Center コンポーネントが高負荷のマシンで起動された場合に表示されます。

次のエラーメッセージが表示される可能性があります。


Could not start component

さらに、特定のコンポーネントプロセスが特定の時間内に起動を開始しないと、実際にはコンポーネントが正常に起動されているにもかかわらず、この同じエラーメッセージが表示されることがあります。

この問題は、Grouping サービスの場合にも、Platform Agent コンポーネントの場合にも発生しています。

スクリプトの起動では、次のアクションが行われます。

負荷の高いマシンでは、ステータスチェックの返答が間に合わないために、ステータスチェックが正しくないというエラーになることがあります。 このエラーは、結果が n 秒以内に戻されなかったために起ります。

対処方法: 次の手順を行います。

  1. 以下の処理が動作中であるかを確認します。

    • Agent

    • Topology サービス

    • Trap-handler サービス

    • Configuration サービス

    • Event-handler サービス

    • Metadata サービス

    • Platform Agent

    • Instances of Platform Agent

    次のコマンドを入力します。


    /usr/bin/ps -eaf | grep esd
    
  2. グルーピングサービスが動作中であるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep SunMCService
    

  3. Java サーバが動作中であるかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep ServerMain
    

  4. Web サーバが動作中であるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep tomcat
    

  5. ハードウェアサービスが動作中であるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep HWDS
    

  6. 動作していないサービスがある場合は、マシンの負荷を減らしてから Sun Management Center の各プロセスを再起動してください。