Sun Management Center 3.5 Update 1 ご使用にあたって

Sun Fire ハイエンド (15K/12K) シャーシからノードを削除しようとしても、シャーシに同一パーティションに複数ノードがあると失敗することがある (4856525)

Sun Fire ハイエンド (15K/12K) シャーシに、同一パーティションに構成された 2 つ以上のノードがある場合、そのシャーシがパーティション内で複数ノードを有する唯一のシャーシであれば、パーティションからノードを削除しようとしても失敗することがあります。 この問題の原因は、単一のシャーシから複数のノードを同じパーティションに構成するときに、メモリーマッピング用エイリアスを作成する必要があるためです。 このメモリーマッピング用エイリアスの作成は、同じパーティションに複数のノードを構成しているシャーシごとに独自に行われます。 ところが、あるパーティションからあるシャーシのノードを 1 つを除いてすべて削除すると、(1 つのノードが残っているにもかかわらず)、そのシャーシ用に作成されたメモリーマッピング用エイリアスが無効になってしまいます。

たとえば、あるパーティションが以下の 3 つのノードで構成されていると仮定します。


xc1-axc1-bxc2-a

ここで、 xc1 および xc2 とは 2 つの Sun Fire ハイエンド (15K/12K) システムです。

このパーティションから xc1-a または xc1-b のどちらかを削除すると、システム xc1 のメモリーマッピングエイリアスが無効になってしまいます。

しかし、同じパーティションに複数のノードを持つシャーシが複数存在する場合、一方のシャーシの無効なメモリーマッピングエイリアスをもう一方のシャーシの有効なメモリーマッピングエイリアスが補います。 この補完により、パーティションを継続して使用できます。

たとえば、あるパーティションが以下の 4 つのノードで構成されていると仮定します。


 
xc1-axc1-bxc2-axc2-b

このパーティションから xc1-a または xc1-b のどちらかを削除すると、システム xc1 のメモリーマッピングエイリアスが無効になってしまいます。 しかし、シャーシ xc2 のエイリアスが有効なままとなります。 したがって、このパーティションは使用し続けることができます。

対処方法:Solaris 8 プラットフォームには、パッチ 116160–01 を適用します。