Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド

Procedure例: アラームを定義して応答する

この例では、指定したシステムのメモリ使用量が 50% を超えた場合に、単純な重大アラームを作成して肯定応答する方法について説明します。

手順
  1. アラームを定義する管理オブジェクトの「詳細」ウィンドウにアクセスします。

  2. 「詳細」ウィンドウの「モジュールブラウザ」タブをクリックします。

  3. 階層 (ツリー) 表示の「オペレーティングシステム」アイコンの横にある開くアイコンをクリックします。

    オペレーティングシステムモジュールが表示されます。

  4. 「カーネルリーダ」アイコンの横の開くアイコンをクリックします。

    カーネルリーダのプロパティが表示されます。

  5. 「メモリ使用統計情報」アイコンをダブルクリックします。

    コンテンツ表示に「メモリ使用統計情報」のプロパティテーブルが表示されます。

  6. 「% メモリ使用率」のテーブルセルを選択します。


    ヒント –

    テーブルセルを選択しても「属性」ボタンが選択不可の場合は、間違ってラベルセルを選択していないかどうか確認します。


  7. 「属性」ボタンをクリックします。

    「属性エディタ」ウィンドウが表示されます。

  8. 「アラーム」タブをクリックします。

    重大、注意、警告の各アラームのしきい値を定義する「アラーム」パネルが表示されます。

  9. 「重大しきい値 (>)」フィールドに 50 を入力します。

    指定した管理オブジェクトのメモリ使用量が 50% を超えると、重大アラームが生成されます。


    注 –

    この例では、便宜上アラームの生成を早くするために低いしきい値を使用しています。一般的には、次の条件に従って各重大度のアラームを生成します。

    • 使用量が 50% を超過すると警告アラーム

    • 使用量が 65% を超過すると注意アラーム

    • 使用量が 80% を超過すると重大アラーム


  10. 「了解」ボタンをクリックして変更を適用し、「属性エディタ」ウィンドウを閉じます。

    ほとんど直後に、テーブルの「% メモリ使用率」データフィールドが赤に変わります。さらに、オペレーティングシステム、カーネルリーダ、メモリ使用統計情報の各フォルダとアイコンに赤いアラームアイコンが表示されます。赤いアイコンが表示されない場合は、ご使用のシステムに黒い未確認開始状態のアラームがあるかどうか確認してください。

  11. 「詳細」ウィンドウの「アラーム」タブをクリックします。

    作成したアラームがアラームテーブルに表示されます。詳細は、第 12 章「アラームの管理」を参照してください。

  12. 「アラームの確認」ボタンをクリックして、このアラームに肯定応答してください。


    ヒント –

    「アラームの確認」ボタンはチェックマークの形をしています。


  13. 新規のアラームしきい値を作成して、これらの操作に慣れます。

    アラームを作成したあとは、ほかの Sun Management Center ユーザがアラームしきい値を変更できないように、セキュリティ (アクセス権) を設定することができます。セキュリティの詳細は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。


    注 –

    アラーム情報にすべてのアラームしきい値を含める必要はありません。たとえば、重大アラームのしきい値だけを作成することが可能です。


    上記の例では、値がアラーム制限を超過した場合にアラームを登録する状況を示します。その他の一般的なアラーム制限については、表 10–1 を参照してください。