サービス管理機能 (SMF) モジュールは、ホストで実行されているサービスを監視、表示します。サービスの現在の状態を確認できます。ただし、サービスのプロパティを作成、削除、変更することはできません。特定の条件が満たされている場合、ユーザはサービスを有効または無効にできます。詳細は、「サービスの有効化と無効化」を参照してください。
SMF モジュールは、各サービスについて次の詳細情報を提供します。
表 C–139 サービスの詳細
SMF の詳細は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「サービスの管理 (概要) 」および「サービスの管理 (手順)」を参照してください。
トポロジまたは階層表示をナビゲートして、サービス管理機能モジュールにアクセスします。
SMF モジュールにより、カテゴリに基づいてサービスが表示されます。表示されるサービスの詳細情報は、次のとおりです。サービスの開始日時、サービスの状態、FMRI (Fault Management Resource ID)、サービスの説明。
サービスを選択します。
マウスボタン 3 を押し、ポップアップメニューから「サービスの詳細」を選択します。
「検索表示」が開き、サービスの詳細、選択されたサービスの依存関係、選択されたサービスに依存するサービス、選択されたサービス内のプロセスが表示されます。
次の条件が満たされている場合、ユーザはサービスを有効または無効にできます。
/etc/user_attr ファイルで、サービス管理プロファイルが割り当てられている。
es-config -M smf -l <username> によって SMF モジュールへのローカルアクセス権が付与されている。この詳細は、『Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド』の第 9 章「Sun Management Center の管理」を参照してください。
選択されたサービスの FMRI は、/var/opt/SUNWsymon/cfg/smf-excl-d.dat ファイル内のサービスの FMRI とは一致しません。このファイルが空の場合は、任意のサービスを無効または無効にできます。
デフォルトでは、/var/opt/SUNWsymon/cfg/smf-excl-d.dat ファイルには、Sun Management Center サービス、物理または論理ネットワークサービス、Milestone サービス、ファイルシステムサービスなどの必須のサービスが含まれています。このモジュールを使用して、これらのサービスを無効にすることはできません。ただし、 smf-excl-d.dat ファイル内の該当するエントリを削除することによって、これらサービスを無効にすることはできます。
/var/opt/SUNWsymon/cfg/smf-excl-d.dat ファイルが存在しない場合は、いかなるサービスも有効にしたり、無効にしたりすることはできません。
目的のサービスが無効になっていることを確認します。エージェントサービスを無効にした場合、アプリケーションはハングアップします。その場合は、コマンド行からエージェントを再起動する必要があります。
トポロジまたは階層表示をナビゲートして、サービス管理機能モジュールにアクセスします。
サービスを選択します。
サービスを有効にするには、「サービス状態」リストから「online」を選択します。
サービスを無効にするには、「サービス状態」リストから「disabled」を選択します。
「サービス状態」フィールドでアラームを設定することができます。