Sun Management Center 製品のバージョン 3.6 では、次の点が大幅に変更されています。
Linux オペレーティングシステム (OS) でエージェントおよびコンソールレイヤが使用可能になりました。エージェントレイヤは、Red Hat, SuSE/JDS Linux カーネルのバージョン 2.4.20 以降で利用できます。付録 F 「Linux エージェントのサポート」 の、Linux エージェントがサポートするモジュール、アドオンおよびコマンドの一覧を参照してください。
Solaris 10 でハードウェアおよびソフトウェアフォルトに効果的に対処できるようになりました。フォルトレポートおよびメッセージアーティクルを表示できます。これについての詳細は、表 11–1 および 「フォルトマネージャモジュール、バージョン 1.0」 を参照してください。
Solaris 10 でホスト上で動作するサービスが監視可能になりました。サービスの詳細を表示したり、サービスを使用可能/使用不可にしたりできます。また、特定のサービスのプロセスを表示することもできます。この詳細は、表 11–1 および 「サービス管理機能モジュール、バージョン 1.0」を参照してください。
Solaris 10 の場合、Sun Management Center をインストールして設定すると、すべてのサービスが Service Management Facility (SMF) サービスとして実行されます。
Sun Management Center から Sun N1TM System Manager サーバ (System Manager) にアクセス可能です。このサーバが管理する一群のプロパティを監視することもできます。この詳細は、表 11–1 および 「Volume System Monitoring モジュール、バージョン 1.0」を参照してください。
Solaris 10 で大域ゾーン内のエージェントが構成可能です。これについての詳細は、『Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド』の「Sun Management Center によるゾーンの監視 (Solaris 10 のみ)」を参照してください。
Solaris 10 で Dynamic Tracing (DTrace) スクリプトが実行可能です。これについての詳細は、『Sun Management Center 3.6 System Reliability Manager ユーザーガイド』を参照してください。
SolarisTM Container Manager 3.6 によるリソース割り当て、サービスのパフォーマンス監視、アカウンティングが可能です。このアドオンのインストールおよび使用方法については、『Solaris Container Manager 3.6 インストールと管理』を参照してください。
SNMPv3 により Sun Management Center エージェントと他社製管理アプリケーションとの安全な通信が可能になりました。
コマンド行インタフェース (CLI) の機能が大幅に拡張されました。詳細は、第 20 章「コマンド行インタフェースの使用」 を参照してください。
Sun Management Center のマニュアルは、製品と一緒にインストールされません。マニュアルは、http://docs.sun.com/app/docs/coll/810.4 から入手できます。
このリリースでは、多数のバグおよび RFE (Request For Enhancement) に対処しています。