Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド

状態モニター

次の表は、状態モニターの複合規則をまとめています。

表 D–3 状態モニターの複合規則

規則の ID 

説明 

アラームの種類 

rhltm000

この規則は、十分なスワップ空間が存在するかどうかをチェックします。

重大、警告、注意 

rhltm001

CPU 電源は、CPU がロックの開放を待機するたびに消費されます。このイベントがカウントされるのは、カーネルがそのオペレーションの同期をとったり、複数の CPU が重要なコードやデータ領域を同時アクセスしないように相互排除ロックを使用するためです。

重大、警告、注意 

rhltm002

NFS RPCのタイムアウトは、呼び出しが再送信されたあとの重複応答と関係がある可能性があります。これらのタイムアウトは、ネットワークには問題がないがサーバの応答が遅いことを示します。

重大、警告、注意 

rhltm003

各 CPU はタイムスライスごとに実行待ち行列からジョブを 1 つ取り除くため、実行待ち行列の長さは CPU の数で分割されます。

重大、警告、注意 

rhltm004

ディスクがビジー状態であったり、処理が遅いと、システムスループットが低下し、ユーザ応答時間が長くなります。この規則は、負荷の均衡を調整し直すように読み込まれるディスクを特定します

重大、警告、注意 

rhltm005

参照されないページの常駐時間に基づく RAM 規則。この仮想メモリシステムは、アイドルページを探してほかの利用に開放するために走査を行う際にシステムはより多くのメモリを必要とすることを示しています。

危険、警告、注意 

rhltm006

この規則は、ログインまたはネットワーク接続に失敗する場合に発生するカーネルメモリの割り当ての問題に対応しています。考えられる原因は 2 つあります。カーネルがそのアドレス空間の限界に達したか、空きリストに割り当てられるページが存在しないかです。失敗が連続する場合は、見落とされやすい問題が発生していることを意味します。

危険、警告、注意 

rhltm007

ディレクトリパス名コンポーネントのグローバルキャッシュが存在します。このキャッシュは、ディレクトリ名ルックアップキャッシュ (DNLC) と呼ばれます。このキャッシュが存在しない場合には、正しいファイルを見つけるためにディレクトリエントリをディスクから読み取って走査する必要があります。 

危険、警告、注意