Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド

ProcedureSun 以外の管理ステーションで Sun Management Center SNMP MIB を使用する

手順
  1. MIB を事前処理します。

    一部の SNMP 管理ステーションは ASN.1 MIB を読み込み可能ですが、それ以外の管理ステーションについては、ASN.1 MIB を読み込み可能な形式に変換する必要があります。たとえば、MIB を Guidelines for the Description of Managed Objects (GDMO) 形式に変換するか、MIB コンパイラを使用してほかの中間形式を生成する必要があります。

  2. MIB を読み込みます。

    ASN.1 MIB を読み込むか、MIB 形式を Sun 以外の管理ステーション用に事前処理します。この事前処理では、Sun 以外の管理ステーションに、MIB で定義されたデータのレイアウトと構成の情報を提供します。

  3. MIB 情報を使用して、Sun Management Center のエージェントと対話します。

    MIB を Sun 以外の SNMP エージェントに読み込むと、Sun Management Center のエージェントと対話して MIB からデータを入手できるようになります。このとき、MIB-II プロキシモニタリングモジュールを読み込んで Sun Management Center のエージェントを使用可能にする必要があります。

    たとえば、MIB のいくつかの変数に SNMP Get コマンドを出すことができます。

    デフォルトでは、SNMPv1 コミュニティ public と SNMPv2 ユーザ名 public を使用して、Sun Management Center モジュールを SNMP Get コマンドに対応させます。ただし Sun Management Center モジュールの設定が異なる場合は、該当するコミュニティ名とユーザ名を使用して Sun Management Center エージェントと対話する必要があります。


    注 –

    Sun Management Center エージェントは SNMPv2 usec ベースのセキュリティで動作するため、エージェント上で実行する SNMP Set コマンドに影響があります。詳細は、SNMPv2 usec に関連した Request For Comments (RFCs) を参照してください。