Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

デフォルトのポート

Sun Management Center コンポーネントが使用するデフォルトポートは、システム上にすでにインストールされているほかのプロセスによって使用されている可能性があります。デフォルトのポート割り当てによって Sun Management Center をインストールすると、ポートの衝突が起きて Sun Management Center を起動できない場合があります。Sun Management Center の設定時には、各コンポーネントのポートがチェックされ、代替ポートまたはデフォルトポートを割り当てるよう求めるメッセージが表示されます。

次の表は、Sun Management Center コンポーネントと各コンポーネントのデフォルトポートの一覧です。特定のポートが使用中であるかどうかをチェックする方法については、「特定のポートが使用中であるかどうかを確認する」を参照してください。

表 9–3 Sun Management Center のデフォルトポートアドレス

レイヤー 

コンポーネント 

デフォルトポート番号 

エージェント 

エージェント

161 

サーバー 

トラップハンドラ

162 

サーバー 

イベントマネージャ

163 

サーバー 

トポロジマネージャ

164 

サーバー 

構成マネージャ

165 

サーバー 

プラットフォーム 

166 

高度なシステム監視アドオン 

システムイベントと構成監視コンポーネント cstservice

167 

サーバー 

エージェント情報をキャッシングするコンポーネント Metadata

168 

サーバー 

サーバー RMI

2099 

サーバー 

データベース

2521 

サーバー 

グループ化 

5600 

Tomcat 

Web サーバー 

8006 

サーバー 

Web サーバーのデフォルトポート

8080 

サーバー 

Web サーバーのセキュアポート

8443 

Procedure特定のポートが使用中であるかどうかを確認する

手順

    端末ウィンドウで、/bin/netstat -an | grep portnumber を入力します。ここで、portnumber は照会するポート番号です。次に例を示します。


    # /bin/netstat -an | grep 8443
    #
    • そのポートが使用されていない場合、上記のようにコマンド行プロンプトだけが返されます。

    • ポートが予約されているか、あるいは使用中の場合は、そのポートのステータスが返されます。次に例を示します。


      # /bin/netstat -an | grep 1161
      #       *.1161                                Idle
      # /bin/netstat -an | grep 8080
      # 172.16.0.0.8080         *.*                0      0 24576      0 LISTEN

      この例の 172.16.0.0 は、 netstat コマンドを入力したマシンの IP アドレスです。