Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

Procedurees-uninst を使用して Sun Management Center 2.x または 3.x をアンインストールする

次の手順では、Sun Management Center がデフォルトのディレクトリ /opt にインストールされていることを前提にしています。別のディレクトリにインストールした場合は、/opt の部分をそのディレクトリ名に置き換えてください。

手順
  1. Sun Management Center 2.x または 3.x サーバーがインストールされているマシンに、スーパーユーザーとしてログインします。

  2. T3 デバイスが存在する場合は、T3 デバイス構成情報を削除します。

    Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンをインストールしていない場合は、この手順を飛ばして、手順 3 に進みます

    Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンを使用して T3 ストレージデバイスを監視、管理している場合は、Sun Management Center をアンインストールする前に、T3 デバイス構成情報を削除します。es-uninst コマンドは、T3 デバイス構成情報を削除しません。

    T3 デバイス構成情報を削除するには、次のようにします。

    1. Sun Management Center エージェントを停止します。

      /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a コマンドを入力します。

    2. pre-uninstall スクリプトを実行して T3 デバイス構成の情報を削除します。

      /opt/SUNWsymon/addons/storage/sbin/pre-uninst.sh コマンドを入力します。

      T3 による syslog メッセージの送信を停止するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。y を入力します。続いて、T3 デバイスのルート (スーパーユーザー) パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。パスワードを入力します。

      T3 デバイスが T3 モジュールから削除されたことを伝えるメッセージが表示されます。

      • Sun Management Center 3.6 をインストールする前に pre-uninst.sh スクリプトを実行しなかった場合は、インストールした新しい Sun Management Center 3.6 を設定する前に、T3 構成情報を手作業で削除する必要があります。

      • pre-uninst.sh スクリプトを実行したあとで、インストールされている Sun Management Center 2.x または 3.x を残すことにした場合は、/opt/SUNWsymon/es-setup -F コマンドを入力して、T3 デバイスを再設定します。

    この時点で、Sun Management Center をアンインストールできます。

  3. Sun Management Center 2.x または 3.x をアンインストールするには、次のコマンドを入力します。


    # /opt/SUNWsymon/sbin/es-uninst
    
    • Sun Management Center 2.x または 3.x のアンインストールの場合は、ユーザーデータと構成データを保存するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。手順 7 に進みます。

    • Sun Management Center 3.6 のアンインストールの場合は、インストールされている製品の一覧が表示されます。

      続いて、Sun Management Center の本稼働環境、開発環境のどちらがインストールされているかにもとづいて、本稼働環境または開発環境をアンインストールするかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。

  4. アンインストールする Sun Management Center 3.6 製品を選択します。

    • 本稼働環境または開発環境とすべてのアドオンをアンインストールする場合は、y を入力します。

      すべての Sun Management Center 製品がアンインストールされることが通知され、選択を変更するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。手順 6 に進みます。

    • 1 つ以上のアドオンをアンインストールする場合は、n と入力します。

  5. アンインストールする Sun Management Center 3.6 アドオン製品を選択します。

    システムにインストールされているアドオンごとに、そのアドオンをアンインストールするかどうかを確認するメッセージが表示されます。

    インストールされているアドオンをアンインストールする場合は y、残す場合は n を入力します。

    選択を終了したところで、アンインストールの対象として選択した製品の一覧が表示され、選択内容を変更するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。

  6. 必要に応じ選択内容を変更します。

    • 選択を変更する場合は y を入力します。インストールされている製品の一覧が再度表示され、アンインストールの選択処理が繰り返されます。

    • アンインストール処理を継続する場合は n を入力します。ユーザーデータと構成データを保存するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。

  7. 必要に応じて、Sun Management Center のユーザーデータと構成データを保存します。


    注意 – 注意 –

    n を入力すると、現在の Sun Management Center のユーザーデータと構成データ (データベースを含む) が削除されます。また、セキュリティキーが上書きされるため、すべてのエージェントを正しく稼働させるためには、それらのエージェントをすべて設定し直す必要があります。


    • 以降のインストールまたはアップグレード用に管理ドメイン構成と /var/opt/SUNWsymon 内の独自のアラーム設定を残す場合は、y を入力します。

    • 既存のデータベースを破棄する場合は、n を入力します。

    アンインストールを継続するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。

  8. インストールプロセスを実行します。

    • 選択した製品をアンインストールする場合は、y を入力します。

      選択した製品がアンインストールされます。es-uninst の処理が完了すると、コマンドプロンプトに戻ります。

    • 選択した製品をアンインストールしない場合は、n を入力します。

      es-uninst スクリプトが終了して、コマンドプロンプトに戻ります。