Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

Java 環境変数とパス

Solaris システムで Sun Management Center 3.6 インストールウィザード、設定ウィザード、および Java コンソールを正しく稼働させるには、環境変数 JAVA_HOMEPATH を設定する必要があります。同様に、Sun Management Center の Java コンソールを Microsoft Windows で正しく稼働させるには、JDK ソフトウェアのパスを含むように Microsoft Windows の %PATH% を変更する必要があります。

環境変数とパスを正しく設定しないと、Sun Management Center 3.6 のインストールと設定は失敗します。

ProcedureSolaris プラットフォームで JAVA_HOMEPATH を設定する

JDK 1.3.1 または JDK 1.4 ソフトウェアがデフォルトの位置にインストールされている場合は、次の手順を行います。

手順
  1. su -root と入力することによって、スーパーユーザーとしてログインします。

  2. JAVA_HOME/usr/j2se を設定します。

    • C シェル環境の場合


      # setenv JAVA_HOME /usr/j2se
      
    • Bourne シェルまたは Korn シェル環境の場合


      # JAVA_HOME=/usr/j2se
      # export JAVA_HOME
      

    ヒント –

    .login または .cshrc ファイルに適切なステートメントを追加します。


  3. システムパスに /usr/j2se/bin を追加します。

  4. PATH/usr/bin の前に /usr/j2se/bin を入れます。

  5. PATH/usr/ucb の前に /usr/bin を入れます。

ProcedureMicrosoft Windows 98 で PATH を設定する

次の作業は、JDK 1.3.1 または JDK 1.4 ソフトウェアがデフォルトの場所 C:\j2sdkversion number (例: C:\j2sdk1.4) にインストールされていることを前提としています。

手順
  1. ファイル c:\autoexec.bat ファイルを編集します。

  2. PATH ステートメントに JDK bin ディレクトリの場所を追加します。

    たとえば、autoexec.bat ファイルの PATH ステートメントが PATH=c:\windows;c:\windows\command の場合、PATH ステートメントは PATH=c:\windows;c:\windows\command;c:\j2 version-number\bin になります。ここで、 version-number は JDK のバージョンです。

    次に例を示します。

    PATH=c:\windows;c:\windows\command;C:\j2sdk1.4\bin

    PATH ステートメント内の各ディレクトリは、このようにセミコロンで区切ってください。

  3. ファイルを保存して終了します。

ProcedureMicrosoft Windows NT または Microsoft Windows 2000 で PATH を設定する

手順
  1. 「スタート」、「設定」、「コントロールパネル」の順に選択します。

  2. 「システム」をダブルクリックします。

  3. Microsoft Windows NT の場合は、「環境」タブを選択します。Microsoft Windows 2000 の場合は、「詳細」タブを選択して、「環境変数」を選択します。

    「環境変数」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ユーザ環境変数」と「システム環境変数」でパスをクリックします。

  5. 「編集」をクリックします。

    「システム変数の編集」ウィンドウが表示されます。


    注 –

    「システム変数の編集」ウィンドウに、環境変数 %SystemRoot% を使用した Microsoft Windows ルートディレクトリが表示されます。


  6. PATH ステートメントに JDK bin ディレクトリの場所を追加します。

    たとえば、「システム変数の編集」ウィンドウに表示される PATH ステートメントが %SystemRoot%\system32;%SystemRoot% の場合、新しい PATH ステートメントは %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;c:\j2 version-number\bin になります。ここで、version-number は JDK のバージョンです。

    次に例を示します。

    %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;c:\j2sdk1.4\bin

    PATH ステートメント内の各ディレクトリは、このようにセミコロンで区切ってください。

  7. 「OK」をクリックして各ウィンドウを 1 つずつ閉じます。

ProcedureLinux で PATH を設定する

手順
  1. ホームディレクトリに移動します。

    cd $HOME

  2. .bashrc ファイルを開きます。

  3. ファイルに次の行を追加します。JDK directoryの部分を Java インストールディレクトリに置き換えます。

    export PATH=/usr/java/<JDK Directory>/bin:$PATH

  4. ファイルを保存して終了します。

    .bashrc を強制的に再読み込みさせるには、source コマンドを使用します。通常、このファイルはログインしたときにのみ読み込まれます。

    source .bashrc


    注 –

    すべてのユーザーに対して PATH を設定する場合は、bash シェルでスーパーユーザーとしてログインしてから、home ディレクトリにある .bashrc ファイルではなく、etc ディレクトリにある .profile ファイルに対して上記の作業を行う必要があることに注意してください。