Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

Microsoft Windows 98 のスワップ領域と環境領域

Microsoft Windows 98 は、Sun Management Center 3.6 コンソールを稼働させるために最小 768M バイトのスワップ領域または仮想メモリーを必要とします。さらに、Microsoft Windows 98 と Sun Management Center の環境変数で 4096 バイトの環境領域を必要とします。スワップ領域と環境領域が正しく設定されていないと、Sun Management Center のインストールが失敗し、マシンの環境領域が足りなくなる可能性があります。次に示す手順で、Microsoft Windows 98 の最小のスワップ領域と環境領域を設定してください。


注 –

次の手順が該当するのは Microsoft Windows 98 だけです。Microsoft Windows NT と Microsoft Windows 2000 の場合、最小のスワップ領域と環境領域を設定する必要はありません。


ProcedureMicrosoft Windows 98 の最小のスワップ領域サイズを設定する

手順
  1. administrator、または完全な管理権限を持つユーザーアカウントでログインします。

  2. 「スタート」、「設定」、「コントロールパネル」の順に選択します。

  3. 「システム」アイコンをダブルクリックします。

    「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されます。

  4. 「パフォーマンス」タブを選択します。

    「詳細設定」ウィンドウが表示されます。

  5. 「仮想メモリ」を選択します。

  6. 「自分で設定する」を選択します。

  7. 「最小」フィールドに 768 と入力します。

    「最大」フィールド内の値は、システム RAM の全容量の 3 倍以上でなくてはなりません。

    たとえば、使用している Microsoft Windows 98 マシンの RAM サイズが 512M バイト の場合、「最大」フィールドの値は 1536 となります。

  8. 「OK 」をクリックします。

    「仮想メモリの設定の確認」ダイアログボックスが表示されます。

  9. 「仮想メモリの設定の確認」ダイアログボックスで「はい」をクリックします。

    ダイアログボックスが閉じます。

  10. 「システムのプロパティ」ウィンドウで「閉じる」をクリックします。

    「システムのプロパティ」ウィンドウが閉じ、システムを再起動するかどうかのプロンプトが表示されます。

  11. 「はい」をクリックしてシステムを再起動します。

    指定した仮想メモリー設定は、システムの再起動が終了した時点で適用されて使用されます。

ProcedureMicrosoft Windows 98 の最小の環境領域サイズを設定する

手順
  1. ファイル config.sys 内に次の行が存在しない場合はこの行を追加します。

    SHELL=C:\COMMAND.COM /P /E:4096
  2. ファイル config.sysshell 行を追加したか、あるいは既存の shell 行を変更した場合は、システムを再起動します。