はじめに

『Sun Management Center 3.6 System Reliability Manager ユーザーガイド』では、System Reliability Manager のモジュールを使用する方法について説明します。

対象読者

このマニュアルは、Sun^TM Management Center 製品に精通しているユーザーを対象としています。したがって、Sun Management Center に特有の用語および概念については説明していません。Sun Management Center の詳細は、『Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド』を参照してください。

内容の紹介

このマニュアルでは、System Reliability Manager の一部であるモジュールについて説明します。次の章で構成されます。

• 第 1 章「System Reliability Manager のインストールと設定」では、System Reliability Manager ソフトウェアのインストールと設定方法について説明します。

• 第 2 章「OS クラッシュダンプアナライザ」では、システムクラッシュの解析方法を説明します。OS クラッシュダンプアナライザにより、オペレーティングシステムのクラッシュダンプを検知し、それに含まれるデータを解析できます。

• 第 3 章「ファイルの監視」では、ファイルの変更を監視する方法を説明します。ファイルの監視モジュールにより、レコードの追加、削除、および変更についてファイルを監視できます。

• 第 4 章「パッチの監視」では、推奨パッチについてシステムを監視する方法を説明します。パッチの監視モジュールは、推奨パッチについてのアラームを生成します。

• 第 5 章「スクリプトリポジトリモジュールおよびスクリプト起動用ウィンドウモジュール」では、スクリプトの管理と実行方法を説明します。スクリプトリポジトリモジュールとスクリプト起動用ウィンドウモジュールにより、エージェントでスクリプトを実行できます。

• 第 6 章「インストール済みパッケージの検査モジュール」では、パッケージの状態を検査する方法を説明します。インストール済みパッケージの検査モジュールにより、システム上のパッチとパッケージを管理できます。

• 付録 A 「コマンド行からの System Reliability Manager のインストール」には、コマンド行からのソフトウェアのインストールと設定手順がまとめられています。

製品情報

Sun Management Center 3.6 ソフトウェアおよび System Reliability Manager アドオン製品の最新情報は、http://www.sun.com/sunmanagementcenter/ から入手できます。

Sun Management Center 3.6 製品には、オープンソースソフトウェアが含まれています。オープンソースソフトウェアのライセンス条項、帰属、著作権の内容などを確認するには、媒体に提供されている copyright ファイルを参照してください。

UNIX コマンド

このマニュアルでは、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成など、UNIX^® の基本的なコマンドや手順については説明しません。このような情報については、次のマニュアルを参照してください。

• 『Solaris Handbook for Sun Peripherals』

• Solaris オペレーティング環境のオンラインマニュアル

• システムに付属するその他のソフトウェアマニュアル

Sun のオンラインマニュアル

docs.sun.com^SM では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。

Sun のマニュアルの注文方法

Sun Microsystems は製品の印刷されたマニュアルを提供しています。それらのマニュアルの一覧と注文方法については、http://docs.sun.com の「Buy printed documentation」を参照してください。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

コマンド例のシェルプロンプト

以下の表に、C シェル、Bourne シェル、および Korn シェルのデフォルトのシステムプロンプト、およびスーパーユーザーのプロンプトを紹介します。