Sun Management Center 3.6 System Reliability Manager ユーザーガイド

ファイルの監視モジュールのアクセスと使用

この節では、ファイルの監視モジュールのアクセス方法と使用方法について説明します。

Procedureファイルの監視モジュールにアクセスする

手順
  1. ファイルの監視モジュールをロードします。

    モジュールのロード方法については、『Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド』を参照してください。

  2. 階層ウィンドウで、「ローカルアプリケーション」をダブルクリックします。

    カテゴリが展開されます。

  3. 「ファイルの監視」をダブルクリックします。

    コンテンツウィンドウに「ファイルの監視」アイコンが表示されています。

  4. 次のいずれかの方法を使用して、ファイルの監視テーブルにアクセスします。

    • 「ファイルの監視」オプションをダブルクリックする。

    • コンテンツウィンドウで、「ファイルの監視」アイコンをダブルクリックする。

    右区画に監視ファイルテーブルとファイル変更テーブルが表示されます。

    ファイルの監視テーブルが表示されているモジュールブラウザ。これは図に関する説明です。

Procedure監視ファイルリストに新しいファイルを追加する

手順
  1. 監視ファイルテーブルをまだ表示していない場合は、表示します (「ファイルの監視モジュールにアクセスする」を参照)。

  2. 監視ファイルテーブルのヘッダーまたは選択した任意の行でマウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. 「新規行」を選びます。

    このコマンドはファイルを追加します。

  4. 次の属性値を指定して、監視ファイルの形式を指定します。

    フィールド 

    説明 

    ファイル 

    ファイル名。 

    フルパス 

    ファイルの完全なパス。 

    区切り記号 

    区切り文字の種類。 

    ファイルコメント文字 

    コメント行を区切る文字の種類。指定可能な値は、tabcolonsemicolon commahash、および pipe です。

    フィールド数 

    各ファイルエントリのフィールド数。 

    キーフィールド数 

    キーを構成するフィールド数。キーは、レコードの先頭にあると見なされます。 

    フィールド名 

    ファイル内の異なるカラムの意味のある名前。 

    値非表示フラグ 

    次の値が可能です。 

    • FALSE = 値を表示する。

    • TRUE = 値を表示しない。この設定は、権限を持たないユーザーによる情報参照を防止するのに使用されます。

    追加の重要度 

    情報、警告、エラー、なし 

    削除の重要度 

    情報、警告、エラー、なし 

    変更の重要度 

    情報、警告、エラー、なし 

    認証スクリプト 

    ファイルの妥当性の検証に使われる検証スクリプトのパス。 

    レコード形式 

    レコード形式 (fileparse のみが必須の検証スクリプトとして指定されている場合)。

    終了コード 

    スクリプトが終了したときにそのスクリプトによって返される数字。 

    イベントの監視 

    ファイルのファイル監視モードの状態。次の値が可能です。 

    • On = イベント監視が有効。

    • Off = イベント監視が無効。

Procedureファイル情報を変更または編集する

手順
  1. 監視ファイルテーブルをまだ表示していない場合は、表示します (「ファイルの監視モジュールにアクセスする」を参照)。

  2. ファイル名を表示している行でマウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. ポップアップメニューから「行の編集」を選択します。

  4. ファイルのパス名およびレコード形式の定義を変更します。

  5. 「了解」をクリックします。

Procedure監視ファイルリストからファイルを削除する

ファイルの監視を止める場合は、監視ファイルリストからファイルを削除する必要があります。

手順
  1. 監視ファイルテーブルをまだ表示していない場合は、表示します (「ファイルの監視モジュールにアクセスする」を参照)。

  2. ファイル名を表示している行でマウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. ポップアップメニューから「行の削除」を選択します。

    このオプションは、監視ファイルリストからファイルを削除します。


    注 –

    監視ファイルリストからファイルが削除されると、以前にそのファイルで検知されたイベントは、自動的にイベントログから削除されます。これらのイベントは、引き続きファイル変更テーブルに表示されます。ファイル変更テーブルの消去方法については、「ログにイベントをダンプする」を参照してください。


Procedureイベント監視を無効にする

イベント監視の状態は、監視ファイルテーブルの末尾のカラムに表示されます。値「on」は、イベント監視が有効であることを示します。値「off」は、イベント監視が無効であることを示します。Sun Management Center 3.6 の「ジョブの管理」機能を使用して、データプロパティタスクを作成し、「イベントの監視」ノードを on または off に設定することもできます。ノードの値を on または off 以外の値に設定すると、タスクが失敗します。

手順
  1. 監視ファイルテーブルをまだ表示していない場合は、表示します (「ファイルの監視モジュールにアクセスする」を参照)。

  2. 「イベントの監視」という見出しの表カラムで、該当する表セルをクリックします。

    ウィンドウ下部にあるスクロールバーを使用して、必要に応じて「イベントの監視」カラムを表示します。

    表セルがドロップダウンメニューになり、オプションの on と off が表示されます。

  3. イベント監視を有効にする場合は on を選択し、無効にする場合は off を選択します。

    警告ダイアログが表示され、変更の確認が求められます。

  4. 「了解」をクリックして確認します。

    そのファイルのイベント監視状態が変更されました。

Procedureログにイベントをダンプする

ファイル変更テーブルは、イベントがログにダンプされると消去されます。

手順
  1. ファイル変更テーブルをまだ表示していない場合は、表示します (「ファイルの監視モジュールにアクセスする」を参照)。

  2. イベントを消去するファイル名を表示している行上で、マウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. 「ログするイベントをダンプ」を選択します。

    イベントは、ログディレクトリ内の events_timestamp.log ファイルに保存されます。その後、検索表示がログファイルの場所を示します。