Sun Management Center 3.6 System Reliability Manager ユーザーガイド

結果テーブル

結果テーブルには、現在実行中または最近終了したすべてのスクリプトがリストされます。このテーブルには、次の情報が含まれています。

結果テーブルの各行に、スクリプトの実行中に渡された引数、スクリプトによって生成された結果、およびスクリプトの終了コードが含まれています。また、結果テーブルは、現在の実行情況、開始と終了のタイムスタンプに関する情報を提供します。

結果テーブルには、次の表に示すような属性があります。

表 5–3 結果テーブルの属性

属性 

説明 

実行インデックス 

スクリプトに関連付けられる一意の識別子。値は、増分する整数を持つ起動名を付加することで取得します。整数は 0 から始まります。 

引数 

スクリプトが起動されたときに渡された引数。 

終了コード 

スクリプトの実行が終了した理由。次の値を取り得ます。 

  • None – スクリプトは初期化中または実行中の状態です。

  • Halted – スクリプトは異常終了しました。

  • Successful – スクリプトが正常に終了しています。

  • Failed – スクリプトがエラーで終了しています。

結果ログ 

ログファイルへのパス。 

実行制御 

この行によって定義されたスクリプト実行の希望する状態 (abort または noop)。 

実行状態 

スクリプトの実行状態。次の値が可能です。 

  • Initializing – スクリプトは初期化中です。

  • Running – スクリプトは実行中です。

  • Not Running – 正常に終了、失敗、あるいは異常終了すると、スクリプトはこの状態になります。スクリプトが Not Running である原因は、Exit Code フィールドに表示されます。

エラーログ 

ログファイルへのパス。 

開始時間 

実行が開始された日付と時刻。 

終了時間 

実行が終了した日付と時刻。 

寿命 (秒) 

スクリプトが実行できる時間長。指定した時間を越えてもスクリプトが終了しない場合は、自動的に強制終了されます。 

有効期間 (秒) 

スクリプトが終了した後、この行が結果テーブルに留まることができる時間長。スクリプトが起動されたときは、この属性は起動テーブルの「有効期間 (秒)」フィールドの値になります。スクリプトが Not Running 状態になり、「有効期間 (秒)」を超えるとスクリプトエントリは結果テーブルから削除されます。 

Procedure結果テーブルから結果を表示する

手順
  1. 「スクリプトリポジトリモジュールにアクセスする」の説明に従って、結果テーブルにアクセスします。

  2. 結果テーブルで、実行中のスクリプトエントリ上でマウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. 「結果ログを表示」を選択して、選択した実行中のスクリプトに対応する結果ログファイルを表示します。

    検索表示ウィンドウが表示されて、結果ログが表示されます。


    注 –

    コマンド行からログファイルにアクセスすることもできます。ログファイルは、/var/opt/SUNWsymon/SysMgmtPack/script-launcher/scripts/ UserName/logs ディレクトリに保存されます。ログファイル名には、実行中のインスタンス名が含まれるため、ユーザーが同じスクリプトを何度か実行した場合に、現行のログファイルがどれか識別できます。


Procedure結果テーブルから行を削除する

手順
  1. 「スクリプトリポジトリモジュールにアクセスする」の説明に従って、結果テーブルにアクセスします。

  2. 結果テーブルの行上でマウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. 「行の削除」を選択します。

    ダイアログボックスが表示され、削除操作の確認または取り消しを行います。

  4. 「はい」をクリックして削除します。

    行が削除されると、結果テーブルが自動的に更新されます。