『Solaris Container Manager 3.6 インストールと管理』では、Container Manager を使ってコンテナを作成、使用、および管理する方法について説明します。
この製品のバージョン 1.0 は、N1TM Grid Console - Container Manager という名前でした。
SolarisTM リリース 10 は、SPARC® および x86 ファミリのプロセッサアーキテクチャー (UltraSPARC®、SPARC64、AMD64、Pentium、Xeon EM64T) を使用するシステムをサポートします。サポートされているシステムについては、Solaris 10 Hardware Compatibility List (http://www.sun.com/bigadmin/hcl) を参照してください。本書では、異なるプラットフォーム間の実装の違いについても言及します。
本書では、「x86」という用語は AMD64 あるいは Intel Xeon/Pentium 製品系列と互換性のあるプロセッサを使用して製造された 32 ビットおよび 64 ビットシステムを意味します。サポートされるシステムについては、Solaris 10 Hardware Compatibility List を参照してください。
本書は、SunTM Management Center 製品に精通しているユーザーを対象とします。したがって、本書では、Sun Management Center に関連する多くの用語や概念について説明していません。Sun Management Center については、『Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド』 および『Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド』を参照してください。
本書では、Container Manager ソフトウェアのインストールと使用方法について説明します。
第 1 章「Solaris Container Manager 3.6 の紹介」では、Container Manager の概要を示します。
第 2 章「Container Manager のインストールと設定」では、インストールと設定の方法を示します。
第 3 章「コンテナの概要と製品の起動」では、コンテナモデルと製品の起動方法について説明します。
第 4 章「プロジェクトの管理」では、プロジェクトを作成、使用、および管理する方法を示します。
第 5 章「リソースプールの管理」では、リソースプールを作成、使用、および管理する方法を示します。
第 6 章「ゾーンの管理」では、ゾーンを作成、使用、および管理する方法を示します。
第 7 章「アラームの管理」では、アラームの使用方法を示します。
第 8 章「レポートの作成と拡張アカウンティングデータの使用」では、レポートの作成方法を示します。
付録 A 「コマンド行インストール」 では、コマンド行を使用してインストールと設定を行う方法を示します。
用語集では、本書で使用する用語と、その定義を説明します。
次のマニュアルや書籍では、Container Manager ソフトウェアを使うときに役立つ概念について説明しています。
『Solaris Resource Manager 1.3 のシステム管理』
『Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)』
『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』
David Hornby、Ken Pepple 共著『Consolidation in the Data Center』(Sun Blueprints)
Sun ホワイトペーパー『Consolidating Oracle RDBMS Instances Using Solaris Resource Manager Software』
Sun Management Center ソフトウェアとアドオン製品の最新情報については、http://www.sun.com/solaris/sunmanagementcenter を参照してください。
docs.sun.comSM では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。
Sun Microsystems は製品の印刷されたマニュアルを提供しています。それらのマニュアルの一覧と注文方法については、http://docs.sun.com の「印刷された文書の購入」を参照してください。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、 rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
以下の表に、C シェル、Bourne シェル、および Korn シェルのデフォルトのシステムプロンプト、およびスーパーユーザーのプロンプトを紹介します。
表 P–2 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
---|---|
C シェル |
machine_name% |
C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |