この節では、一般的な CLI の手順について説明します。
コンソールがデフォルトの /opt ディレクトリにインストールされていない場合、CLI アプリケーションは起動しません。この場合は、次のいずれかの方法で CLI アプリケーションを起動してください。
インストール後、 cli.properties ファイル内の該当アドオンの場所を、適切なインストール場所を指し示すように変更する。
/opt/SUNWsymon/cli/addons ディレクトリを作成する。
対話型セッションを開始するには、コマンド /opt/SUNWsymon/sbin/es-cli を入力し、使用するグローバルパラメータがある場合は、それらパラメータも入力します。
CLI プロンプト (>) に対して login と入力します。
Host プロンプトに対して、接続先のホスト名を入力します。
Login プロンプトに対してユーザーのログイン名、Password プロンプトに対してパスワードをそれぞれ入力します。
手順 1 から 手順 4 の入力例を示します。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-cli parameters > login Host: myhost Login: mylogin Password: mypassword Login is successful. > |
CLI をバッチモードで起動する場合は、あらかじめ用意された CLI コマンドファイルを入力として使用し、次のコマンドを指定します。/opt/SUNWsymon/sbin/es-cli -b file
Sun Management Center のコンソールレイヤーをインストールしたら、CLI フォルダにある es-cli をダブルクリックします。
CLI 画面が表示されます。
login コマンドを入力します。
ログインプロセスプロンプトが表示されたら、目的のホスト名とユーザーのログイン名を入力します。
次の例では、seattle がホストで susan がログイン名です。
> login Host: seattle Login: susan Password: > |
CLI の全コマンドのヘルプリストにアクセスするには、CLI プロンプトで help と入力します。
特定コマンドの詳細な説明を参照するには、help に続けてコマンド名を入力します。
たとえば、getLoadedModules コマンドの詳細ヘルプにアクセスするには、次のように入力します。
> help getLoadedModules |
画面サイズを定義するには、height パラメータに表示する行数を設定します。
たとえば高さ 20 行の画面を定義する場合は、次のように入力します。
> set height=20 |
一度に 1 ページずつ出力を表示できるようにするには、more パラメータに on を設定します。
> set more=on |
log パラメータに、コマンドの記録先ファイル名を設定します。
> set log=/home/examples/log.3c254030 |
log パラメータの設定後は、後続のオブジェクトがすべてファイルの後ろに追加されます。ファイルが存在しない場合は、新たに作成されます
このファイルは上書きされないため、複数のレコードを新規に作成する場合は、必ずファイルも作成してください。
記録を停止するには、log パラメータを付けて unset コマンドを使用します。
> unset log |
コマンド出力をファイルに記録するには、o パラメータに出力ファイル名を設定します。
> set o=/home/examples/output.3c254030 |
記録を停止するには、o パラメータを付けて unset コマンドを使用します。
> unset o |
CLI セッションを終了するには、exit と入力します。
> exit |