Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド

Procedureモジュールタスクを作成する

モジュールタスクは、モジュール群の処理をスケジュール設定します。次に、処理の内容を示します。


注 –

単一のモジュールタスクには、複数モジュールのモジュール処理を含めることができます。


  1. 「新しいタスク」ウィンドウの「タスク名」フィールドにタスクの名前を入力します。

    タスク名は、タスクの内容を説明するものにします。たとえば、特定のモジュールを読み込むタスクであれば、「Load Directory Monitoring Module」のようにします。

  2. 「タスクタイプ」メニューから「モジュール」を選択します。

  3. 「モジュール」メニューからモジュール名を選択します。

    選択したモジュールがマルチインスタンスモジュールの場合、モジュールインスタンス名を入力するウィンドウが表示されます。

    インスタンス名は、特定のモジュールまたはモジュール内の行を識別するために、Sun Management Center のエージェント内で使用されます。同一モジュールの複数インスタンスを読み込む場合は、インスタンスごとに固有の名前を指定する必要があります。

    インスタンス名は単一ワード (英数文字列) で表します。また、アンダーバー (_) 以外の特殊記号は使用できません。

  4. このモジュールに対して実行する処理を「モジュール処理」メニューから選択します。

    指定したモジュールの現在の状態に応じて、次のいずれかの処理を選択します。

    • なし – 選択したモジュールのセキュリティー設定を変更します。

    • モジュールの読み込み – モジュールを読み込みます。

    • モジュールの有効化 – モジュールを使用可能にします。

    • モジュールの無効化 – モジュールを使用不可にします。

    • モジュールの読み込み解除 – モジュールを読み込み解除します。

    モジュールタスクテーブルの右横にあるボタンで、処理をアクティブ (ボールド) にするか非アクティブ (グレー) にするかを決定します。またモジュールの読み込みを選択すると、「パラメータの読み込み」ウィンドウが自動的に表示されます。

    • パラメータの読み込み – 選択された処理が「モジュールの読み込み」のときアクティブになります。

    • スケジュールの設定 – 選択された処理が「モジュールの読み込み」または「モジュールの有効化」のときアクティブになります。

    • セキュリティーの設定 – 選択された処理が「モジュールの読み込み」または「なし」のときアクティブになります。

    • エントリの削除 – 常にアクティブになります。

  5. モジュールに対して読み込みパラメータを定義するには、「パラメータの読み込み」ボタンをクリックします。

    「モジュールローダ」ウィンドウが表示されます。選択されたモジュールに関する適切な情報が表示されます。詳細は、第 11 章「モジュールの管理」を参照してください。


    注 –

    のボタンは、選択された処理が「モジュールの読み込み」のときにのみアクティブになります。


  6. 要求されたモジュール処理の実行時間を設定するには、「スケジュールの設定」ボタンをクリックします。

    「スケジューラ」ウィンドウが表示されたら、モジュールの読み込みと有効化のスケジュールを定義します。詳細は、「ジョブをスケジュールする」を参照してください。


    注 –

    「ジョブの管理」ウィンドウでは、 タスク全体の実行スケジュールを設定することもできます。「スケジューラ」ウィンドウは、モジュールタスクのスケジュール設定とジョブのスケジュール設定で若干異なります。たとえば、モジュールタスクでは終了時間の指定が必須で、使用する「繰り返し間隔」値も多少異なります。

    ボタンは、選択された処理が「モジュールの読み込み」または 「モジュールの有効化」のときアクティブになります。


  7. 指定されたモジュールのセキュリティーパラメータを定義するには、「セキュリティーの設定」ボタンをクリックします。

    「属性エディタ」ウィンドウが表示され、選択したデータプロパティーに従ってタブが表示されます。モジュールに関する現在のセキュリティー情報が表示されます。属性エディタの詳細は、第 10 章「データプロパティー属性の監視」を参照してください。セキュリティーの詳細は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティー」を参照してください。


    注 –

    このボタンは、選択した処理が「モジュールの読み込み」または「なし」のときアクティブになります。


  8. (省略可能) モジュールタスクには複数モジュールの処理が含まれるため、上述した 5 つの手順を繰り返して、対象タスクの全モジュールと関連処理を定義します。


    ヒント –

    モジュールリストからモジュールと関連処理を削除する場合は、モジュールを選択して「エントリの削除」をクリックします。


  9. (省略可能) タスクの内容を入力します。

  10. タスクの定義を確認する場合は、「タスクの追加」をクリックします。

    「新しいタスク」ウィンドウを表示したまま、追加のタスクを定義します。

    別のタスクを定義するために既存タスクのデータを消去する場合は、「フォームをリセット」をクリックします。

  11. 定義が終了したら、「閉じる」をクリックして「新しいタスク」ウィンドウを閉じます。