次の表は、本製品をインストールする前に確認しておくべき情報をまとめています。
表 1–1 インストールの前に必要な情報
項目 |
説明 |
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環境 |
製品をハードウェアの監視、管理に使用する場合は、「本稼働環境」を選択します。 製品と連携するモジュールを開発、テストする場合は、「開発環境」を選択します。開発に使用するマシンは、サーバー、エージェント、コンソールレイヤー、およびアドオンのインストールに必要な最小限のハードウェアおよびソフトウェア要件を満たしている必要があります。 注 – 開発環境をインストールする場合は、独立した専用のマシンにインストールすることを推奨します。開発環境のマシンには、サーバー、エージェント、およびコンソールレイヤーが自動的にインストールされます。 |
ベースレイヤー (コンポーネント) |
サーバーやエージェント、コンソールなどのコンポーネントをインストールするマシンを決定します。 |
言語 |
必要に応じて、追加言語 (フランス語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、日本語) を決定します。 Sun Management Center 3.6.1 のマニュアルは媒体では提供されません。http://docs.sun.com から、英語およびサポートされている言語のマニュアルを入手してください。 |
アドオン製品 |
アドオン製品に付属している追補マニュアルに目を通し、どのアドオンをインストールするか決定してください。アドオンの追補マニュアルの一覧は、「Sun Management Center 関連のマニュアルリソース」を参照してください。 アドオン製品は、サーバーと同じマシンにインストールします。 |
必要なディスク容量 |
デフォルトの /opt ディレクトリに十分なディスク容量がない場合は、次の調整のいずれかが必要になることがあります。
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スーパーユーザーとして各マシンで、/var/opt と /opt/SUNWsymon ディレクトリへの書き込み権が必要です。また、chmod などのコマンドを実行する権限も必要です。 |
製品およびそのアドオンをインストールしたら、それらの設定を行う必要があります。次の表は、製品の設定の前に用意しておく必要がある情報をまとめています。
表 1–2 設定の前に必要な情報
項目 |
説明 |
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Sun Management Center サーバーマシンで Sun Management Center 管理者を割り当てるには、有効な Solaris ユーザー名または Linux ユーザー名が必要です。 |
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Sun Management Center は、サーバーとエージェント間の通信に 2 種類のアドレス指定、IP アドレス指定とネットワークアドレス変換 (NAT) を使用します。次の情報を確認してください。
詳細は、付録 D 「ネットワークアドレス変換 (NAT)」を参照してください。 |
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Sun Management Center では、プロセス間の通信のために暗号化されたセキュリティーキーが必要です。このセキュリティーキーは、管理者が指定する一意のパスワードにもとづいて生成されます。 このパスワードは厳重に保管してください。Sun Management Center のインストールを変更する場合は、このパスワードが必要となります。 |
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Sun Management Center には、セキュリティー保護のために SNMPv1 コミュニティー文字列が必要です。デフォルトは public ですが、public よりも安全性の高いカスタム文字列を指定することもできます。 SNMPv1 文字列は厳重に保存してください。Sun Management Center インストールを変更する場合は、SNMPv1 セキュリティー文字列が必要となります。 |
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Sun Management Center Web サーバーは、暗号化されたセキュリティーキーを必要とします。このセキュリティーキーは、組織名と場所にもとづいて生成されます。 組織名と場所は厳重に保存してください。Sun Management Center Web サーバーを変更する場合に、この情報が必要となります。 |
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ポート |
次に示すポートの割り当てを決定してください。
詳細は、「デフォルトのポート」を参照してください。 |