ここで説明する事項には、前提条件やヒント、障害追跡に関するヒント、バグなど、ユーザーが知っておくべき情報が含まれています。バグは、これらの情報のサブセットです。バグには追跡番号が割り当てられており、この番号は括弧で囲って記載されています。バグおよびパッチに関する最新情報は、SunSolveSM Web サイト、http://sunsolve.sun.com をご覧ください。
回避策: es-config コマンドを使用して、エージェントの SNMP ポートを変更してください。
Java Console で「ヘルプ」ボタンをクリックすると、Sun Management Center 3.6.1 Document Collection ではなく、 Sun Management Center 3.6 Document Collection が参照されます。
回避策: Java Console のヘルプの場合は、/var/opt/SUNWsymon/cfg/javaconsole.properties ファイルをエディタで開いて、sunmc.docs.path エントリを次のように変更してください。
sunmc.docs.path=docs.sun.com/app/docs/coll/810.8?
Web Console のヘルプの場合は、/opt/SUNWsymon/web/console/smwebconf/smwebconf.properties ファイルをエディタで開いて、sunmc.docs.path エントリを次のように変更してください。
sunmc.docs.path=docs.sun.com/app/docs/coll/810.8?
回避策: ホストの「詳細」ウィンドウを開き直してください。「ハードウェア概要」テーブルが表示されます。
「詳細」ウィンドウの「ハードウェア」タブのシステムの物理表示に、現在の表示に関係のない正面表示が設定されます。また、履歴にも正面表示だけ示されます。
回避策: なし
Solaris x86 または Linux エージェントを CLI/GUI インストーラまたは「エージェント更新」でアップグレードしたとき、トポロジに最新情報が反映されません。
回避策: エージェントをアップグレードしたあとに、トポロジオブジェクトを手動で変更してください。
Solaris SPARC システムの場合、「エージェント更新」で X86/X64 構成リーダーアドオンを含むイメージを作成できます。ただし、このアドオンは、Solaris SPARC システムにインストールされません。
回避策: Solaris SPARC システム用イメージを作成するときに、該当するアドオンだけを選択してください。
システムの再起動後、Sun Management Center サービスが実行を開始しようとするときに、cryptosvc サービスと kcfd デーモンに制御が渡り、/var/adm/messages にエラーが記録されます。
次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Oct 3 18:16:09 atqa32 lomv: 10/3/2005 23:16:9 GMT LOM time reference |
Oct 3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF object failed |
Oct 3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF object failed |
Oct 3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11: /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See cryptoadm(1M). Skipping this plug-in. |
Oct 3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11: /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See cryptoadm(1M). Skipping this plug-in. |
Oct 3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog Oct 03 18:16:13 cfgserver Unable to get pkcs session. Can not initialize snmp engine |
Oct 3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog Oct 03 18:16:13 cfgserver *** terminating execution *** |
回避策: システムを再起動する前に、es-stop -A ですべての Sun Management Center サービスを停止してください。システムが再起動すると、すべてのサービスがエラーなしで実行開始します。
Solaris 10 の場合、起動中、Sun Management Center エージェントのサービスは停止されます。
次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 985908 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 metadata {received software termination signal} |
Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 122441 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 metadata *** terminating execution *** |
Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 652029 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 event {received software termination signal} |
Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 721961 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 event *** terminating execution *** |
Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 651061 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 agent {received software termination signal} |
Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 891934 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 agent *** terminating execution *** |
回避策: システムを再起動する前に es-stop -A ですべてのサービスを停止してください。この場合、syslog ファイルにエラーメッセージは記録されません。
次の条件が存在すると、Sun Management Center データベースでホストエントリが重複することがあります。
インストール後に IP アドレスが変更された。
インストール後にホスト名が変更された。
ホスト名に複数のホストエイリアスがある。
回避策:
エントリの重複を回避するために、次のことを推奨します。
複合オブジェクトを利用しない。
サブネットまたは IP アドレス範囲の検出機能を利用しない。
トポロジに追加する前にエージェントマシン上の /var/opt/SUNWsymon/cfg/domain-config.x ファイルにホスト名が存在することを確認する。
エージェントのすべての ACL から esadm グループを削除してから、エージェントの ACL に個別にユーザーを追加した場合、サーバーサポートモジュールの ACL にユーザーが自動的に追加されません。サーバーサポートモジュールにユーザーが反映されていないため、サーバーサポートモジュールは Performance Reporting Manager の有効化または無効化を許可しません。次のメッセージが表示されます。
Unable to enable/disable PRM data collection on an agent with new user |
回避策: エージェントの ACL に esadm グループを追加してから、esadm グループに個別にユーザーを追加してください。
回避策 1: 次の手順で回避してください。
ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。
アクティブなカーソルがあるフィールドに入力を行います。
次のフィールドにカーソルを移動します。
ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。
そのフィールドに入力を行います。
回避策 2: JDK 1.4 または互換バージョンを使用します。
ゾーンエージェントがベースエージェントとして使用されている場合、Module Configuration Propagation (MCP) はゾーンエージェントに対して機能しません。MCP からゾーンエージェントへの構成データの伝播は失敗します。
ゾーンエージェントをベースにした MCP 伝播に失敗した場合、エラーメッセージは taskreq.log に記録されます。
Http error : HTTP/1.1 404 File not found: /var/opt/SUNWsymon/mcp/procmon-zoneagentbase/index.xml |
ゾーンエージェントへの MCP 伝播に失敗した場合、エラーメッセージは taskreq.log に記録されます。
Operation mcp has failed on target:hostname:1161 Exception was thrown: /usr/bin/nawk: can't open file /var/opt/SUNWsymon/cfg/base-modules-d.dat.MCP |
回避策: ゾーンエージェントの /var/opt/SUNWsymon/zone-scripts-d.dat ファイルをエディタで開き、スクリプト名 es-mcp-get および es-mcp-put を追加してください。
回避策: なし
回避策: なし
検出要求の実行では、IP アドレス範囲を指定し、特定のプラットフォームタイプを選択します。次の条件がすべて満たされている場合、オブジェクトは検出されません。
検出要求でデフォルトポートオプションが選択されている。
検索場所として追加ポートも指定されている。
検索するホストでデフォルトポートと追加ポートの両方が占有されている。
回避策: 検索するオブジェクト上のデフォルトおよび追加ポートの両方をチェックする場合は、デフォルトポートと追加ポートそれぞれに検出要求を作成します。
回避策: なし
回避策: CST サービスの実行時にタスク作成で問題が発生することがあります。es-stop -x を使用して、CST サービスを停止してください。
回避策: 呼び出される側のスクリプトに 2 ないし 3 秒の sleep を挿入してください。
コマンド行インタフェースの help コマンドに about および legal パラメータを付けたときに表示される製品バージョンが間違っています。
回避策: なし
Performance Reporting Manager データベースの設定中に「次へ」ボタンをクリックすると、エラーが発生することがあります。
回避策: Performance Reporting Manager データベースの構成中は、「次へ」ボタンをクリックしないでください。
Netscape バージョン 4.7.x ブラウザで簡体字中国語ロケール (zh_CH.GBK または zh_CN.BG18030) のページテキストを表示すると、文字が正しく表示されません。
回避策: デフォルトブラウザに別のブラウザを指定してください。これらのロケールで正常に機能することが判明しているブラウザは次のとおりです。
NetscapeTM 6.2.2
Netscape 7.x
MozillaTM
Microsoft Internet Explorer
OS テーブルの OS バージョンに空白文字が含まれている場合、「規則」ウィンドウでその空白が正しく表示されません。
回避策: OS バージョンの定義には ASCII 文字を使用してください。
OS オブジェクトが初期化されていないと、Web コンソールがエラーページを表示します。
回避策: データの表示には、Java コンソールを使用してください。
Sun N1TM System Manager (N1SM) GUI で作成されたコンテナ名に複数バイト文字が使用されていると仮定します。この場合、Sun Management Center Console の「ホスト詳細」ウィンドウの次の場所で、そのコンテナ名が正しく表示されません。
1. 「モジュールブラウザ」タブ->「ハードウェア」->「VSM モジュール」-> 「VSM オブジェクト」->「コンテナのオブジェクト」 ->コンテナテーブルの「コンテナ名」
2. 「モジュールマネージャ」タブ->「VSM モジュール」-> 「規則」->「属性名リスト」
回避策: Sun Management Center は、データフィールドでの複数バイト文字列の使用をサポートしていません。このため、Sun Management Center と N1SM を統合する場合は、コンテナ名に ASCII 文字を使用してください。
Sun StorEdge D1000 の格納装置に対する Hardware Diagnostic Suite の完全テストでは、問題が解決しているにもかかわらず、電源ケーブルが外れているなど、重大ではないエラーが報告されることがあります。
回避策: Sun StorEdge D1000 システムに接続されている Sun Management Center エージェントを再起動してください。
JAVA_HOME パスに 80 文字を超える長さの値を設定すると、次の間違ったエラーメッセージが表示されます。
Could not start Hardware service |
次のように入力することによって、Hardware Diagnostic Suite が動作しているかどうかを確認できます。
% ps -ef | grep HWDS |
回避策: このエラーメッセージは無視してください。Hardware Diagnostic Suite は正しく起動しています。
Hardware Diagnostic Suite は、大域ゾーン内でのみ動作するようになっています。Sun Management Center の設定スクリプトにバグがあるため、ローカルゾーン内では Hardware Diagnostic Suite は正しく動作しません。
回避策: ローカルゾーン内で Hardware Diagnostic Suite を実行しないでください。
15 個以上の Performance Reporting Manager レポート要求を同時に実行するようにスケジュールした場合、Performance Reporting Manager がある程度動作した後、次の問題 (1 つまたは複数) が発生することがあります。
エージェントマシンからデータを収集できない。
いくつかのレポート要求が実行状態のままになる。
レポート要求を希望どおりにスケジュールできない。
グルーピングタスク要求を希望どおりにスケジュールできない。
レポートマネージャの GUI を起動できない。
ジョブの管理の GUI を起動できない。
上記の問題のいずれかがあると、ジョブの管理 GUI を起動したときに、次のエラーメッセージがコンソールに表示されることがあります。
Task Service is not available |
また、これらの問題がある場合、Report Manager GUI を起動したときに、次のエラーメッセージがコンソールに表示されることがあります。
Report Service is not available |
回避策: この問題が発生した場合は、サーバーコンポーネントをいったん停止し、再起動してください。次のコマンドを入力します。
# es-stop -A |
# es-start -A |
この問題を回避するには、15 個を超えるレポート要求を同時に実行するスケジュールを作成しないでください。スケジュール設定、一定の時間、要求の実行時間がずれるようにします。たとえば、1 時間おきに実行する必要がある要求が 20 個ある場合は、それらの要求を 2 つのバッチに分けて、10 個ずつにします。そして、2 つのバッチを少なくとも 15 分ずらして実行するようにスケジュールします。2 つのバッチを同時に実行するようにスケジュールしてはいけません。
アラームのレポートで「すべてのホスト」 オプションを選択し、フィルタを指定すると、エージェントマシンに関するアラームが正しくフィルタリングされません。
「すべてのホスト」 オプションを選択し、フィルタを指定すると、全ホストに関して記録されたアラームのすべてに、指定したフィルタ条件が適用されます。レポート出力には、フィルタで選別されたアラームが返されます。また、このレポートには、監視下にあるすべてのホストからの「エージェントの応答なし」のアラームと「ホストの応答なし」のアラームも含まれます。そうしたアラームには、指定したフィルタ条件が適用されません。
回避策: この問題は、アラームレポートにホスト名を明示的に指定することによって回避できます。次に示す回避策のいずれかを選択してください。
単一のホストに関するアラームレポートを生成する場合は、hostname:port の形式でホスト名を指定するか、Sun Management Center のトポロジ表示からホスト名を選択する。
複数のホストに関するアラームレポートを生成する場合は、ホスト名の選択に、hostname:port の形式のコンマ区切りでホスト名を指定するか、Sun Management Center のトポロジ表示から複数のホスト名を選択する方法を取る。
Service Element for IMAP4 と Synthetic Transaction for IMAP4 モジュールのサービス測定テーブルに追加された行のセル値が、空 (ゼロ) になります。これらのモジュールを読み込み解除および再度読み込みしたあとに行を追加すると、次のメッセージが表示されます。
Row with following index exists:nnn |
このバグにより、Service Element for IMAP4 および Synthetic Transaction for IMAP4 モジュールを x86 システムで動作できなくなることがあります。
回避策: x86 上で動作する IMAP サービスを監視するには、必ず、SPARC エージェントホストに Synthetic Transaction for IMAP4 モジュールを読み込みます。また、読み込まれたモジュールは、x86 システム上の IMAP サービスをプローブするよう構成されている必要があります。
Microsoft Windows 2000 システム上で動作している Java 実行環境のバージョンが 1.3.1 〜 1.4.0 の範囲のいずれかの場合、「サービスオブジェクトの変更」ダイアログボックスのいくつかのテキストフィールドで文字が受け付けられないことがあります。サービスタイプをデフォルトの HTTP 以外に変更しようとしたとき、「ホスト名」および「インスタンス」テキストフィールドに入力した文字が受け付けられません。
Java 実行環境のバージョンが 1.4.1 の場合、この問題は発生しません。
回避策: 「サービスオブジェクトの変更」ダイアログボックスを使用する前に、Microsoft Windows 2000 システムにバージョン 1.4.1 の Java 実行環境を インストールしてください。
Sun Management Center のコマンド行インタフェース (CLI) は、英語版のみ提供されています。このバージョンは翻訳されていません。英語版であっても、インストール処理や機能は変わりません。
回避策: 英語以外のロケールでインストールを行うには、GUIでインストール (es-guiinst) と設定 (es-guisetup) を行なってください。
英語以外のロケールを選択しても、使用状況グラフのイメージのタイトルと見出しが英語で表示されます。これらの値の地域対応は行われません。
Solaris 8 OS を使用しているシステムでは、Container Manager で拡張アカウンティング機能が使用不可になっています。したがって、Solaris 8 システムでは、コンテナの CSV ファイルの拡張アカウンティングデータ (Exacct) 列は null になります。
エージェントホストの /etc/project データベース内のプロジェクトが、Sun Management Center のデータベース内のプロジェクトとプロジェクト ID が同じでプロジェクト名が異なる場合、プロジェクトは Container Manager で検出されません。Container Manager では、同じサーバーコンテキスト内のすべてのホスト間でプロジェクト ID が一意である必要があります。
projadd コマンドを使用してプロジェクトを作成しないでください。Container Manager だけを使用してプロジェクトを管理してください。
回避策: projadd コマンドで作成されたデフォルト以外のプロジェクトをエージェントホストの /etc/project データベースから削除し、Container Manager の新規コンテナウィザードを使用してコンテナを作成します。
ゾーン、プールまたはプロジェクトの、作成、変更または削除に失敗したときに表示されるエラーメッセージが不完全で、詳細が表示されません。次のような内容のエラーメッセージが表示される場合があります。
リソースプールを作成できない
ゾーンを作成できない
プロジェクト、ゾーン、またはプールを更新できない
有効なユーザーのコンテナを有効にできない
コンテナをホストに関連付けることができない
回避策: これらのエラーのいずれかが発生した場合は、このあとのプロファイルに関する推奨事項を参照してください。ただし、推奨されている作業を行う前に、ユーザーが有効な Sun Management Center ユーザーであり、必要な管理者権限を持っている (esadm、esdomadm グループに属している) ことを確認してください。
次のコマンドを実行して、必要なプロファイルにユーザーが関連付けられていることを確認してください。
$ profiles <username>
必要なプロファイルは次のとおりです。
Solaris 10 の場合 - ゾーン管理、プール管理、プロジェクト管理
Solaris 9 の場合 - プール管理、プロジェクト管理
Solaris 8 の場合 - プール管理、プロジェクト管理
必要なプロファイルがない場合は、次のコマンドをスーパーユーザーで実行し、ユーザーに関連付けられているプロファイルを変更します。
# usermod -P "<必要なプロファイルをコンマで区切ったリスト>" <username>
システム上にプロファイルが存在しない場合は、/etc/security ディレクトリの prof_attr ファイルに次の形式で必要なエントリを追加します。
Pool Management:::Resource pool management profile:help=RtPoolMgmt.html
Project Management:::Manage Solaris projects:auths=solaris.project.read,solaris.project.write; help=RtProjManagement.html
次のコマンドを実行して、ユーザーが SCM モジュールのローカルアクセスユーザーリストに含まれているかどうかを確認します。
<BASEDIR>/SUNWsymon/sbin/es-config -M scm-container -s
ユーザーがアクセスリストに含まれていない場合は、次のコマンドを実行します。
<BASEDIR>/SUNWsymon/sbin/es-config -M scm-container -l <user_name>
エージェントがクラッシュし、scm-container* のファイルが /var/opt/SUNWsymon/cfg/ ディレクトリに残されています。エージェントが再起動したときに、最高のパフォーマンスではない場合があります。このような状況のときは、次のエラーメッセージが表示される場合があります。
「セキュリティ権限が不十分であるため、操作を完了できません。」
次のコマンドを入力して、エージェント上のプロセスの状態を確認できます。
% ps -eaf | grep esd
回避策: パフォーマンスを向上するには、次のコマンドを入力します。
スーパーユーザーになります。
% su -
エージェントを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a
状態ファイルを削除します。
# rm /var/opt/SUNWsymon/cfg/scm-container*
サーバーを再起動します。
#/opt/SUNWsymon/sbin/es-start -a
サーバーの再起動後に Java Web Console が自動的に再起動しません。
Java Web Console を起動するには、次のコマンドを入力します。
スーパーユーザーになります。
% su -
root パスワードを入力します。
Java Web Console を再起動します。
# /usr/sbin/smcwebserver restart
今後は Java Web Console が再起動するようにします。
# /usr/sbin/smcwebserver enable
回避策: なし
「新規ゾーン」ウィザードの「ロケール」ドロップダウンメニューから無効なロケールを選択すると、ゾーンの作成に失敗します。「ロケール」ドロップダウンメニューには無効なロケール値が含まれる可能性があります。
有効なロケールについては、『 International Language Environments Guide』の「Supported Locales」を参照してください。
回避策: 「新規ゾーン」ウィザードの「ロケール」ドロップダウンメニューから有効なロケールを選択します。ロケール値がわからない場合は、C (英語ロケール) を選択します。
アラームが発生しているときに、アラームバッジそのものではなく、アラームバッジのツールチップが表示される場合があります。
別の区画に移動してからアラームが発生しているオブジェクトのアイコンに戻ると、アイコンのバッジが正しく表示されます。
回避策: なし
ブラウザの「戻る」ボタンをクリックすると、Container Manager から例外がスローされる場合があります。このリリースでは、ブラウザの「戻る」ボタンはサポートされていません。
この例外から回復するには、https://server_name:6789/containers を表示し、適切なページに移動します。
回避策: なし
Solaris 9 オペレーティングシステムでは、newtask コマンドのバグが原因で、一部のプロセス (たとえばユーザー nobody で実行される JavaTM アプリケーション) がコンテナに移動しません。
回避策: ユーザー nobody で実行されるアプリケーションを、 newtask コマンドを使用して適切なコンテナ内で起動します。
# /usr/bin/newtask -p projectname command |
projectname はアプリケーションを起動するプロジェクト、command はアプリケーションを起動するコマンドです。
詳細は、newtask(1) のマニュアルページを参照してください。
次のいずれかの一致式を使用してコンテナ定義を作成してから有効にすると、エージェントホストがハングアップします。
n
ns
nsc
nscd
回避策: newtask コマンドを使用して、適切なプロジェクト内で nscd プロセスを開始します。
# /usr/bin/newtask -p projectname command |
projectname はアプリケーションを起動するプロジェクト、command はアプリケーションを起動するコマンドです。
詳細は、newtask(1) のマニュアルページを参照してください。
Sun Management Center ソフトウェアをサーバーレイヤーに再インストールする場合は、アンインストール時にデータを残してください。同様に、サーバーレイヤーで再設定を行う場合は、データベースを再作成しないオプションを選択します。データを残さずにサーバーレイヤーで再インストールまたは再設定を行なった場合、以前に検出されたエージェントホストがデータベースに含まれなくなる可能性があります。
回避策: 再インストールまたは再設定を行なったあとにホストが見つからない場合は、次の手順でホストで Sun Management Center エージェントを再起動します。
エージェントシステムにログインします。
スーパーユーザーになります。
% su -
次のように入力して Sun Management Center エージェントを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a |
次のように入力して Sun Management Center エージェントを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -a |
ほかの物理マシンに存在するゾーンにアクセスするには、大域ゾーンから zlogin -C <zone-name> を入力し、そのゾーンの設定を行います。
ゾーン作成の「ネームサーバー」フィールドに、ネームサーバー値に続けて IP アドレスを入力します。たとえば、「ネームサーバー」フィールドには、ns1.sun.com (10.255.255.255) のような値を指定できます。
エントリレベルプラットフォーム (ELP)、Netra、デスクトップ/ワークステーション、ワークグループサーバー用のアドオン製品は、今回のリリースで更新されていません。これは、前の 2 つのリリースから変更する必要がなかったためです。
回避策: なし
この問題は、ELP、Netra、およびデスクトップ/ワークステーションの構成リーダーで発生します。
Solaris 10 を使用している Netra 240/440/T4、Sun Blade 100、および Sun Fire V240 サーバーの Platform Information and Control Library (PICL) が、初期化後に、bge1-bge3 ドライバなどの構成変更を読み取らないことがあります。これらドライバのインスタンスは、prtconf -v コマンドの出力には反映されますが、prtpicl -v コマンドの出力には反映されません。
回避策: svcadm restart picl コマンドを発行することによって、prtconf ユーティリティーで PICL を再調整してください。
Solaris 10 で cfgadm コマンドを使用してシステムボードに動的再構成 (DR) 操作を行なったあと、構成リーダのテーブルのいくつかの値が表示されないか、"--" と表示されます。この影響を受けるのは、構成リーダテーブルの次のエントリです。
システム
ネットワークデバイス
LOM
ASR
LOM イベント
LOM アラーム
障害インジケータ
ハードウェアの概要と物理表示も影響を受けます。ハードウェアの概要では値が "--" と表示され、物理表示ではシステムの画像が表示されません。
回避策:
DR 操作後に、次のコマンドを使用して PICL デーモンを再起動してください。
Solaris 8 または 9 システムの場合:
% /etc/init.d/picld stop
% /etc/init.d/picld start
Solaris 10 システムの場合:
% svcadm restart svc:/system/picl:default
Netra 1280 サーバーで DC PSU タイプ D142 を動的に再構成したあと、PICL デーモンが更新されていません。
回避策: DR 操作後に、次のコマンドを使用して PICL デーモンを再起動してください。
Solaris 8 または 9 システムの場合:
% /etc/init.d/picld stop
% /etc/init.d/picld start
Solaris 10 システムの場合:
% svcadm restart svc:/system/picl:default
DC 電源装置フィールドの A とB の報告が逆になっています。たとえば、A が故障していて、B が正常の場合、Sun Management Center は、B が故障していて、A が正常と報告します。
回避策: なし
Solaris 10 システムに対する DR 操作の取り外しプロセス中、ディスク、ネットワークなどの内部デバイスが検出されません。
回避策: DR 操作後に、次のコマンドを使用して PICL デーモンを再起動してください。
% svcadm restart picl
この回避策を使用しても、Solaris 10 システムで動作するエージェントが、内部デバイス (ディスク、ネットワーク) の取り外しや挿入、再構成操作の発生を検出できないことがあります。
2 つのオブジェクトを持つ Fire V880 または Sun Fire V480 サーバーの検出オブジェクトで「アラーム」タブを選択すると、次のようなアラーム警告メッセージが表示されます。
次のようなアラーム警告メッセージです。
Unable to get event management information from agent. Agent was busy or down. Will default to local event manager.
多くの場合、この警告メッセージは誤りで、エージェントは正しく動作しています。
「了解」をクリックすると、アラームタブのテーブルがデフォルトでローカルのイベント管理になります。いったん、検出されたオブジェクトの詳細ウィンドウを閉じ、再び開いて、「アラーム」タブをクリックすると、同じ警告メッセージが表示されます。
回避策: なし
Sun Fire V890 サーバーは、UltraSparc-IV プロセッサを搭載して出荷されます。にもかかわらず、「ハードウェア規則」テーブルの「プロパティ」列に、プロセッサタイプとして「Correctable Memory Error, Ultra Sparc III」または「I/O Correctable Error, Ultra Sparc III」と表示されます。
回避策: なし