Sun Management Center 3.6.1 ご使用にあたって

Sun Management Center のバグ

再構成で、es-guisetup によってエージェントの SNMP ポートが更新されない (6372597)

回避策: es-config コマンドを使用して、エージェントの SNMP ポートを変更してください。

Java Console の「ヘルプ」ボタンが、Sun Management Center 3.6 Document Collection を参照している (6413942)

Java Console で「ヘルプ」ボタンをクリックすると、Sun Management Center 3.6.1 Document Collection ではなく、 Sun Management Center 3.6 Document Collection が参照されます。

回避策: Java Console のヘルプの場合は、/var/opt/SUNWsymon/cfg/javaconsole.properties ファイルをエディタで開いて、sunmc.docs.path エントリを次のように変更してください。

sunmc.docs.path=docs.sun.com/app/docs/coll/810.8?

Web Console のヘルプの場合は、/opt/SUNWsymon/web/console/smwebconf/smwebconf.properties ファイルをエディタで開いて、sunmc.docs.path エントリを次のように変更してください。

sunmc.docs.path=docs.sun.com/app/docs/coll/810.8?

Netra 1290 システムでディスクの構成解除または構成後、「ハードウェア概要」テーブルが表示されない (6395211)

回避策: ホストの「詳細」ウィンドウを開き直してください。「ハードウェア概要」テーブルが表示されます。

システムの物理表示に、現在の表示に関係のない正面表示が設定される (6396604)

「詳細」ウィンドウの「ハードウェア」タブのシステムの物理表示に、現在の表示に関係のない正面表示が設定されます。また、履歴にも正面表示だけ示されます。

回避策: なし

x86 & Linux ホストでのエージェントのアップグレード後、エージェント値が自動的に更新されない (6410213)

Solaris x86 または Linux エージェントを CLI/GUI インストーラまたは「エージェント更新」でアップグレードしたとき、トポロジに最新情報が反映されません。

回避策: エージェントをアップグレードしたあとに、トポロジオブジェクトを手動で変更してください。

SPARC システム用のイメージ作成で、X86/X64 構成リーダーアドオンを作成できる (6410846)

Solaris SPARC システムの場合、「エージェント更新」で X86/X64 構成リーダーアドオンを含むイメージを作成できます。ただし、このアドオンは、Solaris SPARC システムにインストールされません。

回避策: Solaris SPARC システム用イメージを作成するときに、該当するアドオンだけを選択してください。

システムのブートまたはリブートで、Sun Management Center サービスがあるために、cryptosvc サービスがログにエラーを記録する (6334872)

システムの再起動後、Sun Management Center サービスが実行を開始しようとするときに、cryptosvc サービスと kcfd デーモンに制御が渡り、/var/adm/messages にエラーが記録されます。

次のエラーメッセージが表示されることがあります。


Oct  3 18:16:09 atqa32 lomv: 10/3/2005 23:16:9 GMT LOM time reference

Oct  3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed
to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF
object failed

Oct  3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed
to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF
object failed

Oct  3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11:
/usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See
cryptoadm(1M). Skipping this plug-in.

Oct  3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11:
/usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See
cryptoadm(1M). Skipping this plug-in.

Oct  3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog   Oct 03 18:16:13
cfgserver     Unable to get pkcs session. Can not initialize snmp engine

Oct  3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog   Oct 03 18:16:13
cfgserver     *** terminating execution ***

回避策: システムを再起動する前に、es-stop -A ですべての Sun Management Center サービスを停止してください。システムが再起動すると、すべてのサービスがエラーなしで実行開始します。

(Solaris 10 のみ) 起動中に Sun Management Center サービスが停止する (6336538)

Solaris 10 の場合、起動中、Sun Management Center エージェントのサービスは停止されます。

次のエラーメッセージが表示されることがあります。


Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 985908 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 metadata      {received software termination signal}

Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 122441 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 metadata      *** terminating execution ***

Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 652029 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 event         {received software termination signal}

Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 721961 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 event         *** terminating execution ***

Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 651061 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 agent         {received software termination signal}

Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 891934 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 agent         *** terminating execution ***

回避策: システムを再起動する前に es-stop -A ですべてのサービスを停止してください。この場合、syslog ファイルにエラーメッセージは記録されません。

Sun Management Center データベース内のエントリの重複 (5051992)

次の条件が存在すると、Sun Management Center データベースでホストエントリが重複することがあります。

回避策:

エントリの重複を回避するために、次のことを推奨します。

サーバーサポートモジュールの ACL にユーザーが追加されない (4843429)

エージェントのすべての ACL から esadm グループを削除してから、エージェントの ACL に個別にユーザーを追加した場合、サーバーサポートモジュールの ACL にユーザーが自動的に追加されません。サーバーサポートモジュールにユーザーが反映されていないため、サーバーサポートモジュールは Performance Reporting Manager の有効化または無効化を許可しません。次のメッセージが表示されます。


Unable to enable/disable PRM data collection on an agent with new user

回避策: エージェントの ACL に esadm グループを追加してから、esadm グループに個別にユーザーを追加してください。

JDK 1.5 の Linux マシンで Sun Management Center コンソールのログイン画面でキーボード入力が受け付けられない (6294368)

回避策 1: 次の手順で回避してください。

  1. ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。

  2. アクティブなカーソルがあるフィールドに入力を行います。

  3. 次のフィールドにカーソルを移動します。

  4. ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。

  5. そのフィールドに入力を行います。

回避策 2: JDK 1.4 または互換バージョンを使用します。

ゾーンエージェントに対して MCP が機能しない (6342054)

ゾーンエージェントがベースエージェントとして使用されている場合、Module Configuration Propagation (MCP) はゾーンエージェントに対して機能しません。MCP からゾーンエージェントへの構成データの伝播は失敗します。

ゾーンエージェントをベースにした MCP 伝播に失敗した場合、エラーメッセージは taskreq.log に記録されます。


Http error : HTTP/1.1 404 File not found: 
/var/opt/SUNWsymon/mcp/procmon-zoneagentbase/index.xml

ゾーンエージェントへの MCP 伝播に失敗した場合、エラーメッセージは taskreq.log に記録されます。


Operation mcp has failed on target:hostname:1161 Exception was thrown: 
/usr/bin/nawk: 
can't open file /var/opt/SUNWsymon/cfg/base-modules-d.dat.MCP

回避策: ゾーンエージェントの /var/opt/SUNWsymon/zone-scripts-d.dat ファイルをエディタで開き、スクリプト名 es-mcp-get および es-mcp-put を追加してください。

完全ルートゾーンで MCP が一部モジュールパラメータをエージェントに伝播しない (6420023)

回避策: なし

フィルタ条件で 1 つまたは複数の OS を除外したときに、その OS マシンが検出される (6403422)

回避策: なし

フィルタ条件をプラットフォームタイプにして、 IP アドレス範囲を指定したときに、該当するホストが検出されない (6341225)

検出要求の実行では、IP アドレス範囲を指定し、特定のプラットフォームタイプを選択します。次の条件がすべて満たされている場合、オブジェクトは検出されません。

  1. 検出要求でデフォルトポートオプションが選択されている。

  2. 検索場所として追加ポートも指定されている。

  3. 検索するホストでデフォルトポートと追加ポートの両方が占有されている。

回避策: 検索するオブジェクト上のデフォルトおよび追加ポートの両方をチェックする場合は、デフォルトポートと追加ポートそれぞれに検出要求を作成します。

フィルタ条件にあるプラットフォームタイプリストにあるゾーンおよび x86-generic-pc のエントリが間違っている (6419443)

回避策: なし

「ジョブの管理」 ダイアログで Java 例外がスローされる (6346065)

回避策: CST サービスの実行時にタスク作成で問題が発生することがあります。es-stop -x を使用して、CST サービスを停止してください。

ppc での adhoc コマンドの実行終了後に、stdout に書き込まれたメッセージの一部が probServer によって返されないことがある (6415353)

回避策: 呼び出される側のスクリプトに 2 ないし 3 秒の sleep を挿入してください。