Sun Web Console 2.2.3 ソフトウェアは、Sun Management Center 3.6.1 をインストールする前にインストールする必要があります。Sun Management Center のグラフィカルユーザインタフェース (GUI) は、ブラウザを使用します。この GUI を使用するには、Sun Management Center のサーバーレイヤーに Sun Web Console 2.2.3 ソフトウェアをインストールする必要があります。Sun Web Console 2.2.3 ソフトウェアは Sun Management Center 3.6.1 メディアキットに含まれており、Solaris 8 または 9 オペレーティングシステムをインストールする場合は必ずインストールします。
Sun Management Center または Sun Management Center をインストールする前に Sun Web Console 2.2.3 をインストールすることで、次のソフトウェアが確実にインストールされます。
Tomcat サーバーの正しいバージョン 4.0.5
JavaTM 2 Platform, Standard Edition (J2SETM プラットフォーム) の正しいバージョン 1.4.2 以降
Tomcat サーバーの旧バージョンが現在インストールされている場合は、先にそのソフトウェアパッケージを削除する必要があります。
Sun Web Console ソフトウェアは、J2SE 1.4.2 以降のソフトウェアに依存します。J2SE ソフトウェアは Sun Web Console ソフトウェアに含まれます。J2SE の旧バージョンがある場合は、インストール時に J2SE ソフトウェアの更新を確認するメッセージが表示されます。
Sun Web Console 2.2.3 のベータ版がすでにインストールされている場合は、先に Sun Web Console 2.2.3 をアンインストールする必要があります。詳細は、「Sun Web Console をアンインストールする」を参照してください。
Sun Web Console ソフトウェアは、デフォルトの場所にインストールする必要があります。
次のように入力してスーパーユーザーになります。
% su - |
Tomcat サーバーがすでにインストールされている場合は、次のように入力してバージョンを確認します。
# pkginfo -l SUNWtcatu |
Sun Web Console ソフトウェアに含まれるバージョンは、11.9.0,REV=2002.03.02.00.35 です。
インストールされているバージョンが 11.8.0 以下から始まる場合は、次のように入力して Tomcat サーバーを削除します。
# pkgrm SUNWtcatu |
正しいバージョンは、あとでインストール処理中にインストールされます。
Sun Management Center 3.6.1 の提供媒体を挿入します。
次のように入力して、Sun Web Console ソフトウェアがあるディレクトリに移動します。
# cd <DiskMountDir>/image/SunOS/sparc/Lockhart2.2.3/sparc |
JAVA_HOME 環境変数を設定します。たとえば、C シェルでは次のように入力します。
# setenv JAVA_HOME /usr/j2se/bin |
次のように入力してソフトウェアをインストールします。
# ./setup |
システムに J2SE バージョン 1.4.2 ソフトウェアがインストールされている場合は、インストーラによって Sun Web Console ソフトウェアが自動的にインストールされます。インストールが完了するまで待ちます。
システムに J2SE の 1.4.2 より前のバージョンがインストールされている場合は、J2SE バージョン 1.4.2 ソフトウェアが Sun Web Console ソフトウェアと同時に自動的にインストールされます。インストールが完了するまで待ちます。
インストールが終了したら、次のメッセージが表示されます。
Installation complete. Server not started! No management applications registered |
これは、正しいメッセージです。
次のように入力して、システムの再起動時に Sun Web Console が自動的に起動されるようにします。
# /usr/sbin/smcwebserver enable |
Sun Management Center 3.6.1 ソフトウェアのインストールを続行します。
詳細については、以下を参照してください。
ソフトウェアのインストールが完了したら、Sun Management Center の GUI を使用する前に Sun Web Console を起動する必要があります。
Sun Web Console ソフトウェアの旧バージョンがシステムにインストールされている場合は、バージョン 2.2.3 をインストールする前に旧バージョンをアンインストールする必要があります。システムから Sun Management Center を削除したあとに Sun Web Console ソフトウェアを削除する場合も、この手順に従います。
/usr/lib/webconsole ディレクトリまたはそのサブディレクトリで setup -u を実行すると、pkgrm に失敗します。
次のように入力してスーパーユーザーになります。
% su -
Sun Web Console ソフトウェアパッケージを削除するには、スーパーユーザー ( su -) で次のように入力して削除スクリプトを実行します。
# /usr/lib/webconsole/setup -u |
スクリプトが終了したら、Tomcat サーバーと Java 1.4.2 ソフトウェアの削除を確認するメッセージが表示されます。このソフトウェアを残すには、次のプロンプトで「n」と入力します。
If you have other work that requires use of the Tomcat Servlet/JSP Container software, you may wish to not delete it from your machine. Do you want to delete it? [n]? n If you have other work that requires use of the Java 1.4.2 software, you may wish to not delete it from your machine. Do you want to delete it? [n]? n |