board_id(1M)

名前 | 形式 | 注意 | 機能説明 | オプション | 使用例

名前

board_id- ボード ID の読み取りまたは書き込み

形式

board_id [-r] -b board_type -n board_number
board_id -w -b board_type -n board_number -p part_number -s serial_number

注意

このコマンドはサンの製造関係者のみが使用します。

機能説明

サンの技術者は、board_id コマンドを使用することによって、システムボード、センタープレーン、センタープレーンのサポートボード、制御ボード、メモリーモジュール、または入出力モジュールに組み込まれた EEPROM 内のボード ID の表示 (読み取り) または割り当て (書き込み) を行うことができます。

-r と -w のいずれも指定されていない場合は、-r が設定されます。

オプション

以下のオプションがサポートされています。

-w

(書き込み) 指定したパーツ番号とシリアル番号を、指定したボードに割り当てます。

-r

(読み取り) 指定したボードについての情報を表示します。

-b board_type

読み取りまたは書き込みの対象となるボードタイプを指定します。board_type には、次のいずれかの値を設定します。

sb - システムボード

cp - センタープレーン

cb - 制御ボード

csb - センタープレーンサポートボード

mem - メモリーモジュール

io - 入出力モジュール

-n board_nymber

読み取りまたは書き込みの対象となるボード番号を指定します。board_number には、-b オプションの指定に対応する次のいずれかの値を設定します。

システムボード番号: 0 〜 15

センタープレーンハーフ: 0 または 1

制御ボード: 0 または 1

センタープレーンサポートボード: 0 または 1

メモリーモジュール: 0 〜 15

入出力モジュール: 0 〜 15

-p part_number

指定したパーツ番号をボードに割り当てます。part_number は ccc-aaaa-ss-rr の形式で指定します。

ccc: 3 桁のカテゴリーコード。現在、このコードの値は 612 です。

aaaa: 4 桁の基本パーツ番号 (アセンブリ番号)。

ss: 2 桁のパーツ番号の接尾辞。

rr: 2 桁のバージョン番号。

-s serial_number

指定したシリアル番号をボードに割り当てます。serial_number は 3〜12 文字の印刷可能な文字列です (スペースは含みません)。

使用例

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例 1 board_id コマンドの使用




システムボード上のボード 1 についての情報を表示します。

board_id -b sb -n 1

システムボード上のボード 1 に、パーツ番号 501-2341-12-01 とシリアル番号 37KR59 を割り当てます。

board_id -w -b sb -n 1 -s 37KR59 -p 501-2341-12-01

センタープレーン上のボード 1 についての情報を表示します。-r も -w も指定されていないため、board_id は -r (デフォルト値) を採用します。-r は -s と -p を無視します。

board_id -b cp -n 1 -s 37KR59 -p 501-2341-12-01

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SunOS 5.8  最終更新日 1999 年 8月 1日

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