フェイルオーバーのためにデュアル SSP 構成を保守するには、以下に従ってください。
ネットワーク内でメイン SSP と同様に機能するように、スペア SSP を正しく構成する必要があります。
メインとスペアの両方の SSP で SSP 3.4 ソフトウェアを実行する必要があります。
メイン SSP またはスペア SSP でサン以外のソフトウェアを実行しないでください。
自動フェイルオーバーでは、以下に注意してください。
フェイルオーバーのためにスペア SSP 上で保守する必要があるユーザー作成ファイルがメイン SSP 上にある場合は、データ伝播リストでこれらのファイルを特定する必要があります。
このデータ伝播リストによって、メイン SSP 上のどのユーザー定義ファイルを、データ同期プロセスの一部としてスペア SSP に自動コピーし更新するかが決まります。このリストの制御についての詳細は、「データ同期の管理」を参照してください。
メイン SSP 上で実行するユーザー作成コマンドがある場合は、「コマンド同期の実行」で説明したように、フェイルオーバー回復のためにこれらのユーザーコマンドを準備する必要があります。
処理するために特定のファイルが必要なユーザーコマンドがある場合は、これらのファイルをデータ伝播リストに追加してください。
メイン SSP に対する変更はすべて、スペア SSP に対しても行う必要があります。
フェイルオーバーが使用不可であったりフェイルオーバーが発生して、SSP 構成を変更する場合は、直ちに ssp_backup(1M) をメイン SSP 上で実行し、SSP バックアップファイルを作成する必要があります。メイン SSP に障害が発生した場合にスペア SSP へ正しく切り替えるには、スペア SSP 上で復元できるバックアップファイルがなければなりません。