名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 拡張機能説明 | 終了ステータス | 属性 | 使用例 | 関連項目
showdatacync を使用すると、メイン SSP からスペア SSP へ伝播 (コピー) されたファイルの現在の状態がわかります。データの伝播によってスペア SSP のデータはメイン SSP のデータとの同期がとられるため、自動フェイルオーバーが起動すると、スペア SSP はメイン SSP の最新の状態に合わせられます。
以下のオプションをサポートしています。
現在のデータ伝播リストにあるファイルを一覧表示します。表示される内容の詳細については、「拡張機能説明」を参照してください。
伝播待ちファイルを一覧表示します。各ファイル名には、ファイルの絶対パスが表示されます。
ここでは showdatacync コマンドで表示される内容を説明します。
showdatacync コマンドでオプションを指定しない場合は、以下の内容が表示されます。
File Propagation Status: Active File: Queued files: |
それぞれの意味は以下のとおりです。
現在のデータ同期状態を表示します。
Active は、データ同期プロセスが有効で、正常に機能していることを示します。
Disabled は、自動 SSP フェイルオーバーが使用不可になっているため、データ同期プロセスが無効であることを示します。
Failed は、過去に SSP の障害が検出された場合でも、現在はデータ同期プロセスによってファイルをスペア SSP へ伝播できないことを示します。
現在伝播されているファイルの絶対パスか、接続がアイドル状態であることを示す - (ダッシュ) を表示します。
伝播の対象となっていて、まだ処理されていないファイルの数を示します。
showdatacync コマンドで -1 を指定すると、データ伝播リスト上の各エントリが Time Propagated、Interval、File の形式で表示されます。それぞれの意味は以下のとおりです。
最後にファイルがメイン SSP からスペア SSP へ伝播された時刻を示します。
ファイルの変更を確認する間隔を分単位で示します。デフォルトの間隔は 60 分です。
伝播されるファイルの絶対パスと名前を示します。
以下の属性の記述子については、attributes(5) を参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
Architecture |
すべて |
Availability |
SUNWuessp |
Stability |
Evolving |
MT-Level |
Safe |
% showdatasync File Propagation State: ACTIVE Active File: - Queued files: 0 |
% showdatasync -l TIME PROPAGATED INTERVAL FILE Mar 23 16:00:00 60 /tmp/t1 |
% showdatasync -Q FILE /tmp/t1 |
『Sun Enterprise 10000 SSP ユーザーマニュアル』