Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 ユーザーマニュアル

システムアーキテクチャー

Sun Enterprise 10000 プラットフォーム、SSP、およびその他のワークステーションは Ethernet を介して通信します (図 1-1)。SSP 操作は、SSP コンソールからコマンドを入力するか、ローカルエリアネットワーク上の他のワークステーションから SSP に遠隔ログインして、実行することができます。SSP 操作を実行する (たとえば、プラットフォームの監視と制御を実行する) には、遠隔ログインかローカルログインかにかかわらず、ユーザー名は必ず ssp とし、適切なパスワードを入力する必要があります。

図 1-1 Sun Enterprise 10000 システムと制御ボード

Graphic

Sun Enterprise 10000 プラットフォームでは、デュアル制御ボードがサポートされています。各制御ボードはそれぞれが制御ボードエグゼクティブ (CBE: Control Board Executive) を実行し、この CBE がネットワーク上で SSP との通信を行います。制御ボードのうちのいずれか 1 つを主制御ボードに設定し、残りを代替制御ボードとして設定します。主制御ボードに障害が発生した場合は、第 9 章「デュアル制御ボードの取り扱い」で説明するように、フェイルオーバー機能によって自動的に代替制御ボードに切り替わります。

SSP ソフトウェアは、ほとんどの制御ボードを稼動コンポーネントとして扱いますので、いずれかの制御ボードの電源を切断する場合は、先にシステムの状態を調べてください。詳細については第 9 章「デュアル制御ボードの取り扱い」を参照してください。