Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 ユーザーマニュアル

obp_helper デーモン

obp_helper(1M) は、起動プロセッサ以外のプロセッサを起動します。このデーモンは、ブートバス SRAM(BBSRAM) を介して OBP と通信し、要求に応答して時刻を通知します。また、擬似 EEPROM の内容を取得または提供し、マルチプロセッサモードの場合にスレーブプロセッサを解放します。スレーブプロセッサを解放するには、obp_helper(1M) が download_helper をすべてのスレーブプロセッサの BBSRAM に読み込み、スレーブプロセッサであるという指示を BBSRAM に通知します。次に、ブートバスコントローラリセットを解放してプロセッサを起動します。

bringup(1M) コマンドは、obp_helper(1M) をバックグラウンドで起動します。これにより、以前の obp_helper(1M) (存在する場合) が削除されます。obp_helper(1M) は download_helper を実行し、その後に OBP をダウンロードして実行します。

詳細については、マニュアルページの obp_helper(1M) と bringup(1M)、およびdownload_helper ファイル」を参照してください。