setdatasync(1M)
名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 終了ステータス | 属性 | ファイル | 関連項目
名前
- setdatasync- データの同期で使用するデータ伝播リストの変更
形式
-
setdatasync [ -i interval] schedule filename
setdatasync cancel filename
setdatasync push filename
setdatasync backup
setdatasync clean
機能説明
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SSPLOGGER/messages.x
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SSPLOGGER/domain/Edd-recovery files
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SSPLOGGER/domain/messages.x
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SSPLOGGER/domain/netcon.x
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SSPLOGGER/post/files
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指定したファイルをデータ伝播リストへ追加せずにスペア SSP へ伝播する。
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メイン SSP とスペア SSP の SSP 設定ファイルの同期をとり直す。
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データ伝播リスト上のエントリと一時ファイルをすべて削除し、データ伝播リストを削除する (SSP が 1 台の場合に有効)。
setdatasync を使用すると、ユーザーが作成したファイルを指定してデータ伝播リスト (/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/user_file_list) へ追加したり、このリストから削除することができます。自動フェイルオーバーのためにデータ同期プロセスの一環としてメイン SSP からスペア SSP へコピーするファイルは、このリストで指定します。指定されたユーザーファイルとファイルの保存先のディレクトリは、ユーザー ssp に対する読み取り権と書き込み権が必要です。
注 -
データの同期は、/tmp ディレクトリ上の使用可能なディスク容量を利用して、メイン SSP からスペア SSP へファイルをコピーします。コピーするファイルの容量が /tmp ディレクトリよりも大きい場合は、このファイルを伝播することはできません。データ同期バックアップファイル (ds_backup.cpio) が /tmp 上の使用可能な容量よりも大きくなる場合は、データの伝播を実行する前にバックアップファイルのサイズを小さくする必要があります。ssp_backup.cpio ファイルのサイズはデータ同期バックアップファイルのサイズを示します。以下のファイルは削除しても問題はありません。
x はファイルのアーカイブ番号です。これらのファイルはフェイルオーバーの後で新しいメイン SSP からスペア SSP へ伝播されるため、ファイルが更新されないように メイン SSP とスペア SSP の両方から削除する必要があります。
データ同期プロセスは、メイン SSP のユーザーが作成したファイルに対する変更を確認します。最後に伝播された後でメイン SSP のユーザーが作成したファイルが変更されると、これらのファイルはスペア SSP へ再伝播されます。デフォルトでは、指定されたファイルを 60 分ごとに確認しますが、setdatasync を使用してユーザーファイルの変更を確認する間隔を指定することができます。
注 -
ファイルがメイン SSP からスペア SSP へ伝播されると、このファイルはメイン SSP が更新された場合のみスペア SSP へ再伝播されます。伝播されたファイルをスペア SSP から削除した場合は、メイン SSP の対応するファイルが変更されるまでは、そのファイルは自動的には伝播されません。
setdatasync を使用すると、以下の処理も実行できます。
オプション
- backup
-
メイン SSP のバックアップをとり、バックアップデータをメイン SSP からスペア SSP へ移動して、スペア SSP 上でバックアップデータを復元します。
このコマンドによるバックアップは、/tftpboot ディレクトリをバックアップしない点を除けば、ssp_backup を実行して作成されるバックアップと同じです。
データ同期バックアップでは、以下のファイルを復元しません。
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/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/machine_server_fifo
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/var/opt/SUNWssp/adm/messages
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/var/opt/SUNWssp/adm/messages.dsbk
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/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/user_file_list
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/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/.ds_queue
作成されるバックアップファイルの容量が /tmp ディレクトリに割り当てられているディスク容量を越えると、データ同期バックアップは失敗します。バックアップファイルの容量を小さくする方法については、「機能説明」の「注」を参照してください。
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- cancel filename
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指定したファイルをデータ伝播リストから削除する (取消す) ことで、このファイルをスペア SSP へ伝播されないようにします。このオプションは、指定したファイルを実際にスペア SSP から削除するものではありません。ファイル名は絶対パスで指定してください。また、別のファイルに対するシンボリックリンクファイルにすることはできません。
- clean
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データ伝播リスト上のエントリと一時ファイルをすべて削除して、リストを削除します。このオプションは、シングル SSP 構成でディスク容量を管理しており、データ伝播リストの量がかなり増えて必要以上にディスク容量を使用する可能性がある場合に役立ちます。
このオプションを使用できるのは、1 つの SSP で構成されている場合に限ります。定期的に setdatasync clean コマンドを実行して、 /tmp ディレクトリに蓄積される SSP メッセージとログのファイル数を減らしてください。
デュアル SSP で構成されている場合は、このオプションを使用しないでください。使用すると、メイン SSP とスペア SSP の間でデータが一致しなくなる可能性があります。
- -i interval
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指定されたファイルに対する変更を確認する間隔を指定します。デフォルトは 60 分です。間隔は 1 分から 1440 分 (24 時間) の範囲で設定することができます。
- push filename
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指定したファイルをデータ伝播リストへ追加せずにスペア SSP へ伝播 (プッシュ) します。ファイル名は絶対パスで指定してください。また、別のファイルに対するシンボリックリンクファイルにすることはできません。
- schedule filename
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指定したファイルをデータ伝播リストへ追加します。ファイル名は絶対パスで指定してください。また、別のファイルに対するシンボリックリンクファイルにすることはできません。データ同期プロセスの間にファイルはスペア SSP 上の同じ絶対パスへ伝播されます。
以下のオプションをサポートしています。
終了ステータス
属性
以下の属性の記述子については、attributes(5) を参照してください。
|
属性タイプ |
属性値 |
|---|---|
|
Architecture |
すべて |
|
Availability |
SUNWuessp |
|
Stability |
Evolving |
|
MT-Level |
Safe |
ファイル
関連項目
Sun Enterprise 10000 SSP ユーザーマニュアル
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