Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

ボードの切り離し

ドメインからボードを切り離すと、そのボードがドメインから削除されます。

ドメインからボードを切り離す前に、ボード上のコンポーネントの使用状態を必ずチェックしてください。ボードが常時メモリーをホストしている場合は、そのボードをドメインから切り離す前に、同じドメイン内にある別のボードへそのメモリーを移します。同様に、使用中のデバイスがある場合は、ボードを削除する前に、システムがそのデバイスを使用しなくなるまで待つか、または解放したことを確認してください。


注意 - 注意 -

ボードを物理的にシステムから取り外す前に、必ず、power コマンドを使用してボードの電源を切断してください。deleteboard(1M) コマンドを実行しても、ボードの電源は切断されません。power コマンドについては、power(1M) のマニュアルページを参照してください。または、「システムボードを物理的に交換する」を参照してください。『Sun Enterprise 10000 Systems Service Manual』では、ボードを物理的に取り外して交換する方法を詳細に説明しています。


ドメインからボードを切り離す
  1. deleteboard(1M) コマンドを使用して、ドメインからボードを切り離します。

    deleteboard(1M) コマンドにより、ドメインからシステムボード 2 を切り離す場合の例を次に示します。再試行が必要な場合に、再試行の間隔を 15 分間として 2 回行います。


    % deleteboard -r 2 -t 900 SB2