Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

プラグインエラーメッセージ

libcfgadm システムボードのプラグインは、以下のエラーメッセージを生成します。発生したエラーメッセージは、netcon(1M) コンソールウィンドウ、/var/adm/messages ディレクトリ、および $SSPLOGGER/domain_name/messages ディレクトリへそれぞれ送信されます。

表 A-16 プラグインエラーメッセージ

エラーメッセージ 

推定される原因 

対処方法 

Configuration operation cancelled:command ap_id

確認を要する構成操作で、確認を行いませんでした。  

確認が必要な構成操作についての詳細は、cfgadm(1M) および cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Hardware specific failure:command ap_id:error:resource

このコマンドの実行中にシステムエラーが発生しました。error が示すエラーメッセージは、標準エラーである場合と、DR ドライバが返すより詳細なエラーメッセージである場合があります (DR ドライバエラーについては、「DR ドライバエラーメッセージ」を参照してください)。resource で特定されるリソースの名前は、このエラーの原因となっているリソースを表わしていますが、DR ドライバもこの名前を返します。

使用中のデバイスについては、そのデバイスを特定し使用を停止します。その他のエラーに対する復旧方法については、ドライバのマニュアルを参照してください。 

Library Error:command invalid:command

指定されたコマンドは、システムボードに対しては使用できません。  

有効なコマンドの一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:command not supported:command ap_id

実行されたコマンドは、ap_id が示す接続点では使用できません。たとえば、接続操作は CPU に対しては行えません。  

サポートしているコマンドの一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:command aborted:command

ユーザーによりコマンドの実行が中止されました。  

該当しません。 

Library Error:option invalid:option

option で指定したオプションは無効です。

有効なオプションの一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:option requires value:option

option で指定したオプションには値が必要です。

有効なオプションの値の一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:option requires no value:option

option で指定したオプションに値を入れる必要はありません。

値を必要としないオプションの一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:option value invalid:option value

option で指定したオプションに対して、value で指定した値が無効です。

有効なオプションの値の一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:attachment point invalid:ap_id

ap_id で指定した接続点を正しくパース (解析) できませんでした。このエラーが発生することは稀で、内部エラーの発生を示している可能性があります。

有効な接続点の一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。エラーが再発生する場合は、購入先にお問い合わせください。

Library Error:component invalid:ap_id

ap_id で指定したコンポーネントは無効です。

有効な動的接続点の一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:sequence invalid:command (rstate ostate) ap_id

指定した接続点の受容体または占有装置の状態には、command で指定したコマンドを使用できません。たとえば、未実装のスロットへ接続しようとしても、無効処理エラーが返されます。

有効な操作の一覧については、cfgadm_sbd(1M) のマニュアルページを参照してください。

Library Error:offline ap_id (path):error

Reconfiguration Coordination Manager (RCM) は、ap_id で指定されたリソースをオフラインにできませんでした。RCM が返すエラーメッセージ (error) は障害の原因を示します。ほとんどの場合、デバイスが使用中であることが原因です。

使用中のデバイスについては、そのデバイスを特定し、解放します。  

Library Error:suspend ap_id (path):error

Reconfiguration Coordination Manager (RCM) は、ap_id で指定されたリソースを中断できませんでした。RCM が返すエラーメッセージ (error) は障害の原因を示します。ほとんどの場合、デバイスが使用中であることが原因です。

使用中のデバイスについては、そのデバイスを特定し、解放します。  

Library Error:not enough memory

プラグイン操作はメモリー不足のため失敗しました。  

メモリーの使用状態を調べます。  

Library Error:change signal disposition failed

プラグイン操作は、DR 操作を始める前に、信号を設定できませんでした。 

なし 

Library Error:cannot get RCM handle

Reconfiguration Coordination Manager (RCM) は初期化に失敗しました。  

なし 

Library Error:cannot open library:error

Reconfiguration Coordination Manager (RCM) のライブラリ (library) は見つかりましたが、これを開く際にエラーが発生しました。dlopen(3DL) は、error が示すエラーメッセージを返します。

RCM が正しくインストールされているかどうかを調べます。  

Library Error:cannot find symbol symbol in library

Reconfiguration Coordination Manager (RCM) のライブラリ (library) には、必要な記号 (symbol) が見つかりませんでした。

RCM が正しくインストールされているかどうかを調べます。  

Library Error:cannot stat library:error

library が示す Reconfiguration Coordination Manager (RCM) のライブラリは見つかりましたが、stat(2) 関数はファイルの状態情報を入手できませんでした。Solaris オペレーティング環境は、error が示すエラーメッセージを返します。

なし