はじめに

System Management Services (SMS) 1.6 管理者マニュアル』では、SMS ソフトウェアに関連する各種の管理および監視タスクの実行方法について説明します。


お読みになる前に

このマニュアルは、UNIXィ システム、特に Solaristrademark オペレーティングシステム (Solaris OS) に基づく UNIX システムに関する実務的知識のある Sun Firetrademark ハイエンドシステム管理者を対象としています。そのような知識がない場合は、使用しているシステムに付属の Solaris ユーザーおよびシステム管理者向けのマニュアルをお読みください。また、UNIX システム管理のトレーニングの受講を検討してください。

次世代の Sun Fire サーバーファミリの製品はすべて、疎結合クラスタとして構成できます。ただし、このマニュアルでは、Sun Fire ハイエンドシステムのクラスタ構成のシステム管理については説明しません。


マニュアルの構成

このマニュアルは次の章で構成されています。

第 1 章では、System Management Services ソフトウェアの概要と、そのコマンド行インタフェースについて説明します。

第 2 章では、ドメインおよびシステムコントローラ上のセキュリティーについて説明します。

第 3 章では、管理者特権について説明します。

第 4 章では、SMS ドメインの内部動作と、その使用方法について説明します。

第 5 章では、ドメインの構成、オプション、および手順について説明します。

第 6 章では、自動診断機能およびドメイン回復機能について説明します。

第 7 章では、Capacity on Demand (COD) について説明します。

第 8 章では、制御機能について説明します。

第 9 章では、使用可能なネットワークサービスと、その使用方法について説明します。

第 10 章では、ステータスの監視について説明します。

第 11 章では、イベントの監視について説明します。

第 12 章では、システムコントローラ (SC) のフェイルオーバーについて説明します。

第 13 章では、バックアップの作成と復元、ネットワークとユーザーグループの構成、および SMS ソフトウェアのアップグレードに使用される SMS ユーティリティーについて説明します。

付録 A では、SMS のマニュアルページのリストを示します。

付録 B では、SMS のエラーメッセージについて説明します。


UNIX コマンド

このマニュアルには、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成などに使用する基本的な UNIX コマンドと操作手順に関する説明は含まれていない可能性があります。これらについては、以下を参照してください。

http://docs.sun.com


書体と記号について


書体または記号

意味

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。

% su

Password:

AaBbCc123

コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。

rm filename と入力します。

『 』

参照する書名を示します。

『Solaris ユーザーマニュアル』

「 」

参照する章、節、または、強調する語を示します。

第 6 章「データの管理」を参照。

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。

\

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。

% grep `^#define \

XV_VERSION_STRING'


 


シェルプロンプトについて


シェル

プロンプト

UNIX の C シェル

sc_name:sms-user:> または domain_id:sms-user:>

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル

>

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない)

#


 


関連マニュアル

SMS のマニュアルは、次の URL で参照できます。

http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/Servers/High-End_Servers/Sun_Fire_e25K-e20K/SW_FW_Documentation/SMS/index.html

その他のマニュアルについては、次に示すページの「検索」にマニュアル名を入力すると検索できます。

http://www.sun.com/documentation/


用途

タイトル

Part No.

形式

場所

ソフトウェアの概要

Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要

819-6409-10

PDF HTML

オンライン

インストール

System Management Services (SMS) 1.6 インストールマニュアル

 

819-6414-10

PDF HTML

オンライン

リファレンス
(マニュアルページ)

System Management Services (SMS) 1.6 リファレンスマニュアル

 

819-6419-10

PDF HTML

オンライン

ご使用にあたって

System Management Services (SMS) 1.6 ご使用にあたって

 

819-6421-10

PDF HTML

オンライン

動的再構成

Sun Fire ハイエンド/ミッドレンジシステム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

 

819-3187-10

PDF HTML

オンライン

OpenBoot

OpenBoottrademark 4.x Command Reference Manual

816-1177-10

PDF HTML

オンライン

サイト計画

Sun Fire 15K/12K システムサイト計画の手引き

 

817-3201-10

PDF HTML

オンライン

セキュリティー

Solaris Security Toolkit 4.2 管理マニュアル

 

819-3789-10

PDF HTML

オンライン

セキュリティー

Solaris Security Toolkit 4.2 リファレンスマニュアル

 

819-3793-10

PDF HTML

オンライン

セキュリティー

Solaris Security Toolkit 4.2 ご使用にあたって

 

819-3796-10

PDF HTML

オンライン

セキュリティー

Solaris Security Toolkit 4.2 マニュアルページガイド

 

819-3794-10

PDF HTML

オンライン

Solaris 10 OS
IP サービス

Solaris のシステム管理 (IP サービス)

 

819-0380

PDF HTML

オンライン


 


マニュアル、サポート、およびトレーニング


Sun のサービス

URL

マニュアル

http://www.sun.com/documentation/

サポート

http://jp.sun.com/support/

トレーニング

http://jp.sun.com/training/


 


Sun 以外の Web サイト

このマニュアルで紹介する Sun 以外の Web サイトが使用可能かどうかについては、Sun は責任を負いません。このようなサイトやリソース上、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、広告、製品、またはその他の資料についても、Sun は保証しておらず、法的責任を負いません。また、このようなサイトやリソース上、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、商品、サービスの使用や、それらへの依存に関連して発生した実際の損害や損失、またはその申し立てについても、Sun は一切の責任を負いません。


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マニュアルの品質改善のため、お客様からのご意見およびご要望をお待ちしております。コメントは下記よりお送りください。

http://www.sun.com/hwdocs/feedback

ご意見をお寄せいただく際には、下記のタイトルと Part No. を記載してください。

System Management Services (SMS) 1.6 管理者マニュアル』、Part No. 819-6418-10