第10章 レプリケーション ページ

目次

10.1. レプリケーション ページの詳細

Replication タブを選択して、Replication ページにナビゲートします。このページでは、レプリケーション サーバの状態のクイック ビューを提供します。必要に応じて、マスタとスレーブに関する詳細を見ることも可能です。(ノート: スレーブまたはマスタのいずれでも、このページで表示するには、監視されているサーバである必要があります。)

注意

サポートしているサブスクリプション レベルでなれば、Replication ページはみれません。

Replication ページは、すべてのマスタとそれらのスレーブをグループ化します。マスタとそのスレーブは自動的に検出され、グループ化が行なわれます。このグループは、レプリケーション ページと、Monitor ページの Heat Chart にも表示されます。スキャンは 5 分間隔で実行されるため、検出順によっては、グループ化を行なうまでに、2 間隔をポーリングすることがあります。

検出イベントは Replication ログに記録されます。このログを見るには、Settings ページまでナビゲートして、Logs リンクを選択します。レプリケーション関連のすべてのイベントを見るには、Replication リンクをクリックします。このログは、レプリケーションの接続形態を検出するプロセスのデバッグで活用できる便利なツールです。

警告

検出を正確に行なうには、監視しているサーバと同じマシンに、エージェントがインストールされてる必要があります。リモート監視は 使用しない でください。

レプリケーション グループは、別のグループと同様に、Manage Servers ページから管理できます。ただし、サーバ グループから削除されたスレーブは、自動的にそのグループにリストアされます。スレーブではないサーバをレプリケーション グループ化することが可能です。サーバのグループ化に関する詳細は、項5.3.1. 「サーバのグループ化」 を参照してください。

10.1. レプリケーション ページの詳細

refresh のドロップダウン リストボックスから値を選択して、どの情報をレートで情報を更新するか設定します。更新レートはこのページに表示されている情報にだけ適用され、Monitor ページで設定しているレートに左右されます。

次にレプリケーション サーバとそのスレーブの説明を示します。

  • Servers – グループ名とマスタ サーバとスレーブを表示。

  • Type – サーバ グループの接続状態を表示、個別サーバの場合はそのサーバがマスタ、マスタ/スレーブ、スレーブのどれであるかを表示。

  • Slave IO – スレーブの IO スレッドのステータスを報告。

  • Slave SQL – スレーブの SQL スレッドのステータスを報告。

  • Seconds Behind – スレーブがマスタに遅れている秒数。このカラムはサーバがマスタである場合は、空である。

  • Binlog – binlog ファイル名。

  • Binlog Pos – binlog ファイルの現在位置

  • Master Binlog – マスタの binlog ファイル名。

  • Master Binlog Pos – マスタの binlog ファイルの現在位置。

  • Last Error – 一番最近のエラー。

  • Unlabeled Column – サーバのグループ名を編集するときに、サーバ グループのラインの rename group リンクに使用。

Servers カラムのインデント レベルは、マスタ サーバとそのスレーブ間の関係を示します。大抵のコラム ヘッディングは、アクティブ リンクであり、そのヘッダをクリックすると表示順の変更ができます。ソートに関しては、カラム グループ毎に行なわれます。Seconds Behind ヘッダをクリックすると、マスタに遅れている秒数順にサーバが表示されます。ただし、どのような場合でも、サーバの接続形態が尊重されます。たとえば、 TREE の接続形態での順番は、ブランチ内になります。

そのエージェントがダウンすると、Servers カラムのサーバが赤いボールド文字になります。Slave IOSlave SQL のカラムでは、そのスレッドが稼動していない場合に、stopped を赤文字で表示します。エージェントがダウンすると、イタリック文字で IO または SQL スレッドの最後に認識されたステータスが表示されます。

マスタ サーバをクリックすると、ダイアログ ボックスが開き、そのサーバに関する情報が表示されます。この情報には次が含まれます。

  • スレーブ サーバの数

  • binlog ファイル名

  • binlog の場所

  • 複製した/複製していないデータベース

このダイアログ ボックスには、スレーブ サーバを隠す、または表示するリンクもあります。

同様に、スレーブ サーバをクリックすると、スレーブに関する詳細を表示するダイアログ ボックスが開きます。