ここでは、コマンド行で help コマンドを使用して表示できるヘルプについて説明します。
ヘルプは、次の方法で表示することができます。
help command - help と入力すると、使用可能な command object コマンドの一覧とそれぞれのコマンドの説明が表示されます。
help command object - command object の使用法の詳細が表示されます。
help object - オブジェクトの詳細情報が表示されます。
使用可能なコマンドは次のとおりです。
コマンド名 |
説明 |
---|---|
add |
オブジェクトまたはグループにメンバーを追加します。 |
create |
N1 System Manager に新しいオブジェクトを作成 (またはインポート) します。 |
delete |
N1 System Manager からオブジェクトを削除します。 |
discover |
管理対象にする新しいサーバーを検出します。 |
exit |
N1-ok> シェルを終了します。 |
help |
コマンドまたはオブジェクトに関するヘルプを表示します。help コマンドの代わりに ? を使用することもできます。 |
load |
サーバーまたはサーバーグループにソフトウェアをインストールします。 |
remove |
オブジェクトまたはグループからメンバーを削除します。 |
reset |
サーバーまたはサーバーグループの電源を切断してから、投入します。 |
set |
サーバー、サーバーグループ、またはオブジェクトで属性を変更します。 |
show |
オブジェクトまたはグループの概要または詳細情報を一覧表示します。 |
start |
オブジェクトを有効にするか、コマンドを発行します。たとえばサーバーの電源を入れて起動することができます。 |
stop |
オブジェクトを無効にします。たとえばサーバーを停止して電源を切断することができます。 |
unload |
サーバーまたはサーバーグループからソフトウェアをアンインストールします。 |
指定可能なオブジェクトについては、「オブジェクトのヘルプ」の項で説明しています。
オブジェクトまたはグループにメンバーを追加します。
add コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group、osprofile、role、user。
help add object と入力すると、詳細情報を得ることができます。
サーバーグループにプロビジョニング可能なサーバーを追加し、複数のサーバーに管理操作を行えるようにします。
サーバーグループに特定の 1 つ以上のサーバーを追加する場合
add group group server server[,server...] |
使用可能なすべてのサーバーをサーバーグループに追加する場合
add group group server all |
all – サーバーグループにすべてのサーバーを追加します。
group – サーバーグループの名前です。
server – 追加するサーバーの管理名です。
既存の OS プロファイルにディストリビューショングループ、ディスクパーティション、OS アップデート、カスタムインストールスクリプトのいずれかを追加します。
ディストリビューショングループが指定されなかった場合、Solaris オペレーティングシステムには Core ディストリビューショングループ、Red Hat オペレーティングシステムには Base ディストリビューショングループが使用されます。有効な Solaris プロファイルには、少なくとも 1 つのパーティション (root) 、Red Hat プロファイルには少なくとも 2 つのパーティション (root およびスワップ) が必要です。
OS プロファイルにディストリビューショングループを追加する場合
add osprofile osprofile distributiongroup distributiongroup |
OS プロファイルにディスクパーティション情報を追加する場合
add osprofile osprofile partition partition device device maxsize maxsize size size sizeoption sizeoption type type |
OS プロファイルに OS アップデートを追加する場合
add osprofile osprofile update update |
OS プロファイルにカスタムインストールスクリプトを追加する場合
add osprofile osprofile script script type type |
device – パーティション用のディスクスライスです。デフォルト値は、Solaris の場合が c1t1d0s1、Red Hat の場合が sdaです。
distributiongroup – インストールするディストリビューショングループ (パッケージのグループ) の名前です。デフォルト値は、Solaris の場合が Core System Support、Red Hat の場合が Base です。show os os コマンドを使用して、OS のディストリビューショングループ一覧を表示することができます。
maxsize – (Red Hat のみ) ファイルシステムの最大サイズ (M バイト単位) です。このオプションを使用し、sizeoption の free 値に制限を設けることができます。
osprofile – OS プロファイルの名前です。
partition – パーティションのマウントポイント名です。デフォルト値は / (root) です。
script – カスタムインストールスクリプトの名前です。絶対パスの形式で指定する必要があります。
size – ファイルシステムのサイズ (M バイト単位) です。このオプションは、sizeoption を fixed 値に設定して指定する必要があります。
sizeoption – ファイルシステムのサイズの決定方法です。有効な値には次のようなものがあります。
fixed – ファイルシステムは、size 属性で設定されたサイズに設定されます。
free – ディスク上の残りの未使用領域をファイルシステム用に使用します。Red Hat プロファイルの場合は、maxsize を指定してファイルシステムのサイズを制限できます。
type (パーティションの追加) – ファイルシステムの種類です。デフォルト値は、Solaris の場合は ufs、Red Hat の場合は ext3 です。有効な値は、Solaris の場合はswap または ufs、Red Hat の場合は、ext2、 ext3、swap、vfat です。
type (スクリプトの追加) – インストール中にカスタムスクリプトを実行するタイミングです。有効な値には次のようなものがあります。
pre – インストールの前にスクリプトを実行します (例: ドライバ)。
post – インストール後にスクリプトを実行します。
postnochroot – インストール後にスクリプトを実行します。ただしスーパーユーザー (root) で実行する必要はありません。
update – OS アップデートの名前です。
ロールに権限を追加します。
ロールにすべての権限を追加する場合
add role role privilege all |
ロールに特定の 1 つ以上の権限を追加する場合
add role role privilege privilege[,privilege...] |
all – ロールにすべての権限を追加します。
role – ロールの名前です。権限は、システムの以下のデフォルトロールには追加できません。Admin、SecurityAdmin、ReadOnly。これらのロールは定義済みであり、変更できせん。
privilege – ロールに追加する権限の名前です。show privilege all コマンドを使用し、指定可能な権限の一覧を表示できます。
ユーザーにロールを追加します。ロールが追加されたユーザーは、そのロールの役割を果たすことが可能になり、そのロールに関連付けられている権限を得ることができます。
ユーザーにロールを追加します。
add user user role role[,role...] |
role – ユーザーに追加するロールの名前です。show role all コマンドを使用し、使用可能で有効なロールの一覧を表示できます。
user – ユーザーの名前です。
このコマンドは、N1 System Manager に新しいオブジェクトを作成します。これは、N1 System Manager の外部にすでに存在するオブジェクトのインポートも意味します。
create コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。firmware、group、notification、os、osprofile、role、update、user。
help create object と入力すると、詳細情報を得ることができます。
N1 System Manager へのプロビジョニング可能なサーバーの追加については、「discover」 を参照してください。
ファームウェアアップデートを作成 (インポート)し、N1 System Manager に保存します。保存したファームウェアアップデートは、プロビジョニング可能なサーバーにインストールできます。
N1 System Manager に、ファームウェアアップデートをインポートします。
create firmware firmware [description description] model model[,model] type type url url vendor vendor [version version] |
description – ファームウエアアップデートの説明です。
firmware – ファームウェアアップデートの一意の名前です。
model – ファームウェアアップデート用の有効なハードウェアシステムのモデルの名前です。有効な値は、V20Z、V40Zです。
type – ファームウェアアップデートの種類です。有効な値には次のようなものがあります。
BIOS – サーバープラットフォームの BIOS です。
PIC – サービスプロセッサのオペレータパネルです。
SP – サービスプロセッサです。
url – インポートするファームウェアアップデートへの URL パスです。管理サーバーからアクセス可能なファイルの場合は file:///、Web サイト上に存在するファイルの場合は http:// を使用します。
vendor – ファームウェアアップデートベンダーの名前です。有効な値は、SUN です。
version – ファームウェアアップデートのバージョン番号です。
新しいサーバーグループを作成します。ビジネスまたは管理上の必要性に応じてプロビジョニング可能なサーバーをグループにまとめることができます。
新しいサーバーグループを作成し、サーバーを追加する場合
create group group server server[,server] |
新しいサーバーグループを作成し、すべてのサーバーを追加する場合
create group group server all |
all – サーバーグループにすべてのサーバーを追加します。
group – 新しいサーバーグループの名前です。
server – プロビジョニング可能なサーバーの管理名です。
新しい通知規則を作成します。
新しい通知規則を作成します。
create notification notification destination destination topic topic type type [description description] |
description – 通知規則の説明です。
destination – 通知の送信先です。この値は、指定されている type に対応している必要があります。有効な値には次のようなものがあります。
email-addresses – 電子メールアドレス (複数の場合はコンマで区切る) です。
snmp-host[:port] – SNMP ホストです。snmp-host は有効な SNMP ホスト名、port はそのホスト上の有効なポートです。
notification – 通知規則の名前です。
topic – 通知のトリガーとなるイベントの種類です。有効な値には次のようなものがあります。
Action.Logical.ChangeSessionRole (セッションロール変更イベント)
Action.Logical.FirmwareCreate (ファームウェア作成完了イベント)
Action.Logical.FirmwareDelete (ファームウェア削除完了イベント)
Action.Logical.JobCompleted (ジョブ完了イベント)
Action.Logical.JobStarted (ジョブ開始イベント)
Action.Logical.ProfileCreate (OS プロファイル作成イベント)
Action.Logical.ProfileDelete (OS プロファイル削除イベント)
Action.Logical.OSDeployComplete (OS 配備完了イベント)
Action.Logical.OSDeployStart (OS 配備開始イベント)
Action.Physical.AlreadyKnown (サーバー検出での検出済みイベント)
Action.Physical.Discovered (サーバー検出イベント)
Action.Physical.DriverNotFound (サーバー検出でのドライバなしイベント)
Action.Physical.FWNotCompatible (ファームウェアレベルは、互換性、またはサポートされたイベントではない)
Action.Physical.IPUnreachable (サーバー検出での IP 到達不能イベント)
Action.Physical.MultipleAuths (サーバー検出での複数権限イベント)
Action.Physical.MultipleIPs (サーバー検出での複数 IP イベント)
Action.Physical.RemoteCmdFailure (リモートコマンド失敗イベント)
Action.Physical.RemoteCmdSuccess (リモートコマンド成功イベント)
Action.Physical.RemoteCmdTimedOut (リモートコマンドでのタイムアウトイベント)
Action.Physical.RemoteCmdUnauthorized (リモートコマンドでの権限なしイベント)
Action.Physical.ServerDelete (サーバー削除イベント)
Action.Physical.StateChange (サーバー変更イベント)
Action.Physical.Unauthorized (サーバー検出での権限なしイベント)
EReport.Logical.ThresholdExceeded (OS リソースしきい値超過イベント)
EReport.Physical.DomainException (ドメイン例外イベント)
EReport.Physical.Exception (リモートコマンド例外イベント)
EReport.Physical.FWMgmtException (ファームウェア更新例外イベント)
EReport.Physical.IOException (入出力例外イベント)
EReport.Physical.OpGrpException (サーバー検出操作グループ例外イベント)
EReport.Physical.RemoteCmdUnknownOS (リモートコマンドでの未知の OS イベント)
EReport.Physical.RemoteCmdUnknownServer (リモートコマンドでの不明なサーバーイベント)
EReport.Physical.ThresholdExceeded (ハードウェアの健全性しきい値超過イベント)
Lifecycle.Logical.AddServer (グループサーバー追加イベント)
Lifecycle.Logical.CreateGroup (グループ作成イベント)
Lifecycle.Logical.CreateUpdate (OS アップデート作成イベント)
Lifecycle.Logical.DeleteGroup (グループ削除イベント)
Lifecycle.Logical.DeleteUpdate (OS アップデート削除イベント)
Lifecycle.Logical.RemoveServer (グループサーバー削除イベント)
Lifecycle.Physical.DBUpdateFailed (ファームウェア更新でのデータベース更新失敗イベント)
Lifecycle.Physical.InvalidState (ファームウェア更新での不正なデバイス状態イベント)
Lifecycle.Physical.ObjectJobNotFound (ファームウェア更新でのオブジェクトなしイベント)
Lifecycle.Physical.UpdateSucceeded (ファームウェアの更新成功イベント)
type – 通知の送信方法です。有効な値は、email (電子メールアドレスに送信) および snmp (SNMP ホストに送信) です。
OS のバイナリディストリビューションを作成 (インポート) し、N1 System Manager に保存します。
ISO ファイル、CD または DVD から OS のバイナリディストリビューションを インポートできます。OS のディストリビューションは、管理サーバーのファイルシステムのルートに格納されます。そのため、インポートする OS ディストリビューションを保持する、十分なディスクの空き容量が必要です。
Solaris CD メディアおよび Solaris CD から作成された ISO ファイルはサポートされていないことに注意してください。
複数枚の インストール CD から OS ディストリビューションをインポートする場合は、同じ OS ディストリビューション名を指定して create os コマンドを複数回実行する必要があります。たとえば 2 枚の CD で提供されている OS ディストリビューションをインポートする場合は、最初の CD を挿入してから、 create os コマンドを実行し、そのジョブが完了するのを待ちます。そして最初のジョブが完了したら、2 枚目の CD を挿入し、再度 create os コマンドを実行し、そのジョブが完了するのを待ちます。2 つ目のジョブが完了すると、OS ディストリビューションのインストールが成功したことになります。
OS ディストリビューションを新しく作成すると、その OS ディストリビューションごとに、ディストリビューションと同じ名前を使用してデフォルトの OS プロファイルが自動的に作成されます。show osprofile osprofile コマンドで、デフォルトの OS プロファイルの構成情報を表示できます。
ISO ファイルから OS ディストリビューションをインポートする場合
create os os file file[,file...] |
インストール CD/DVD から OS ディストリビューションをインポートする場合
create os os cdrom cdrom |
file – 管理サーバーからアクセス可能な ISO ファイルの名前です。絶対パスの形式で指定する必要があります。
cdrom – インストール CD/DVD の、ディストリビューションファイルがあるディレクトリです。絶対パスの形式で指定する必要があります。
os – OS ディストリビューションの名前です。
新しい OS プロファイルを作成します。
create osprofile コマンドに加え、OS プロファイルを使用できるようにするには、add osprofile コマンドをディストリビューショングループ、パーティション情報、リソース、スクリプトを追加する必要があります。
このコマンドを使用し、既存のプロファイルのクローン (コピー) を作成することもできます。プロビジョニング可能なサーバーのインストールに使用したプロファイルを変更するか、そのコピーを作成する場合は、このコマンドを使用する必要があります。
新しい OS プロファイルを作成する場合
create osprofile osprofile os os rootpassword rootpassword [description description] [flar flar] [language language] [timezone timezone] |
既存の OS プロファイルのコピーを作成する場合
create osprofile osprofile clone oldprofile |
os – インストールする OS ディストリビューションの名前です。
description – 新しい OS プロファイルの説明です。
flar – (Solaris のみ) Flash アーカイブファイルの名前です。絶対パスの形式で指定する必要があります。
language – インストールでのデフォルトの言語です。デフォルト値は en_US (英語) です。
Red Hat プロファイルの場合、有効な値は cs_CZ、da_DK、de_DE、en_US、es_ES、fr_FR、is_IS、it_IT、ja_JP.eucJP、ko_KR.eucKR、nl_NL、no_NO、pt_PT、ru_RU.k0I8r、sl_SI、sv_SE、uk_UA、zh_CN.GB2312、zh_TW.Big5 です。
Solaris プロファイルの場合、有効な値は C、en_US.ISO8859-15、en_US.ISO8859-1、en_US です。
rootpassword – インストール後のサーバーの root パスワードです。
osprofile – 新しい OS プロファイルの名前です。
oldprofile – コピーを作成する OS プロファイルの名前です。
timezone – インストール場所のタイムゾーンです。デフォルト値は gmt です。
Red Hat プロファイルの場合、有効な値は timeconfig コマンドで示されるタイムゾーンのいずかれです。Solaris プロファイルの場合、有効な値は、Solaris システム上の /usr/share/lib/zoneinfo ディレクトリにあるディレクトリおよびファイルに含まれています。timezone 値は、/usr/share/lib/zoneinfo ディレクトリへの相対パス名です。たとえば、米国の山岳部標準時の timezone 値は US/Mountain です。日本の timezone 値は Japan です。
新しいロールを作成します。権限が指定されない限り、新しいロールはデフォルトにより権限追加しません。
1 つ以上の権限の新しいロールを作成します。
create role role [description description] [privilege privilege[,privilege...]] |
description – 新しいロールの説明です。
privilege – ロールに追加する権限の名前です。show privilege all コマンドを使用し、指定可能な権限の一覧を表示できます。add role コマンドを使用し、あとで権限を追加することもできます。
role – 新しいロールの名前です。
OS アップデートを作成 (インポート) し、N1 System Manager に保存します。保存した OS アップデートを、プロビジョニング可能なサーバーにインストールできます。
追加できる OS アップデートは、次の 3 種類です。Red Hat オペレーティングシステム用の RPM、Solaris オペレーティングシステム用のパッケージ、パッチ。
Red Hat RPM、Solaris パッケージ、Solaris パッチのいずれかから 1 つ以上の OS アップデートをインポートします。
create update update file file ostype ostype[,ostype] [responsefile responsefile] |
file – 管理サーバーまたは、Red Hat RPM または Solaris パッチ/パッケージの URL からファイルへの絶対パスでアクセス可能です。Red Hat RPM は *.rpm ファイルである必要があります。Solaris パッケージは *.pkg か *.tar ファイル、Solaris パッチは *.zip ファイルです。*.tar ファイル名は、tar 展開後の最上位ディレクトリ名と同じである必要があります。たとえば tar ファイルが SUNWstade.tar の場合、tar の展開後の最上位ディレクトリ名は SUNWstade である必要があります。
次に例を示します。/tmp/test-i386.rpm,/tmp/test2-i386.rpm または http://updatesite1/rpms/test-i386.rpm
ostype – アップデートと互換性がある 1 つ以上の OS バージョンです。追加する OS アップデートの種類は、指定する OS の種類と一致する必要があります。一般に、Solaris オペレーティングシステムのアップデートでは、有効な OS の種類は 1 つだけです。有効な値には次のようなものがあります。
redhat3.0 – Red Hat Linux、バージョン 3.0
redhat3.0_64 – Red Hat Linux、バージョン 3.0、64– ビット版
solaris9 – Solaris 9
solaris10 – Solaris 10
responsefile – (Solaris パッケージのみ) Solaris パッケージへのレスポンスファイルへの絶対パス名です。
update – OS アップデートの名前です。
N1 System Manager の新しいユーザーを作成します。ユーザーは、管理サーバーの OS にすでに存在する必要があります。ロールが指定されない限り、新しいユーザーはデフォルトによりロール追加しません。
1 つ以上のロールを持つ N1 System Manager の新しいユーザーを作成します。
create user user [role role[,role...]] |
role – ユーザーに追加するロールの名前です。show role all コマンドを使用し、使用可能で有効なロールの一覧を表示できます。add user コマンドを使用し、あとでロールを追加することもできます。
user – 新しいユーザーの名前です。名前は、管理サーバーのオペレーティングシステム上の対応するユーザーと同じである必要があります。
N1 System Manager からオブジェクトを削除します。
delete コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。firmware、group、job、notification、os、osprofile、role、server、update、user。
help create object と入力すると、詳細情報を得ることができます。
N1 System Manager からファームウェアアップデートを削除します。
ファームウェアアップデートを削除します。
delete firmware firmware |
firmware – ファームウェアアップデートの名前です。
サーバーグループを削除します。N1 System Manager からプロビジョニング可能なサーバーが削除されるわけではありません。
サーバーグループを削除します。
delete group group |
group – 削除するサーバーグループの名前です。
ジョブを削除します。
特定のジョブを削除する場合
delete job job |
すべてのジョブを削除する場合
delete job all |
all – すべてのジョブを削除します。
job – ジョブの識別番号です。
通知規則を削除します。
通知規則を削除します。
delete notification notification |
notification – 削除する通知規則の名前です。
N1 System Manager から OS ディストリビューションを削除します。プロビジョニング可能なサーバーに現在インストールされている OS プロファイルに関連付けられている OS ディストリビューションを削除することはできません。
OS ディストリビューションを削除します。
delete os os |
os – 削除する OS ディストリビューションの名前です。
OS プロファイルを削除します。プロビジョニング可能なサーバーによって使用されている場合、OS プロファイルは削除できません。
OS プロファイルを削除します。
delete osprofile osprofile |
osprofile – 削除する OS プロファイルの名前です。
ロールを削除します。ユーザーに割り当てられている場合、ロールは削除できません。
ロールを削除します。
delete role role |
role – 削除するロールの名前です。
N1 System Manager からサーバーを削除します。show server all コマンドを使用すると、除外されたサーバーは表示されなくなります。
N1 System Manager から、すべてのサーバーを削除する場合
delete server all |
N1 System Manager から、特定のサーバーを削除する場合
delete server server |
all – すべてのサーバーを N1 System Manager から削除します。
server – サーバーの管理名です。
N1 System Manager から OS アップデートを削除します。
OS アップデートを削除します。
delete update update |
update – 削除する OS アップデートの名前です。
N1 System Manager のユーザーを削除します。管理サーバーの OS からユーザーが削除されることはありません。
N1 System Manager のユーザーを削除します。
delete user user |
user – 削除するユーザーの名前です。
N1 System Manager の管理対象にする新しいサーバーを検出して追加します。サーバーが検出されるには、次の条件が満たされている必要があります。
サーバーの認証資格が判明しているか、サーバーが出荷時に設定された資格になっている。
サーバーの管理 IP アドレスが設定されていて N1 System Manager からアクセス可能である。N1 System Manager 環境への新しいサーバーの追加については、『Sun N1 System Manager インストールと構成マニュアル』を参照してください。
サーバーを検出し、N1 System Manager に追加します。
discover ip [group group] [ipmi ipmi] [snmp snmp] [ssh ssh] |
ip – サーバーの検出に使用する 1 つ以上の管理 IP アドレスです。ip は次のいずれかの方法で指定できます。
ip-address – A single IP address.
ip-address–ip-address – IP アドレスの範囲です。例: 10.0.0.1–10.0.0.3
subnet/mask – サブネットです。例: 10.5.124/28
group – 検出したサーバーの追加先のサーバーグループ名です。指定されたサーバーグループが存在しない場合は、検出中に作成されます。
ipmi – 検出の認証に、サーバーの管理 IP アドレスに基づく IPMI 資格を使用します。ipmi 値は IPMI パスワードです。
snmp – 検出の認証に、サーバーの管理 IP アドレスに基づく SNMP 資格を使用します。snmp は、SNMP 資格の読み取り/書き込みコミュニティ文字列の組み合わせです(read-string=value/write-string=value)。
ssh – 検出の認証に、サーバーの管理 IP アドレスに基づく SSH 資格を使用します。ssh は、SSH 資格のユーザー名/パスワードの組み合わせです(ssh-username/ssh-password)。例: sshuser/sshpassword
N1–ok> シェルを終了します。N1–ok> シェルがデフォルトのシェルの場合は、N1 System Manager から完全にログアウトします。デフォルトのシェルでない場合は、管理サーバーの元のシェルに戻ります。
N1-ok> シェルを終了します。
exit |
プロビジョニング可能なサーバーにソフトウェアをインストールします。
load コマンドは、OS ディストリビューション (OS プロファイルを使用) 、ファームウェアアップデート、または OS アップデートをインストールします。load コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group、server
help load object と入力すると、詳細情報を得ることができます。
プロビジョニング可能なサーバーのグループに、OS ディストリビューション (OS プロファイルを使用)、OS アップデート、ファームウェアアップデートなどのソフトウェアをインストールします。
サーバーグループに Solaris OS プロファイルをインストールする場合
load group group osprofile osprofile ip ip networktype static [server-configuration-attributes] |
サーバーグループに Red Hat OS プロファイルをインストールする場合
load group group osprofile osprofile bootip bootip networktype networktype [ip ip] [install-attributes] [server-configuration-attributes] |
サーバーグループに OS アップデートをインストールする場合
load group group update update |
サーバーグループにファームウェアアップデートをインストールする場合
load group group firmware firmware [force] |
必須属性:
bootip – (Red Hatのみ) サーバーのインストールに使用する IP アドレス範囲 (プロビジョニング可能な IP ともいう)です。IP アドレス範囲を以下のように指定します。ip-address- ip-address例: 10.0.0.1–10.0.0.3)
firmware – ファームウェアアップデートの名前です。デフォルトでは、ファームウェアアップデートのモデルおよびベンダーの設定は、インストール用に選択されたプロビジョニング可能な各サーバーと一致する必要があります。一致しない場合は、アップデートに失敗します。
force – サーバーの検証を行わずにファームウェアアップデートインストールを強制実行します。
group – サーバーグループの名前です。
ip – インストールしたサーバーの IP アドレスです。この属性は、networktype が static の場合にのみ必須です。IP アドレスは、単一または範囲指定 (複数のサーバーをインストールする場合) できます。IP アドレス範囲を以下のように指定します。ip-address-ip-address (例: 10.0.0.1–10.0.0.3)
networktype – インストールに DHCP を使用するかどうかを指定します。有効な値は static または dhcp です。networktype を static に設定した場合は、必ず ip 属性を指定する必要があります。
osprofile – OS のインストールに使用する OS プロファイルの名前です。
update – OS アップデートの名前です。
インストール関係の属性
次の属性は、サーバーの起動とインストールに一時的に使用されます。N1 System Manager は、これらのすべての属性にデフォルト値を提供します。これらの属性は、Red Hat のインストールでのみ必須です。
bootgateway bootgateway – サーバーのインストールに使用するゲートウェイです。
bootnameserver bootnameserver – サーバーのインストールに使用するネームサーバーです。
bootnetmask bootnetmask – サーバーのインストールに使用するネットマスクです。
サーバー構成関係の属性
次の属性は、インストール中のサーバーのネットワーク情報の構成に使用されます。N1 System Manager は、これらのすべての属性にデフォルト値を提供します。
domainname domainname – (Solaris のみ) インストールしたサーバーのドメインです。省略された場合は、管理サーバーのドメインが使用されるか sun.com になります。
gateway gateway – インストールしたサーバーのゲートウェイです。
kernelparameter kernelparameter – (Red Hat のみ) インストール中にカーネルに渡すパラメータです。
nameserver nameserver – インストールしたサーバーのネームサーバーです。
netmask netmask – インストールしたサーバーのネットマスクです。
プロビジョニング可能なサーバーに、OS ディストリビューション (OS プロファイルを使用)、OS アップデート、ファームウェアアップデートなどのソフトウェアをインストールします。
1 つ以上のサーバーに Solaris OS プロファイルをインストールする場合
load server server[,server...] osprofile osprofile ip ip networktype static [install-attributes] [server-configuration-attributes] |
1 つ以上のサーバーに Red Hat OS プロファイルをインストールする場合
load server server[,server...] osprofile osprofile bootip bootip networktype networktype [ip ip] [install-attributes] [server-configuration-attributes] |
1 つ以上のサーバーに OS アップデートをインストールする場合
load server server[,server...] update update |
1 つ以上のサーバーにファームウェアアップデートをインストールする場合
load server server[,server...] firmware firmware [force] |
必須属性:
bootip – (Red Hat のみ) サーバーのインストールに使用する IP アドレス (プロビジョニング可能な IP ともいう)です。IP アドレスは、単一または範囲指定 (複数のサーバーをインストールする場合) できます。IP アドレス範囲を以下のように指定します。ip-address-ip-address 例: 10.0.0.1–10.0.0.3
firmware – ファームウェアアップデートの名前です。デフォルトでは、ファームウェアアップデートのモデルおよびベンダーの設定は、インストール用に選択されたプロビジョニング可能な各サーバーと一致する必要があります。一致しない場合は、アップデートに失敗します。
force – サーバーの検証を行わずにファームウェアアップデートインストールを強制実行します。
ip – インストールしたサーバーの IP アドレスです。この属性は、networktype が static の場合にのみ必須です。IP アドレスは、単一または範囲指定 (複数のサーバーをインストールする場合) できます。IP アドレス範囲を以下のように指定します。ip-address-ip-address (例: 10.0.0.1–10.0.0.3)
networktype – インストール用の IP アドレスの設定方法を指定します。有効な値は static または dhcp です。networktype を static に設定した場合は、必ず ip 属性を指定する必要があります。
osprofile – OS のインストールに使用する OS プロファイルの名前です。
server – プロビジョニング可能なサーバーの管理名です。
update – OS アップデートの名前です。
インストール関係の属性
次の属性は、1 つ以上のサーバーのインストールに一時的に使用されます。一部の属性は、単一サーバーのインストールでのみ指定できます。N1 System Manager は、単一サーバー固有ではないすべての属性にデフォルト値を提供します。
bootgateway bootgateway – (Red Hat のみ) サーバーのインストールに使用するゲートウェイです。
boothostname boothostname – (単一サーバーで Red Hat の場合のみ) サーバーのインストールに使用するホスト名です。
bootnameserver bootnameserver – (Red Hat のみ) サーバーのインストールに使用するネームサーバーです。
bootnetmask bootnetmask – (Red Hat のみ) サーバーのインストールに使用するネットマスクです。
bootnetworkdevice bootnetworkdevice – (単一サーバーのみ) サーバーのインストールに使用するサーバーのネットワークインタフェースです。Solaris で有効な値は、bge0、bge1 です。Red Hat で有効な値は、eth0 (デフォルト)、 eth1、eth2、eth3、および eth4 です。
bootpath bootpath – (単一サーバーで Solaris の場合のみ) サーバーのインストールに使用するサーバーのデフォルト起動デバイスです。デフォルトは /pci@0,0/pci1022,7450@a/pci17c2,10@2 です。
console console – (単一サーバーのみ) インストールの監視に使用可能な、サーバーのシステムコンソールのデバイス名です。デフォルトは ttys0 (Red Hat)、ttya (Solaris) です。
consolebaud consolebaud –(単一サーバーのみ) サーバーのシステムコンソールのボーレートです。デフォルトは 9600 です。
kernelparameter kernelparameter – (Red Hat のみ) インストール中にカーネルに渡すパラメータです。省略された場合は、管理サーバーのドメインが使用されるか sun.com になります。
サーバー構成関係の属性
次の属性は、インストール中のサーバーのネットワーク情報の構成に使用されます。一部の属性は、単一サーバーのインストールでのみ指定できます。N1 System Manager は、単一サーバー固有ではないすべての属性にデフォルト値を提供します。
domainname domainname – (Solaris のみ) インストールしたサーバーのドメインです。
gateway gateway – インストールしたサーバーのゲートウェイです。
hostname hostname – (単一サーバーのみ) インストールしたサーバーのホスト名です。
nameserver nameserver – インストールしたサーバーのネームサーバーです。
netmask netmask – インストールしたサーバーのネットマスクです。
networkdevice networkdevice – (単一サーバーの場合のみ) インストールしたサーバーの主ネットワークインタフェースです。デフォルトは eth0 です。
オブジェクトまたはグループからメンバーを削除します。
remove コマンドは、次のオブジェクトで使用することができます。group、osprofile、role、server、user。
help remove object コマンドで詳細情報を得ることができます。
サーバーグループからサーバーを削除します。
サーバーグループから 1 つ以上のサーバーを削除する場合
remove group group server server[,server...] |
サーバーグループからすべてのサーバーを削除する場合
remove group group server all |
all – サーバーグループからすべてのサーバーを削除します。
group – サーバーグループの名前です。
server – 削除するプロビジョニング可能なサーバーの管理名です。
OS プロファイルから、ディストリビューショングループ、ディスクパーティション、OS アップデート、カスタムインストールスクリプトのいずれかを削除します。プロビジョニング可能なサーバーに現在インストールされているプロファイルに、このコマンドを実行することはできません。
OS プロファイルからディストリビューショングループを削除する場合
remove osprofile osprofile distributiongroup distributiongroup |
OS プロファイルからディスクパーティション情報を削除する場合
remove osprofile osprofile partition partition |
OS プロファイルから OS アップデートを削除する場合
remove osprofile osprofile update update |
OS プロファイルからカスタムインストールスクリプトを削除する場合
remove osprofile osprofile script script |
distributiongroup – 削除するディストリビューショングループ (グループまたはパッケージ) の名前です。
osprofile – OS プロファイルの名前です。
partition – 削除するディスクパーティションのマウントポイント名です。
script – 削除するカスタムインストールスクリプトの名前です。
update – 削除する OS アップデートの名前です。
ロールから権限を削除します。
ロールから 1 つ以上の権限を削除する場合
remove role role privilege privilege[,privilege...] |
ロールからすべての権限を削除する場合
remove role role all |
all – ロールからすべての権限を削除します。
role – ロールの名前です。次のシステムデフォルトのロールの権限は削除できません。Admin、SecurityAdmin、ReadOnly。これらのロールは定義済みであり、変更できせん。
privileges – ロールから削除する権限の名前です。
ユーザーからロールを削除します。
ユーザーから 1 つ以上のロールを削除する場合
remove user user role role[,role...] |
ユーザーからすべてのロールを削除する場合
remove user user role all |
all – 指定したユーザーからすべてのロールを削除します。
role – ユーザーから削除するロールの名前です。show user user コマンドで、ユーザーに割り当てられているすべてのロールの一覧を表示できます。
user – ユーザーの名前です。
プロビジョニング可能なサーバーを再起動します。
reset コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group、server。
help reset object コマンドで詳細情報を得ることができます
プロビジョニング可能なサーバーグループを再起動 (電源切断後に電源投入) します。オペレーティングシステムの起動が行われるかどうかは、サーバーの構成によって異なります。
プロビジョニング可能なサーバーグループを再起動します。
reset group group [force] |
force – 通常の停止手続きを行わずに強制的に電源を切断します。指定がない場合、デフォルトで通常の停止が実行されます。このオプションは、OS がインストールされていないプロビジョニング可能なサーバーの電源の停止に使用してください。
group – サーバーグループの名前です。
プロビジョニング可能なサーバーグループを再起動 (電源切断後に電源投入) します。オペレーティングシステムの起動が行われるかどうかは、サーバーの構成によって異なります。
プロビジョニング可能な 1 つ以上のサーバーを再起動する場合
reset server server[,server...] [force] |
プロビジョニング可能なすべてのサーバーを再起動する場合
reset server all [force] |
all – プロビジョニング可能なすべてのサーバーを再起動します。
force – 通常の停止手続きを行わずに強制的に電源を切断します。指定がない場合、デフォルトで通常の停止が実行されます。このオプションは、OS がインストールされていないプロビジョニング可能なサーバーの電源の停止に使用してください。
server – プロビジョニング可能なサーバーの管理名です。
オブジェクトまたはグループで属性を変更します。
set コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。firmware、group、notification、os、osprofile、role、server、session、user。
help set object コマンドで詳細情報を得ることができます。
ファームウェアアップデートの説明または名前を変更します。
ファームウェアアップデートの説明または名前を変更します。
set firmware firmware [description description] [model model[,model]] [name name] [vendor vendor] [version version] |
description – ファームウエアアップデートの説明です。
firmware – ファームウェアアップデートの名前です。
model – ファームウェアアップデート用の有効なハードウェアシステムのモデルの名前です。有効な値は、V20Z、V40Zです。
name – ファームウェアアップデートの新しい名前です。
vendor – ファームウェアアップデートベンダーの名前です。有効な値は、SUN です。
version – ファームウェアアップデートのバージョン番号です。
サーバーグループの名前を変更するか、サーバーグループ上のロケータランプまたは監視状態を変更します。
サーバーグループの名前を変更する場合
set group group name name |
サーバーグループの最新の設定および状態で N1 System Manager を更新する場合
set group group refresh |
サーバーグループの監視を有効または無効にする場合
set group group monitored monitored |
特定のサーバーグループに対する監視タイプを設定し、関連するポーリング間隔を設定する場合
set group group monitor monitor interval interval |
サーバーグループ上のロケータランプを点灯または消灯する場合
set group group locator locator |
サーバーのグループ上で、OS リソース使用属性のしきい値を設定する場合
set group group threshold threshold criticallow value] [criticalhigh value] [warninglow value] [warninghigh value] |
group – サーバーグループの名前です。
interval – 監視のためのポーリング間隔を秒単位で設定します。有効な値はゼロより大きな整数です。
locator – サーバーグループ上のロケータランプを点灯または消灯します。有効な値は、true (点灯) および false (消灯) です。
monitor – サーバーグループ上の監視タイプを設定します。有効な値は hardwarehealth、osresources、および network です。
monitored – サーバーグループ上での監視を有効にします。有効な値は、true (有効) および false (無効) です。
name – サーバーグループの新しい名前です。
refresh – サーバーグループの最新の設定および状態で管理サーバーを更新します。更新される情報には、監視情報や現在インストールされているソフトウェア、その他詳細情報があります。
threshold – 1 つ以上のしきい値を設定するOS リソース使用属性を選択します。有効な値には次のようなものがあります。
cpustats.loadavg1min
cpustats.loadavg5min
cpustats.loadavg1min
cpustats.pctusage
cpustats.pctidle
memusage.pctmemused
memusage.pctmemfree
memusage.mbmemused
memusage.mbmemfree
memusage.pctswapused
memusage.kbswapfree
fsusage.pctused
value – サーバーのグループ上で OS リソース使用属性用のしきい値を設定します。criticallow、criticalhigh、 warninglow、およびwarninghigh しきい値の有効な値は属性によって異なります。パーセンテージで示される属性の有効な値は、0 から 100 です。none 値は、そのしきい値の属性の監視を無効化します。
通知規則の名前、説明、または通知先を変更します。
通知グループの名前、説明、または通知先を変更します。
set notification notification [name name] [description description] [destination destination] |
description – 通知規則の新しい説明です。
destination – 通知の新しい送信先です。送信先は、通知規則を作成したときに設定した、規則の type に対応している必要があります。有効な値には次のようなものがあります。
email-addresses – 電子メールアドレス (複数の場合はコンマで区切る) です。
snmp-host[:port] – SNMP ホストです。snmp-host は有効な SNMP ホスト名、port はそのホスト上の有効なポートです。
name – 通知規則の新しい名前です。
notification – 通知規則の名前です。
OS ディストリビューションの名前を変更します。
OS ディストリビューションの名前を変更します。
set os os name name |
name – OS ディストリビューションの新しい名前です。
os – OS ディストリビューションの名前です。
OS プロファイルの構成を変更します。
OS プロファイルの構成を変更します。
set osprofile osprofile [configuration-attributes] |
osprofile – OS プロファイルの名前です。
構成関係の属性
clearmbr clearmbr – (Red Hat のみ) サーバー上のマスターブートレコードをクリアします。有効な値は true および false です。
description description – OS プロファイルの説明を指定します。
existingpartition existingpartition – (Red Hat のみ) インストール中にサーバーの既存のパーティションに行う処理です。有効な値には次のようなものがあります。
all – デフォルト値です。すべての既存パーティションを削除する
linux – すべての Linux パーティションを削除します。
preserve – 既存のすべてのパーティションを保持します。
flar flar – (Solaris のみ) Flash アーカイブファイルの名前を指定します。絶対パスの形式で指定する必要があります。
initdisklabel initdisklabel – (Red Hat のみ) ディスクラベルを初期化します。有効にした場合、ジオメトリおよびパーティション情報を含むディスクの最初のセクタはインストール中に初期化されます。有効な値は true および false です。
language language – インストール時のデフォルトの言語を指定します。デフォルト値は en_us です。
Red Hat プロファイルの場合、有効な値は cs_CZ、da_DK、de_DE、en_US、es_ES、fr_FR、is_IS、it_IT、ja_JP.eucJP、ko_KR.eucKR、nl_NL、no_NO、pt_PT、ru_RU.k0I8r、sl_SI、sv_SE、uk_UA、zh_CN.GB2312、zh_TW.Big5 です。
Solaris プロファイルの場合、有効な値は C、en_US.ISO8859-15、 en_US.ISO8859-1 および en_US です。
ldap ldap – サーバーに LDAP を設定します。有効な値は、true および false です。
ldapserver ldapserver – LDAP サーバー名を指定します。
ldapbasename ldapbasename – LDAP サーバーのベース名を指定します。
md5 md5 – (Red Hat のみ) MD5 チェックサムを有効にします。有効な場合は、インストール中に、ファイルおよびメッセージの整合性が検査されます。有効な値は、true および false です。
name name – プロファイルの名前を変更します。
nis nis – インストールされているサーバーの NIS を有効にします。有効な値は enabled および disabled です。
nisdomain nisdomain – インストールされているサーバーの NIS ドメインを指定します。
nisserver nisserver – インストールされているサーバーの NIS サーバーを指定します。インストール中に使用可能な NIS サーバーを自動的に検出するようにする場合は、broadcast を設定します。
rebootafterinstall rebootafterinstall – (Red Hat のみ) インストール後にシステムを再起動します。有効な値は true および false です。
rootpassword rootpassword – インストールされているサーバーの root パスワードを変更します。
shadowpassword shadowpassword – (Red Hat のみ) シャドウパスワードを有効にします。有効な値は、true および false です。
timezone timezone – インストール場所のタイムゾーンを指定します。デフォルト値は gmt です。
Red Hat プロファイルの場合、有効な値は timeconfig コマンドで示されるタイムゾーンのいずかれです。Solaris プロファイルの場合、有効な値は Solaris システム上の /usr/share/lib/zoneinfo ディレクトリにあるディレクトリおよびファイルに含まれています。timezone 値は、/usr/share/lib/zoneinfo ディレクトリへの相対パス名です。たとえば、米国の山岳部標準時の timezone 値は US/Mountain です。日本の timezone 値は Japan です。
ロールの説明を変更します。
ロールの説明を変更する場合
set role role description description |
role – ロールの名前です。
description – ロールの新しい説明です。
プロビジョニング可能なサーバーの構成情報を変更するか、サーバーの現在の設定および状態で N1 System Manager を更新します。
プロビジョニング可能なサーバーの構成を変更する場合
set server server configuration-attributes |
サーバーの現在の設定および状態で N1 System Manager を更新する場合
set server server refresh |
SSH 資格を使用してプロビジョニング可能なサーバー上で OS 管理エージェントをインストールする場合
set server server agentip agentip agentssh agentssh |
プロビジョニング可能なサーバーの監視を有効または無効にする場合
set server server monitored monitored |
サーバーに対する監視タイプを設定し、関連するポーリング間隔を設定する場合
set server server monitor monitor interval interval |
プロビジョニング可能なサーバー上のロケータランプを点灯または消灯する場合
set server server locator locator |
プロビジョニング可能なサーバー上で、OS リソース使用属性のしきい値を設定する場合
set server server threshold threshold [criticallow value] [criticalhigh value] [warninglow value] [warninghigh value] |
agentip – サーバー上で OS 管理エージェントをインストールします。agentip は、OS 管理エージェントの IP アドレスです。
agentssh – サーバーの OS 管理エージェントの SSH 資格を指定します。SSH ユーザーは、プロビジョニング可能なサーバーの root 権限が必要です。agentssh は、SSH 資格のユーザー名/パスワードの組み合わせです(ssh-username/ssh-password)。例:sshuser/sshpassword
interval – 監視のためのポーリング間隔を秒単位で設定します。有効な値はゼロより大きな整数です。
locator – サーバーのロケータランプを点灯または消灯します。有効な値は true (点灯) および false (消灯) です。
monitor – サーバーに対する監視タイプを設定します。有効な値は hardwarehealth、osresources、および network です。
monitored– プロビジョニング可能なサーバーでの監視を有効にします。有効な値は true (有効) および false (無効) です。
refresh – サーバーの現在の設定および状態で管理サーバーを更新します。更新される情報は、監視情報や現在インストールされているソフトウェアなどの情報です。
server – サーバーの管理名です。
threshold – 1 つ以上のしきい値を設定するOS リソース使用属性を選択します。有効な値には次のようなものがあります。
cpustats.loadavg1min – システムロードは、1 分を超えるキュープロセスの平均数で示されます。
cpustats.loadavg5min – システムロードは、5 分を超えるキュープロセスの平均数で示されます。
cpustats.loadavg15min – システムロードは、15 分を超えるキュープロセスの平均数で示されます。
cpustats.pctusage – 全体的な CPU 使用率 (%) です。
cpustats.pctidle – 全体的な CPU アイドル率 (%) です。
memusage.pctmemused – メモリーの使用率 (%) です。
memusage.pctmemfree – 空きメモリー率 (%) です。
memusage.mbmemused – 使用メモリー (M バイト) です。
memusage.mbmemfree – 空きメモリー (M バイト) です。
memusage.pctswapused – スワップ領域の使用率 (%) です。
memusage.mbswapfree – 空きスワップ領域 (M バイト) です。
fsusage.pctused – ファイルシステム領域の使用率 (%) です。
value– プロビジョニング可能なサーバー上で OS リソース使用属性用のしきい値を設定します。criticallow、criticalhigh、 warninglow、およびwarninghigh しきい値の有効な値は属性によって異なります。パーセンテージで示される属性の有効な値は、0 から 100 です。none 値は、そのしきい値の属性の監視を無効化します。
構成関係の属性
agentsnmp agentsnmp – サーバーの OS 管理エージェントの SNMP 資格を指定します。snmp は、SNMP 資格の読み取り/書き込みコミュニティ文字列の組み合わせです(read-string=value/write-string=value)。
ip ip – サーバーの管理 IP アドレスを変更します。
ipmi ipmi – サーバーの管理 IP アドレスの IPMI 資格を変更します。ipmi 値は IPMI パスワードです。
name name – サーバーの名前を変更します。
note note – サーバーのメモを変更します。
snmp snmp – サーバーの管理 IP アドレスの SNMP 資格を変更します。snmp は、SNMP 資格の読み取り/書き込みコミュニティ文字列の組み合わせです(read-string=value/write-string=value)。
ssh ssh – サーバーの管理 IP アドレスの SSH 資格を変更します。ssh は、SSH 資格のユーザー名/パスワードの組み合わせです(ssh-username/ssh-password)。例:sshuser/sshpassword
このコマンドは、現在のセッションのユーザーロールまたは出力形式を変更します。
現在のセッションでのユーザーのロールを変更する場合
set session role role |
現在のセッションでの出力形式を変更する場合
set session output output |
output – 現在のセッション用の出力形式です。有効な値は、text (デフォルト)、 html、または xml です。
role – ロールの新しい名前です。
ユーザーのデフォルトロールを変更します。
ユーザーのデフォルトロールを変更する場合
set user user defaultrole defaultrole |
defaultrole – ユーザーに対する新しいデフォルトロールの名前です。
user – ユーザーの名前です。
オブジェクトまたはグループの概要または詳細情報を一覧表示します。
show コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。firmware、group、job、log、notification、os、osprofile、privilege、role、server、session、update、user。
help show object コマンドで詳細情報を得ることができます。
すべてのインポートされたファームウェアアップデートを一覧表示するか、特定のファームウェアアップデートの詳細情報を一覧表示します。
すべてのファームウェアアップデートを一覧表示する場合
show firmware [all] |
ファームウェアアップデートのリストを選別する場合
show firmware [model model] [type type] [vendor vendor] |
ファームウェアアップデートの詳細情報を一覧表示する場合
show firmware firmware |
all – すべてのファームウェアアップデートを一覧表示します。
group – ファームウェアグループの名前です。
model – ファームウェアアップデートの一覧をモデル名で選別します。有効な値は、Sun/V20z および Sun/V40z です。
type – 次の種類に基づいてファームウェアアップデート一覧を選別します。
BIOS – サーバープラットフォームの BIOS です。
PIC – サービスプロセッサのオペレータパネルです。
SP – サービスプロセッサです。
vendor – ファームウェアアップデートの一覧をベンダーに基づいて選別します。
すべてのサーバーグループを一覧表示するか、特定のサーバーグループの詳細情報を一覧表示します。
すべてのサーバーグループを一覧表示する場合
show group [all] |
サーバーグループの詳細情報を一覧表示する場合
show group group |
all – すべてのサーバーグループを一覧表示します。
group – サーバーグループの名前です。
すべてのジョブ、特定のジョブの詳細情報、または指定したフィルタに従って選別されたジョブを一覧表示します。
特定のジョブの詳細情報を一覧表示する場合
show job job |
すべてのジョブを降順に一覧表示する場合
show job all |
ジョブ一覧をフィルタで選別する場合
show job [count count] [endbefore endbefore] [endafter endafter] [owner user] [startbefore startbefore] [startafter startafter] [state state] [target server] [type type] |
all – すべてのジョブを降順に一覧表示します。
count– 降順表示するジョブの数を指定します。デフォルトは 500 です。
endafter – 特定の日時より後に完了したジョブを一覧表示します。詳細な日時の形式は下記を参照してください。例: 2005-07-20T11:53:04
endbefore – 特定の日時より前に完了したジョブを一覧表示します。詳細な日時の形式は下記を参照してください。例: 2005-07-20T11:53:04
job – ジョブの識別番号です。
server – サーバーの管理名です。特定のサーバーに基づいて、すべてのジョブを一覧表示します。
startafter – 特定の日時より後に開始されたジョブを一覧表示します。詳細な日時の形式は下記を参照してください。例: 2005-07-20T11:53:04
startbefore – 特定の日時より前に開始されたジョブを一覧表示します。詳細な日時の形式は下記を参照してください。例: 2005-07-20T11:53:04
state – 特定のジョブ状態に基づいて、すべてのジョブを一覧表示します。
completed – 完了したジョブを一覧表示します。
error – エラー終了したジョブを一覧表示します。
notstarted – 開始されなかったジョブを一覧表示します。
preflight – 事前実行、テスト状態のジョブを一覧表示します。
pendingstop – ユーザーによって取り消されたジョブを一覧表示します。ジョブを取り消すには、すべてのサーバーでジョブの現在のステップが終了している必要があります。終了するまで、ジョブはこの状態になります。
running – 現在実行中のジョブを一覧表示します。
stopped – 取り消されたか、中止されたジョブを一覧表示します。
timedout – タイムアウトして完了しなかったジョブを一覧表示します。
warning – 警告で完了したジョブを一覧表示します。
type – 特定のジョブの種類に基づいて、すべてのジョブを一覧表示します。
disco – サーバーの検出。
distro – ISO イメージまたは CD、DVD からの OS ディストリビューションのインポート。
fwdeploy – サーバーへのファームウェアアップデートのインストール。
jobdelete – ジョブの削除。
osdeploy – サーバーへの OS インストール。
pkgdeploy – サーバーへの OS アップデートのインストール。
pkguninstall– サーバーからの OS アップデートのアンインストール。
poweroff – サーバーの電源切断。
poweron – サーバーの電源投入。
rcmd – リモートコマンドの実行。
reboot – サーバーのリセット。
refresh – サーバーの更新。
setagentip – サーバーでの OS 管理エージェントのインストール。
user – ユーザーの名前です。特定のユーザーに基づいて、すべてのジョブを一覧表示します。
日時の表示形式
endbefore、endafter、startbefore、startafterオプションには、XML スキーマに基づく次の日時の表示形式を使用します。
[CC]YY[-MM[-DD[Thh[:mm[:ss[Z]]]]]]
CC – 世紀を示す 00 から 99 の範囲の 10 進数 (年を 100 で除算し、整数に切り捨てた値) です。たとえば 1988 年の CC は 19、2007 年の CC は 20 です。
YY – 年を示す数の下 2 桁です。世紀 (CC) が省略された場合、69 から 99 の範囲の値は 1969 から 1999 年を表し、00 から 68 は 2000 から 2068 年を表します。
MM – 月を示す数です。
DD – その月の日を示す数です。DD の値は、月と年度に従って 1 から 31 の範囲で値を取ります。
T – 日付/時刻の区切り文字です。
hh – 時を示す数 (24 時間制) です。hh の値は 0 から 23 の範囲です。
mm – 分を示す数です。mm の値は 0 から 59 の範囲です。
ss – 秒を示す数です。ss の値は 0 から 60 の範囲です。
Z – 協定世界時 (UTC) であることを示します。
N1 System Manager またはプロビジョニング可能なサーバーに記録されているすべてのイベント、特定のイベントの詳細情報、または特定のフィルタに基づくイベントを一覧表示します。
特定のイベントの詳細情報を一覧表示する場合
show log log |
イベントを降順に一覧表示する場合デフォルトでは、最新の 500 個のイベントが一覧表示されます。
show log [count count] |
イベント一覧をフィルタで選別する場合
show log [after after] [before before] [count count] [severity severity] |
after – 特定の日時より後のイベントを一覧表示します。詳細な日時の形式は下記を参照してください。例: 2005-07-20T11:53:04
before – 特定の日時より前のイベントを一覧表示します。詳細な日時の形式は下記を参照してください。例: 2005-07-20T11:53:04
count– 降順に一覧表示するイベント数です。デフォルトは 500 です。
log – イベントの識別番号です。
severity – 特定の重要度のイベントを一覧表示します。有効な値には次のようなものがあります。
unknown
other
information
warning
minor
major
critical
fatal
日時の表示形式
after および before オプションには、XML スキーマに基づく次の日時の表示形式を使用します。
[CC]YY[-MM[-DD[Thh[:mm[:ss[Z]]]]]]
CC– 世紀を示す 00 から 99 の範囲の 10 進数 (年を 100 で除算し、整数に切り捨てた値) です。たとえば 1988 年の CC は 19、2007 年の CC は 20 です。
YY – 年を示す数の下 2 桁です。世紀 (CC) が省略された場合、69 から 99 の範囲の値は 1969 から 1999 年を表し、00 から 68 は 2000 から 2068 年を表します。
MM – 月を示す数です。
DD – その月の日を示す数です。DD の値は、月と年度に従って 1 から 31 の範囲で値を取ります。
T – 日付/時刻の区切り文字です。
hh – 時を示す数 (24 時間制) です。hh の値は 0 から 23 の範囲です。
mm – 分を示す数です。mm の値は 0 から 59 の範囲です。
ss – 秒を示す数です。ss の値は 0 から 60 の範囲です。
Z – 協定世界時 (UTC) であることを示します。
すべての通知規則を一覧表示するか、特定の通知規則の詳細情報を一覧表示します。
すべての通知規則を一覧表示する場合
show notification [all] |
特定の通知規則の詳細情報を一覧表示する場合
show notification notification |
all – すべての通知規則を一覧表示します。
notification – 通知規則の名前です。
N1 System Manager から使用可能なすべての OS ディストリビューションを一覧表示するか、特定の OS ディストリビューションの詳細情報を一覧表示します。
使用可能なすべての OS ディストリビューションを一覧表示する場合
show os [all] |
特定の OS の種類で使用可能な OS ディストリビューションを一覧表示する場合
show os type |
特定の OS ディストリビューションの詳細情報を一覧表示する場合 (ディストリビューショングループの一覧を含む)
show os os |
all – 使用可能なすべての OS ディストリビューションを一覧表示します。
os – OS ディストリビューションの名前です。
type– OS ディストリビューションの種類です。有効な値は、solaris および redhat です。
使用可能なすべての OS プロファイルを一覧表示するか、特定の OS プロファイルの詳細情報を一覧表示します。
使用可能なすべての OS プロファイルを一覧表示する場合
show osprofile [all] |
特定の OS ディストリビューションに使用可能な OS プロファイルを一覧表示する場合
show osprofile os os |
特定の OS プロファイルの詳細情報を一覧表示する場合
show osprofile osprofile |
all – 使用可能なすべての OS プロファイルを一覧表示します。
osprofile – OS プロファイルの名前です。
os – フィルタ条件として使用する OS ディストリビューションの名前です。
使用可能なすべての権限を一覧表示するか、特定の権限の詳細情報を一覧表示します。
使用可能なすべての権限を一覧表示する場合
show privilege [all] |
特定の権限の詳細情報を一覧表示する場合
show privilege privilege |
all – 使用可能なすべての権限を一覧表示します。
privilege – 権限の名前です。
このコマンドは、すべての使用可能なロールまたは特定のロールの権限を一覧表示します。
すべての使用可能なロールおよびそれらに割り当てられた権限を一覧表示する場合
show role [all] |
特定のロールの権限を一覧表示する場合
show role role |
all– 使用可能なすべてのロールとそれらのロールに割り当てられている権限を一覧表示します。
role – ロールの名前です。
使用できるすべてのプロビジョニング可能なサーバーかフィルタで選別したプロビジョニング可能なサーバー、または特定のサーバーの詳細情報を一覧表示します。
使用できるすべてのプロビジョニング可能なサーバーを一覧表示する場合
show server [all] |
特定のプロビジョニング可能なサーバーの詳細情報を一覧表示する場合
show server server |
さまざまな状態に基づいてフィルタで選別し、プロビジョニング可能なサーバーを一覧表示する場合
show server [health health] [monitored monitored] [power power] [utilization utilization] |
all – 使用できるすべてのプロビジョニング可能なサーバーを一覧表示します。
health – プロビジョニング可能なサーバーを、ハードウェアの健全性状態に基づいてフィルタで選別します。有効な値には次のようなものがあります。
good – サーバーのハードウェアは正しく機能しています。
unknown – サーバーからハードウェアの健全性状態に関する情報が返されません。
unreachable – サーバーにアクセスできず、ハードウェアの健全性状態に関する情報が得られません。この状態は、ほとんどの場合ネットワーク上の問題によって発生します。
nonrecoverable – サーバーが、まったく機能できない状態です。回復できません。
critical – サーバーで障害が発生しました。適切な処置が必要です。
warning – サーバーで潜在的な、またはすぐに発生する可能性のある障害が検出されました。問題が重大になる前に対策を取ることを推奨します。
unmonitored – 監視が無効にされているため、サーバーからハードウェアの健全性状態に関する情報が返されません。
monitored – 監視状態に基づいてプロビジョニング可能なサーバーを一覧表示します。有効な値は true (監視が有効でプロビジョニング可能なサーバーを一覧表示) および false (監視が無効でプロビジョニング可能なサーバーを一覧表示) です。
server – サーバーの管理名です。
power – 特定の電源状態に基づいてプロビジョニング可能なサーバーを一覧表示します。有効な値には次のようなものがあります。
on – サーバーの電源が入り、動作しています。
standby – サーバーの電源は停止していますが、起動などのコマンドに応答できる状態です。
unknown – サーバーから電源の状態情報が返されません。
unreachable – サーバーにアクセスできず、電源状態に関する情報が得られません。この状態は、ほとんどの場合ネットワーク上の問題によって発生します。
utilization – プロビジョニング可能なサーバーを、特定の OS リソースの健全性状態に基づいてフィルタで選別します。有効な値には次のようなものがあります。
good – OS が起動し、サーバーは正しく機能しています。
unknown – サーバーから OS リソースの健全性状態に関する情報が返されません。
unreachable – サーバーにアクセスできず、OS リソースの健全性状態に関する情報が得られません。この状態は、ほとんどの場合ネットワーク上の問題によって発生します。
critical – サーバーで障害が発生しました。適切な処置が必要です。
warning – サーバーで潜在的な、またはすぐに発生する可能性のある障害が検出されました。問題が重大になる前に対策を取ることを推奨します。
unmonitored – 監視が無効にされているため、サーバーから OS リソースの健全性状態に関する情報が返されません。
uninitialized – 適切なエージェントが正しくインストールされていないため、サーバーから OS リソースの健全性状態に関する情報が返されません。
セッションでのユーザーの現在のロールを一覧表示します。
セッションでのユーザーの現在のロールを一覧表示します。
show session |
すべての OS アップデートを一覧表示するか、特定の OS アップデートの詳細情報を一覧表示します。
使用可能なすべての OS アップデートを一覧表示する場合
show update [all] |
特定の OS ディストリビューションに使用可能な OS アップデートを一覧表示する場合
show update os os |
特定の OS アップデートの詳細情報を一覧表示する場合
show update update |
all – 使用可能なすべての OS アップデートを一覧表示します。
os – リストの選別に使用する OS ディストリビューションの名前です。
update – OS アップデートの名前です。
使用可能なすべてのユーザーを一覧表示するか、特定のユーザーの詳細情報を一覧表示します。
使用可能なすべてのユーザーを一覧表示する場合
show user [all] |
特定のユーザーの詳細情報 (ユーザーに割り当てられているロールおよびデフォルトのロールを含む) を一覧表示する場合
show user user |
all – 使用可能なすべてのユーザーを一覧表示します。
user – ユーザーの名前です。
オブジェクトを有効にするか、コマンドを発行します。たとえばプロビジョニング可能なサーバーの電源を入れて起動したり、通知規則を有効にしたりできます。
start コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group、notification、server。
help start object コマンドで詳細情報を得ることができます。
プロビジョニング可能なサーバーグループの電源を入れて起動するか、サーバーグループで UNIX コマンドを発行します。開始した関連付けられたジョブから UNIX コマンドの出力を表示することができます。
プロビジョニング可能なサーバーグループの電源を入れる場合
start group group |
サーバーのグループで UNIX コマンドを発行する場合
start group group command "command" [agentssh agentssh] [timeout timeout] |
agentssh – 管理 IP アドレスの SSH 資格を無効にします。
command – サーバーのグループ上で実行する UNIX コマンドです。コマンドは引用符で囲む必要があります。開始した関連付けられたジョブからコマンドの出力を表示することができます。
group – サーバーグループの名前です。
timeout– コマンドをタイムアウトさせるまでの秒数です。
通知規則を有効にする、またはテストします。
通知規則を有効にする場合
start notification notification |
通知規則の送信先および種類に基づいてテスト用の通知メッセージを送信する場合
start notification notification test |
notification – 通知規則の名前です。
test– 通知規則をテストします。
プロビジョニング可能なサーバーの電源を入れて起動するか、プロビジョニング可能なサーバーで UNIX コマンドを発行します。開始した関連付けられたジョブから UNIX コマンドの出力を表示することができます。
プロビジョニング可能なすべてのサーバーの電源を投入する場合
start server all |
プロビジョニング可能な 1 つ以上のサーバーの電源を投入する場合
start server server[,server...] |
1 つ以上のサーバーで UNIX コマンドを発行する場合
start server server[,server] command "command" [agentssh agentssh] [timeout timeout] |
すべてのサーバーで UNIX コマンドを発行する場合
start server all command "command" [agentssh agentssh] [timeout timeout] |
agentssh – 管理 IP アドレスの SSH 資格を無効にします。
all–すべてのプロビジョニング可能なサーバー上で電源を入れる、または UNIX コマンドを発行します。
command – プロビジョニング可能なサーバー上で実行する UNIX コマンドです。コマンドは引用符で囲む必要があります。開始した関連付けられたジョブからコマンドの出力を表示することができます。
group – サーバーグループの名前です。
server – プロビジョニング可能なサーバーの管理名です。
timeout– コマンドをタイムアウトさせるまでの秒数です。
オブジェクトを無効にします。たとえばプロビジョニング可能なサーバーを停止して電源を切断したり、ジョブを取り消したりできます。
stop コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group、job、notification、server。
help stop object コマンドで詳細情報を得ることができます。
プロビジョニング可能なサーバーグループを停止して電源を切断します。
プロビジョニング可能なサーバーグループを停止して電源を切断します。
stop group group [force] |
force – 通常の停止手続きを行わずに強制的に電源を切断します。指定がない場合、デフォルトで通常の停止が実行されます。このオプションは、OS がインストールされていないプロビジョニング可能なサーバーの電源の停止に使用してください。
group – サーバーグループの名前です。
ジョブの実行を停止します。停止されたジョブは、aborted 状態になります。
単一ジョブの実行を停止します。
stop job job |
job – ジョブの識別番号です。
通知規則を無効にします。
通知規則を無効にします。
stop notification notification |
notification – 通知規則の名前です。
プロビジョニング可能なサーバーを停止して電源を切断します。
1 つ以上のサーバーを停止して電源を切断する場合
stop server server[,server...] [force] |
すべてのサーバーを停止して電源を切断する場合
stop server all [force] |
all – プロビジョニング可能なすべてのサーバーを停止して電源を切断します。
force – 通常の停止手続きを行わずに強制的に電源を切断します。指定がない場合、デフォルトで通常の停止が実行されます。このオプションは、OS がインストールされていないプロビジョニング可能なサーバーの電源の停止に使用してください。
server – プロビジョニング可能なサーバーの管理名です。
プロビジョニング可能なサーバーまたはサーバーグループからソフトウェアをアンインストールします。
unload コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group、server。
help unload object コマンドで詳細情報を得ることができます
プロビジョニング可能なサーバーグループから OS アップデートをアンインストールします。
プロビジョニング可能なサーバーグループから OS アップデートをアンインストールします。
unload group group update update |
group – サーバーグループの名前です。
update – OS アップデートの名前です。ユーザー (指定された名前) が見つからない場合は、このコマンドは、一致するファイル名がある OS アップデートのアンインストールを試みることに注意してください。show update コマンドで OS アップデートに対応するファイル名を一覧表示することができます。
プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールします。
プロビジョニング可能な 1 つ以上のサーバーから OS アップデートをアンインストールします。
unload server server[,server...] update update |
server – 1 つ以上のサーバーの管理名です。
update – OS アップデートの名前です。ユーザー (指定された名前) が見つからない場合は、このコマンドは、一致するファイル名がある OS アップデートのアンインストールを試みることに注意してください。show update コマンドで OS アップデートに対応するファイル名を一覧表示することができます。
ここでは、N1 System Manager のコマンドで管理可能なオブジェクトについて説明します。
使用可能なオブジェクトは次のとおりです。
オブジェクト |
定義 |
---|---|
firmware |
プロビジョニング可能なサーバー用のファームウェアアップデートです。 |
group |
プロビジョニング可能なサーバーのグループです。 |
job |
特定の管理作業を行うためにユーザーによって開始され、追跡記録される非同期アクションです。 |
log |
プロビジョニング可能なサーバー、または N1 System Manager から生成されたイベントです。 |
notification |
ユーザーなどの外部ソースに N1 System Manager のイベントを通知するタイミング、その送信先、送信方法を定義するためにユーザーが作成した通知規則です。 |
os |
OS のバイナリディストリビューションです。OS ディストリビューションともいいます。 |
osprofile |
OS プロファイル。OS ディストリビューションのインストール方法を定義した構成ファイルです。 |
privilege |
N1 System Manager 内でユーザーが特定の操作を行うことを可能にする、定義済みのアクセス権セットです。権限は、ロールに権限を割り当て、そのロールをユーザーに割り当てることによってユーザーに付与します。 |
role |
N1 System Manager のユーザーに割り当て可能な権限セットです。N1 System Manager には、次の 3 つの定義済みロールがあります。ReadOnly、SecurityAdmin、Admin。権限を受けたユーザーは独自のロールを作成できますが、定義済みのロールを変更することはできません。 |
server |
プロビジョニング可能なサーバー。N1 System Manager が検出して管理することが可能なサーバーです。 |
session |
アクティブな各ユーザーセッションに関連付けられているロールおよびその他コンテキスト情報です。BUI または n1sh CLI にログインしたユーザーごとにユーザーセッションが 1 つ作成されます。BUI および BUI CLI は同じセッションを共有するため、同じセッションロールを持ちます。 |
update |
OS アップデート (Solaris オペレーティングシステムの場合はパッチまたは パッケージ、Red Hat オペレーティングシステムの場合は RPM)。 |
user |
N1 System Manager へのログインを許可されたユーザーです。 |
firmware オブジェクトは、プロビジョニング可能なサーバー用のファームウェアアップデートです。
firmware オブジェクトには次のコマンドを使用できます。create、delete、set、show。ファームウェアアップデートのインストールには、load server または load group コマンドを使用します。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
group オブジェクトは、プロビジョニング可能なサーバーのグループです。
group オブジェクトには次のコマンドを使用できます。add、create、delete、load、remove、reset、set、show、start、stop、unload。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
job オブジェクトは、特定の管理作業を行うためにユーザーによって開始され、追跡記録される非同期アクションです。
job オブジェクトには次のコマンドを使用できます。delete、show、stop。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
log オブジェクトは、プロビジョニング可能なサーバーまたは N1 System Manager から生成されたイベントです。
log オブジェクトには次のコマンドを使用できます。show。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
notification オブジェクトは、ユーザーなどの外部ソースに N1 System Manager のイベントを通知するタイミング、その送信先、送信方法を定義するためにユーザーが作成した通知規則です。
notification オブジェクトには次のコマンドを使用できます。create、delete、set、show、start、stop。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
os オブジェクトは、バイナリディストリビューションの OS です。OS ディストリビューションともいいます。
os オブジェクトには次のコマンドを使用できます。create、delete、set、show。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
osprofile オブジェクトは、OS ディストリビューションのインストール方法を定義した構成ファイルです。
osprofile オブジェクトには次のコマンドを使用できます。add、create、delete、remove、set、show。OS プロファイルをインストールするには、load server または load group コマンドを使用します。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
privilege オブジェクトは、N1 System Manager 内でユーザーが特定の操作を行うことを可能にする定義済みのアクセス権セットです。権限は、ロールに権限を割り当て、そのロールをユーザーに割り当てることによってユーザーに付与します。
privilege オブジェクトには次のコマンドを使用できます。show。ロールに権限を追加したり、ロールから権限を削除したりするには、それぞれ add role および remove role コマンドを使用します。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
role オブジェクトは、N1 System Manager のユーザーに割り当て可能な権限セットです。N1 System Manager には、次の 3 つの定義済みロールがあります。ReadOnly、SecurityAdmin、Admin。権限を受けたユーザーは独自のロールを作成できますが、定義済みのロールを変更することはできません。
role オブジェクトには次のコマンドを使用できます。add、create、delete、remove、set、show。ユーザーにロールを追加またはユーザーからロールを削除するには、それぞれ add user および remove user コマンドを使用します。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
server オブジェクトはプロビジョニング可能なサーバーです。これは、N1 System Manager が検出して管理することが可能なサーバーです。
server オブジェクトには次のコマンドを使用できます。connect、delete、load、reset、show、start、stop、unload。プロビジョニング可能なサーバーの検出には、discover コマンドを使用します。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
session オブジェクトは、アクティブな各ユーザーセッションに関連付けられているロールおよびその他コンテキスト情報です。BUI または n1sh CLI にログインしたユーザーごとにユーザーセッションが 1 つ作成されます。BUI および BUI CLI は同じセッションを共有するため、同じセッションロールを持ちます。
session オブジェクトには次のコマンドを使用できます。set および show。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
update オブジェクトは OS アップデートのことです (Solaris オペレーティングシステムの場合はパッチまたは パッケージ、Red Hat オペレーティングシステムの場合は RPM)。
update オブジェクトには次のコマンドを使用できます。create、delete、show。OS アップデートをインストールするには、load server または load group コマンドを使用します。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。
user オブジェクトは、N1 System Manager へのログインを許可されたユーザーです。
user オブジェクトには次のコマンドを使用できます。add、create、delete、remove、set、show。
help command object コマンドで各コマンドの詳細情報を得ることができます。