N1 System Manager の核となる機能の 1 つに、単一のインタフェースから複数のプロビジョニング可能なサーバーに OS をインストールする機能があります。プロビジョニング可能なサーバーに初めて OS をインストールする作業は、次の 3 つのステップに分かれます。
N1 System Manager に OS のバイナリ (OS ディストリビューション) をインポートします。プロビジョニング可能なサーバー に OS ディストリビューションをインストールするには、N1 System Manager が、そのディストリビューションにシステムアクセスできる必要があります。create os コマンドを使用して、実際の OS インストール CD/DVD か ISO イメージから OS ディストリビューションをインポートできます。インポートすると、show os コマンドを使用し、N1 System Manager 上で使用可能な OS ディストリビューションを表示できます。
詳細は、「OS ディストリビューションのインポートと更新、削除」を参照してください。
OS ディストリビューションのインストール方法を指定するテンプレートである、OS プロファイルを作成します。OS プロファイルは、インストールする OS コンポーネントや、OS とともにインストールする追加ファイルおよびプログラム、root パスワードやディスクのパーティション分割などの構成情報の指定からなるテンプレートです。OS プロファイルを使用して、連続して一群のサーバーをインストール、構成できます。サーバーのインストール方法の相違に応じて、1 つ以上の OS プロファイルを作成できます。
OS ディストリビューションを新しく作成すると、その OS ディストリビューションごとに、ディストリビューションと同じ名前を使用してデフォルトの OS プロファイルが自動的に作成されます。
ブラウザインタフェース には、OS プロファイルの作成手順を案内するウィザードが用意されています。また、コマンド行から OS プロファイルを作成することもできます。どちらの場合も、OS プロファイルを作成すると、ブラウザインタフェース の「ショートカット」の下にそのプロファイルを表示したり、show osprofile コマンドで確認したりできます。
詳細は、「OS プロファイルを作成する」を参照してください。
OS プロファイルを使用し、単一のサーバーまたは一群のサーバーに OS ディストリビューションをインストールする。ブラウザインタフェース には、プロビジョニング可能なサーバー への OS ディストリビューションのインストール手順を案内するウィザードが用意されています。また、load server または load group コマンドを使用してインストールすることもできます。
詳細は、「OS プロファイルと OS 管理エージェントのインストール」を参照してください。
特定の OS についてステップ 1 を行い、ステップ 2 にある適切な OS プロファイルを作成すると、OS のインストールは、複数のサーバーであっても 1 つのステップで行えるようになります。