Sun N1 System Manager 1.0 管理ガイド

監視の有効化

監視可能なオブジェクトを作成するには、set server コマンドを使用します。


N1-ok> set server servername agentip agentip agentssh username/password

agentip サブコマンドの詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。この指定は、OS リソースの使用の監視に重要ですが、ハードウェアの健全性やネットワークの到達可能性の監視には重要ではありません。

デフォルトでは、Sun N1 System Manager での監視は、検出されたすべてのサーバーおよび初期化済みのすべてのオペレーティングシステムに対して有効になります。

Procedureサーバーを監視する

ここでは、コマンド行を使用して、サーバーまたはサーバーグループのハードウェア健全性とオペレーティングシステムのリソース使用、ネットワークの到達可能性の監視を有効にする手順を説明します。

始める前に

server という名前のサーバー上の管理エージェント IP およびセキュリティ資格を有効にするには、「OS 管理エージェントをインストールする」の説明に従って、そのサーバーに管理エージェントをインストールします。

手順
  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. monitored 属性を true に設定した set server コマンドを使用します。


    N1-ok> set server server monitored=true
    

    この例の server は、監視するプロビジョニング可能なサーバーの名前です。

  3. サーバーの詳細を表示します。


    N1-ok> show server server
    

Procedureサーバーグループを監視する

始める前に

server という名前のサーバー上の管理エージェント IP およびセキュリティ資格を有効にするには、「OS 管理エージェントをインストールする」の説明に従って、そのサーバーに管理エージェントをインストールします。この指定は、OS リソースの使用の監視に重要ですが、ハードウェアの健全性やネットワークの到達可能性の監視には重要ではありません。

手順
  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. monitored 属性を true に設定した set group コマンドを使用します。


    N1-ok> set group group monitored=true
    

    このコマンドは、指定された名前のグループのサーバーに対して実行されます。詳細は、「set group」を参照してください。この例の group は、監視するプロビジョニング可能なサーバーのグループの名前です。

  3. サーバーグループの詳細を表示して、グループ内の各サーバーに対して監視が有効になっていることを確認します。


    N1-ok> show group group
    
  4. グループ内の個別サーバーの特定の監視詳細を表示します。


    N1-ok> show server server
    

    詳細な監視情報が出力に表示されます。表示される情報は、ハードウェア健全性、OS リソースの使用、ネットワークの到達可能性の監視のポーリング間隔およびしきい値です。ポーリング間隔については、「ポーリング間隔」で説明しています。監視しきい値については、「監視しきい値」で説明しています。

Procedureサーバーの監視を無効にする

保守作業を行う場合は、ハードウェアコンポーネントの監視を無効にして、イベントが生成されないようにすることができます。

手順
  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. monitored 属性を false に設定した set server コマンドを使用します。


    N1-ok> set server server monitored=false
    

    この例の server は、監視するプロビジョニング可能なサーバーの名前です。このコマンドを実行すると、指定したサーバーの監視が無効になります。サーバーの監視を無効にすると、そのサーバーに関する属性のしきい値違反があっても、イベントは生成されません。

  3. サーバーの詳細を表示します。


    N1-ok> show server server
    

    監視が無効であることが出力に示されます。

    特定の OS リソースの使用属性の値を監視する必要がない場合は、その属性を監視するためのしきい値を無効にすることができます。この場合、他の OS リソースの使用属性は引き続き監視することができます。これで、不要なアラームを防ぐことができます。例 6–4 は、この方法を示しています。しきい値の全般的な情報については、「監視しきい値」を参照してください。

Procedureサーバーグループの監視を無効にする

ここでは、サーバーグループの監視を無効にする手順を説明します。保守作業を行う場合は、ハードウェアコンポーネントの監視を無効にして、イベントが生成されないようにすることができます。


注 –

サーバーの監視を無効にすると、そのサーバーのハードウェア健全性監視、OS 監視、ネットワークの到達可能性監視のすべてが無効になります。


手順
  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. monitored 属性を false に設定した set group コマンドを使用します。


    N1-ok> set group group monitored=false
    

    このコマンドは、指定された名前のグループのサーバーに対して実行されます。詳細は、「set group」を参照してください。この例の group は、監視するプロビジョニング可能なサーバーのグループの名前です。このコマンドを実行すると、グループ内のすべてのサーバーの監視が無効になります。サーバーグループの監視を無効にすると、そのグループ内のサーバーに関する属性のしきい値違反があっても、イベントは生成されません。

  3. サーバーグループの詳細を表示して、グループ内のすべてのサーバーに対して監視が無効になっていることを確認します。


    N1-ok> show group group