N1 System Manager ソフトウェアをインストールする前に、次の作業を行う必要があります。
N1 System Manager システムに必要な追加 RPM を Linux インストール CD-ROM からインストールします。
国際対応の Perl RPM をダウンロードし、インストールします。
必要な場合は、簡体字中国語の Perl モジュールをダウンロード、make、およびインストールします。
Java 実行環境をダウンロードし、インストールします。
/etc/hosts ファイルを更新します。
N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。
RedHat Linux インストール CD-ROM の 2 枚目を DVD ドライブに挿入します。
端末ウィンドウで「mount /dev/cdrom」と入力し、CD-ROM をマウントします。
端末ウィンドウで次のコマンドを入力し、CD-ROM の 2 枚目から最初の RPM をインストールします。
rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/perl-CGI*i386.rpm |
RPM のインストール中に「DSA signature:nokey」という警告が表示されます。この警告メッセージが表示されるのは、RPM に DSA セキュリティー署名がないからです。「DSA signature:nokey」という警告はすべて無視してもかまいません。
コマンドが完了するのを待ちます。
「umount /dev/cdrom」と入力して CD-ROM のマウントを解除します。
CD-ROM を取り出し、RedHat Linux インストール CD-ROM の 3 枚目をドライブに挿入し、CD-ROM をマウントします。
端末ウィンドウで、次のコマンドを順番に入力して、CD-ROM の 3 枚目から RPM をインストールします。1 つのコマンドが完了してから、次のコマンドを入力します。
rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/anaconda-runtime*i386.rpm rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/perl-DBI*i386.rpm rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/perl-DBD*i386.rpm rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/rh-postgresql*i386.rpm rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/rh-postgresql-server*i386.rpm |
RPM がすべてインストールされたら CD-ROM を取り出します。
次の手順に従って、国際対応の Perl モジュールをダウンロードし、インストールします。
Web ブラウザを開き、perl-5.8.3-16.i386.rpm をダウンロードするサイトにアクセスします。
perl-5.8.3–16.i386.rpm ファイルを管理サーバー上のディレクトリにダウンロードします。
端末ウィンドウで、RPM ファイルの保存先ディレクトリに移動します。
「rpm -i perl-5.8.3–16.i386.rpm」と入力して Perl モジュールをインストールします。
必要な場合は、管理サーバーにインストールされている RPM と、付録 B 「Sun N1 System Manager に必要な Linux の RPM」にある RPM の一覧を比較して、必要な RPM がすべてインストールされていることを確認できます。
簡体字中国語ロケールでインストールしている場合は、「簡体字中国語の Perl モジュールをダウンロード、make、およびインストールする」に従って、簡体字中国語の Perl モジュールをダウンロード、make、およびインストールします。
簡体字中国語以外のロケールでインストールしている場合は、「Java 実行環境の RPM をダウンロードし、インストールする」に従って Java 実行環境の RPM をダウンロードし、インストールします。
ロケールが簡体字中国語に設定されていることを確認します。
端末ウィンドウで、「echo $LANG」と入力してシステムのロケール設定を表示します。次に例を示します。
# echo $LANG zh_CN.gb18030 |
言語ロケールが zh_CN.gb18030 でない場合は、「export LANG=zh_CN.gb18030」と入力してロケールを設定します。
Web ブラウザを開き、
http://search.cpan.org/~autrijus/Encode-HanExtra-0.10 にアクセスします。
ブラウザに Encode-HanExtra-0.10 のダウンロードのページが表示されます。
「Download」をクリックし、Encode-HanExtra-0.10.tar.gz ファイルを管理サーバー上のディレクトリに保存します。
端末ウィンドウで、Encode-HanExtra-0.10.tar.gz ファイルの保存先ディレクトリに移動します。
Encode-HanExtra-0.10.tar.gz の圧縮を解除し、tar ファイルを展開します。
Encode-HanExtra-0.10 ディレクトリに移動します。
システムの Encode.pm データベースを簡体字中国語のエンコーディングで更新するには、次のコマンドを順番に入力します。
1 つのコマンドが完了してから、次のコマンドを入力します。
# perl Makefile.PL # make # make test # make install |
次の手順に従って、Java 実行環境の RPM をダウンロードし、インストールします。
N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。
Web ブラウザを開き、
http://ftp.aarnet.edu.au/pub/java/sun/JRE-1.4.2_01/linux にアクセスします。
jre-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin RPM を管理サーバー上のディレクトリにダウンロードします。
端末ウィンドウで、RPM ファイルの保存先ディレクトリに移動します。
コマンド「chmod +x jre-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin」を入力してファイルを実行可能にします。
コマンド「./j2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin」を入力してファイルを復元します。
ユーザーライセンス契約が表示されます。ライセンスに同意し、ファイルの復元を継続します。
コマンド「rpm -ivh j2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm」を入力して Java 実行環境をインストールします。
Java 実行環境は /usr/java/j2re1.4.2_01/bin/java にインストールされます。
/usr/java/j2re1.4.2_01/bin をルートパスに追加します。
次の手順に従って、システムの /etc/hosts ファイルを更新します。
Sun N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。
/etc/hosts ファイルに、ループバックとサーバーのエントリがあることを確認します。
N1 System Manager 管理サーバーを再起動します。
第 4 章「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサファームウェアの確認とアップデート」に従って、プロビジョニング可能なサーバーのファームウェアを確認し、必要な場合は更新します。