Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド

Sun N1 System Manager をインストールするための管理サーバーの準備

N1 System Manager ソフトウェアをインストールする前に、次の作業を行う必要があります。

ProcedureSun N1 System Manager に必要な RPM を CD-ROM からインストールする

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. RedHat Linux インストール CD-ROM の 2 枚目を DVD ドライブに挿入します。

  3. 端末ウィンドウで「mount /dev/cdrom」と入力し、CD-ROM をマウントします。

  4. 端末ウィンドウで次のコマンドを入力し、CD-ROM の 2 枚目から最初の RPM をインストールします。


    rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/perl-CGI*i386.rpm
    

    RPM のインストール中に「DSA signature:nokey」という警告が表示されます。この警告メッセージが表示されるのは、RPM に DSA セキュリティー署名がないからです。「DSA signature:nokey」という警告はすべて無視してもかまいません。

    コマンドが完了するのを待ちます。

  5. umount /dev/cdrom」と入力して CD-ROM のマウントを解除します。

    CD-ROM を取り出し、RedHat Linux インストール CD-ROM の 3 枚目をドライブに挿入し、CD-ROM をマウントします。

  6. 端末ウィンドウで、次のコマンドを順番に入力して、CD-ROM の 3 枚目から RPM をインストールします。1 つのコマンドが完了してから、次のコマンドを入力します。


    rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/anaconda-runtime*i386.rpm
    rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/perl-DBI*i386.rpm
    rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/perl-DBD*i386.rpm
    rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/rh-postgresql*i386.rpm
    rpm -i /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/rh-postgresql-server*i386.rpm
    

    RPM がすべてインストールされたら CD-ROM を取り出します。

次の手順

次の手順に従って、国際対応の Perl モジュールをダウンロードし、インストールします。

Procedure国際対応の Perl モジュールをダウンロードし、インストールする

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. Web ブラウザを開き、perl-5.8.3-16.i386.rpm をダウンロードするサイトにアクセスします。

  3. perl-5.8.3–16.i386.rpm ファイルを管理サーバー上のディレクトリにダウンロードします。

  4. 端末ウィンドウで、RPM ファイルの保存先ディレクトリに移動します。

  5. rpm -i perl-5.8.3–16.i386.rpm」と入力して Perl モジュールをインストールします。

    必要な場合は、管理サーバーにインストールされている RPM と、付録 B 「Sun N1 System Manager に必要な Linux の RPM」にある RPM の一覧を比較して、必要な RPM がすべてインストールされていることを確認できます。

次の手順

Procedure簡体字中国語の Perl モジュールをダウンロード、make、およびインストールする

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. ロケールが簡体字中国語に設定されていることを確認します。

    端末ウィンドウで、「echo $LANG」と入力してシステムのロケール設定を表示します。次に例を示します。


    # echo $LANG
    zh_CN.gb18030

    言語ロケールが zh_CN.gb18030 でない場合は、「export LANG=zh_CN.gb18030」と入力してロケールを設定します。

  3. Web ブラウザを開き、

    http://search.cpan.org/~autrijus/Encode-HanExtra-0.10 にアクセスします。

    ブラウザに Encode-HanExtra-0.10 のダウンロードのページが表示されます。

  4. 「Download」をクリックし、Encode-HanExtra-0.10.tar.gz ファイルを管理サーバー上のディレクトリに保存します。

  5. 端末ウィンドウで、Encode-HanExtra-0.10.tar.gz ファイルの保存先ディレクトリに移動します。

  6. Encode-HanExtra-0.10.tar.gz の圧縮を解除し、tar ファイルを展開します。

    1. tar ファイルを展開するには、「gunzip Encode-HanExtra-0.10.tar.gz」と入力します。

    2. モジュールを展開するには、「tar -xvf Encode-HanExtra-0.10.tar」と入力します。

  7. Encode-HanExtra-0.10 ディレクトリに移動します。

  8. システムの Encode.pm データベースを簡体字中国語のエンコーディングで更新するには、次のコマンドを順番に入力します。

    1 つのコマンドが完了してから、次のコマンドを入力します。


    # perl Makefile.PL
    # make
    # make test
    # make install
    
次の手順

次の手順に従って、Java 実行環境の RPM をダウンロードし、インストールします。

ProcedureJava 実行環境の RPM をダウンロードし、インストールする

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. Web ブラウザを開き、

    http://ftp.aarnet.edu.au/pub/java/sun/JRE-1.4.2_01/linux にアクセスします。

  3. jre-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin RPM を管理サーバー上のディレクトリにダウンロードします。

  4. 端末ウィンドウで、RPM ファイルの保存先ディレクトリに移動します。

  5. コマンド「chmod +x jre-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin」を入力してファイルを実行可能にします。

  6. コマンド「./j2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin」を入力してファイルを復元します。

    ユーザーライセンス契約が表示されます。ライセンスに同意し、ファイルの復元を継続します。

  7. コマンド「rpm -ivh j2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm」を入力して Java 実行環境をインストールします。

    Java 実行環境は /usr/java/j2re1.4.2_01/bin/java にインストールされます。


    ヒント –

    /usr/java/j2re1.4.2_01/bin をルートパスに追加します。


次の手順

次の手順に従って、システムの /etc/hosts ファイルを更新します。

Procedure/etc/hosts ファイルを更新する

手順
  1. Sun N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. /etc/hosts ファイルに、ループバックとサーバーのエントリがあることを確認します。

    1. 次のループバックのエントリが /etc/hosts ファイルにあることを確認します。

      127.0.0.1             localhost
    2. サーバーとその IP アドレスのエントリがあることを確認します。次に例を示します。

      11.11.111.11 n1control

      ここで 11.11.111.11 は管理サーバーの IPアドレス、n1control は管理サーバーの名前です。

    3. /etc/hosts を保存して閉じます。

  3. N1 System Manager 管理サーバーを再起動します。

次の手順

第 4 章「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサファームウェアの確認とアップデート」に従って、プロビジョニング可能なサーバーのファームウェアを確認し、必要な場合は更新します。