Sun N1 System Manager 1.1 の概要

管理サーバーへの N1 System Manager ソフトウェアのインストールと環境設定

管理サーバーにオペレーティングシステムをインストールしたら、管理サーバーに N1 System Manager ソフトウェアをインストールし、設定します。N1 System Manager ソフトウェアが正常にインストールされたら、運用環境に合わせて N1 System Manager を設定します。

インストール処理では、必要なソフトウェアがすべてオペレーティングシステムにインストールされているかどうかが確認されます。必要なソフトウェアがインストールされていない場合は、通知が表示されるので、問題を解決してからインストールを続行できます。インストール処理は自動で進行し、必要なソフトウェアがインストールされていない場合を除いて入力は必要ありません。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 インストールおよび構成ガイド』の第 1 章「Sun N1 System Manager ソフトウェアのインストールと設定」を参照してください。

設定処理では、プロビジョニングネットワークに使用する管理サーバーのポートを指定する必要があります。また、管理サーバーの DHCP サービスが各プロビジョニング可能なサーバーに割り当てる、プロビジョニングネットワーク用の IP アドレスの範囲も指定します。

管理サーバーの DHCP プロセスでプロビジョニング可能なサーバーのプロビジョニングネットワークの IP アドレスを処理する方法を指定したら、プロビジョニング可能なサーバーの検索ドメイン、SMTP サービス、およびログ情報を設定します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 インストールおよび構成ガイド』「N1 System Manager システムの設定」を参照してください。

N1 System Manager の設定を終了したら、管理対象のプロビジョニング可能なサーバーの台数に基づいて N1 System Manager のパフォーマンスを調整します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 インストールおよび構成ガイド』「N1 System Manager のパフォーマンスチューニング」を参照してください。

N1 System Manager の調整を終了したら、最後に、この後の各節に従って N1 System Manager の本稼働を準備します。N1 System Manager にログインし、ユーザーアカウントとロールを設定し、プロビジョニング可能なサーバーの検出とプロビジョニングを行い、保守を設定し、N1 System Manager の保守を行います。