Sun N1 System Manager 1.1 サイト計画の手引き

第 3 章 管理サーバーでの OS のインストールと設定

この章では、Sun N1 System Manager の管理サーバーにオペレーティングシステムをインストールし、設定する手順を示します。

次の内容について説明します。

管理サーバーに適切なオペレーティングシステムを確実に選択するために、表 2–1 を参照してください。

管理サーバーへの Solaris のインストール

この節では、管理サーバーへの Solaris のインストールと設定の手順を示します。管理サーバーに N1 System Manager システムソフトウェアをインストールする前に Solaris をインストールする必要があります。

この節の内容は次のとおりです。

ディスクドライブに関する注意事項

Solaris は、パーティションやデータがない空のハードドライブにインストールする必要があります。ハードドライブにパーティションがある場合は、パーティションを削除してからインストールを行います。

次の表に、SPARC および x86 アーキテクチャーの管理サーバーのパーティション情報を示します (72G バイトのハードドライブの場合の最小要件)。

表 3–1 Solaris の管理サーバーのパーティション

パーティション 

M バイト 

swap 

4G バイト以上 

残りすべての容量 


注 –

プロビジョニングを行うディストリビューションごとに 3G バイトの容量を割り当てます。必要な場合は、管理サーバーのハードドライブの容量を増やしてから作業を継続します。


JumpStart を使った Solaris OS のインストール

この項では、JumpStart を使って Solaris 10 を管理サーバーにインストールするときに必要な JumpStart の設定ファイルの例を示します。

JumpStart サーバーの設定手順、および環境に応じた JumpStart の起動スクリプトと停止スクリプトの設定手順については、Solaris 10 のマニュアルを参照してください。JumpStart の設定が終わったら、JumpStart を使って Solaris 10 を管理サーバーにインストールします。


例 3–1 JumpStart の設定ファイル

install_type    initial_install
system_type     standalone
partitioning    explicit
filesys c1t1d0s1        4096     swap
filesys c1t1d0s0        free    /
cluster SUNWCXall

Solaris 10 を管理サーバーにインストールしたら、次の作業を行います。

Solaris OS の手動インストール

この項では、管理サーバーに Solaris を手動でインストールする手順を示します。

ProcedureSolaris を手動でインストールする

始める前に

管理サーバーのすべてのディスクでパーティションが削除されていることを確認します。

手順
  1. Solaris インストール DVD-ROM を N1 System Manager の管理サーバーの DVD ドライブに挿入し、システムを再起動します。

    メッセージに従って環境を設定します。

  2. インストールの種類を選択する画面が表示されたら、「Custom Install」を選択します。

    メッセージに従って環境を設定します。

  3. ソフトウェアグループを選択する画面が表示されたら、「Entire Group Plus OEM」を選択します。

  4. 使用するディスクを選択する画面が表示されたら、使用可能なすべてのディスクを選択します。

  5. ファイルシステムのレイアウトを設定する画面が表示されたら、/export/home ディレクトリを削除し、すべての空き容量を / (システムのルートディレクトリ) に割り当てます。

次の手順

管理サーバーへの RedHat Enterprise Linux OS のインストール

この節では、管理サーバーへの Linux のインストールと設定の手順を示します。管理サーバーに N1 System Manager システムソフトウェアをインストールする前に Linux をインストールする必要があります。

この節の内容は次のとおりです。

ディスクドライブに関する注意事項

Linux は、パーティションやデータがない空のハードドライブにインストールする必要があります。ハードドライブにデータがある場合は、 Kickstart ファイルを変更して、Linux のインストール中にドライブ内の古いパーティションが削除されるようにします。詳細は、「 Kickstart ファイルを設定する」を参照してください。

次の表に、管理サーバーのパーティション情報を示します (72G バイトのハードドライブの場合の最小要件)。

表 3–2 Linux の管理サーバーのパーティション

パーティション 

M バイト 

/boot 

102 

69530 

swap 

4096 

ハードドライブが 72G バイトより大きい場合:


注 –

プロビジョニングを行うディストリビューションごとに 3G バイトの容量を割り当てます。必要な場合は、管理サーバーのハードドライブの容量を増やしてから作業を継続します。


Kickstart を使った RedHat Linux OS のインストール

この項では、 Kickstart ファイルの例を示します。また、 Kickstart ファイルを設定し、そのファイルを使って Linux をインストールする手順を示します。この項では、次の内容について説明します。

Kickstart ファイルの例

この項では、 Kickstart ファイルの例を 2 つ示します。1 つ目の Kickstart ファイルは、Linux のディストリビューション全体をインストールするように設定されています。2 つ目の Kickstart ファイルは、N1 System Manager に必要な RPM グループだけをインストールするように設定されています。


例 3–2 ディストリビューション全体の Kickstart ファイル

install
 lang en_US.UTF-8
 langsupport --default en_US.UTF-8 en_US.UTF-8
 keyboard us
 mouse genericwheelps/2 --device psaux
 nfs --server 10.0.0.50 --dir /export/images/RHEL3U2
 skipx
 timezone America/Denver
 rootpw --iscrypted $1$Rig3dbXb$OWcv00J/V2WsBGcgx0bmp1
 network --device eth0 --bootproto static --ip 10.0.0.100
 --netmask 255.255.255.0 --gateway 10.0.0.254 --nameserver 10.0.0.200
 --hostname sun-ms
 network --device eth1 --bootproto static --ip 192.168.200.254
 --netmask 255.255.255.0 --gateway --nameserver 10.0.0.200
 --hostname sun-ms-prov
 network --device eth2 --bootproto static --ip 192.168.100.254
 --netmask 255.255.255.0 --gateway --nameserver 10.0.0.200
 --hostname sun-ms-admin
 firewall -disabled
 authconfig -enablemd5 -enableshadow
 bootloader -location=mbr
 clearpart --all -drives=hda
 part /boot --fstype ext3 --size=102 -ondisk=sda
 part / --fstype ext3 --size=1024 --grow -ondisk=sda
 part swap --size=4096 --grow --maxsize=1024 -ondisk=sda
 reboot 
 %packages 
 @ everything
 grub
 kernel
 kernel-smp
 %post
 echo "RHEL3U2 installed `/bin/date`" > /etc/motd
    cat << EOF > /etc/resolv.conf
    nameserver 10.0.0.200
    search Customer.Com
    EOF
    cat << EOF > /etc/hosts
    127.0.0.1         localhost.localdomain  localhost
    10.0.0.100        sun-ms
    192.168.200.254   sun-ms-prov
    192.168.100.254   sun-ms-admin 
    EOF


例 3–3 必要な RPM だけの Kickstart ファイル

install
 lang en_US.UTF-8
 langsupport --default en_US.UTF-8 en_US.UTF-8
 keyboard us
 mouse genericwheelps/2 --device psaux
 nfs --server 10.0.0.50 --dir /export/images/RHEL3U2
 skipx
 timezone America/Denver
 rootpw --iscrypted $1$Rig3dbXb$OWcv00J/V2WsBGcgx0bmp1
 network --device eth0 --bootproto static --ip 10.0.0.100
 --netmask 255.255.255.0 --gateway 10.0.0.254 --nameserver 10.0.0.200
 --hostname sun-ms
 network --device eth1 --bootproto static --ip 192.168.200.254
 --netmask 255.255.255.0 --gateway --nameserver 10.0.0.200
 --hostname sun-ms-prov
 network --device eth2 --bootproto static --ip 192.168.100.254
 --netmask 255.255.255.0 --gateway --nameserver 10.0.0.200
 --hostname sun-ms-admin
 firewall -disabled
 authconfig -enablemd5 -enableshadow
 bootloader -location=mbr
 clearpart --all -drives=hda
 part /boot --fstype ext3 --size=102 -ondisk=sda
 part / --fstype ext3 --size=1024 --grow -ondisk=sda
 part swap --size=4096 --grow --maxsize=1024 -ondisk=sda
 reboot 
 %packages -resolvedeps
 @ office
 @ engineering-and-scientific
 @ editors
 @ system-tools
 @ base-x
 @ web-server
 @ development-tools
 @ printing
 @ text-internet
 @ legacy-network-server
 @ gnome-desktop
 @ admin-tools
0.@ server-cfg
 @ ftp-server
 @ network-server
 @ graphical-internet
 @ compat-arch-support
 grub
 kernel
 kernel-smp
 %post
 echo "RHEL3U2 installed `/bin/date`" > /etc/motd
    cat << EOF > /etc/resolv.conf
    nameserver 10.0.0.200
    search Customer.Com
    EOF
    cat << EOF > /etc/hosts
    127.0.0.1         localhost.localdomain  localhost
    10.0.0.100        sun-ms
    192.168.200.254   sun-ms-prov
    192.168.100.254   sun-ms-admin 
    EOF

Procedure Kickstart ファイルを設定する

手順
  1. NFS または HTTP を使って管理サーバーにアクセス可能なマシンにログインします。

  2. Linux の Kickstart の設定ファイルを作成します。

    例 3–2 に示したディストリビューション全体の Kickstart ファイルまたは例 3–3 に示した必要な RPM だけの Kickstart ファイルのどちらを使用するかを選択します。選択した設定データをコピーしてファイルにペーストします。ファイルの名前は「n1gc-ks.cfg」などとします。


    注 –

    必要な RPM だけの Kickstart ファイルを選択した場合は、追加の RPM を手動でイントールする必要があります。インストール方法については、「Sun N1 System Manager に必要な RPM をCD-ROM からインストールする 」を参照してください。


  3. 環境に応じて Kickstart インストールファイルを設定します。

    • 動的 IP アドレスを使う場合は、次の構文を使って、 Kickstart ファイル内の各 network 文を置換します。

      network --device ethx --bootproto dhcp

      ここで ethx はポート、たとえば eth0 です。

    • 静的 IP アドレスを使う場合は、network 文を次のように変更します。

      • ip を Ethernet ポートの IP アドレスに置き換えます。

      • nameserver を組織内ネームサーバーの IP アドレスに置き換えます。複数のネームサーバーを使う場合は、各ネームサーバーの IP アドレスをコンマで区切ります。次に例を示します。--nameserver 110.112.113.11,110.112.113.22

      • hostname を管理サーバーの名前に置き換えます。

      必要な場合は、ETH ポートで静的 IP アドレスと動的 IP アドレスを組み合わせて使用することができます。選択したアーキテクチャーに従って、ネットワーク設定を変更します。

  4. Kickstart ファイルをサーバー上の NFS または HTTP のディレクトリに保存します。

次の手順

RedHat Linux の手動インストール

この項では、管理サーバーに Linux を手動でインストールする手順を示します。

この項では、次の内容について説明します。

ProcedureRedHat Linux を手動でインストールする

手順
  1. RedHat Linux インストール CD-ROM の 1 枚目を N1 System Manager 管理サーバーの DVD ドライブに挿入し、システムを再起動します。

    boot: プロンプトで、テキストまたはグラフィカルユーザーインタフェースを使ったインストールを開始します。

    • グラフィカルインタフェースを使ってインストールするには、Return キーを押します。

    • テキストインタフェースを使ってインストールするには、「text」と入力します。

    メッセージに従って環境を設定します。言語、キーボード、マウスのタイプを設定する画面が表示されます。必要な情報を指定します。

  2. パーティション情報の設定では、「自動パーティション設定」を選択します。

    Linux のパーティションをすべて削除するか、パーティションをすべて削除するか、パーティションをすべて残すかを選択する画面が表示されます。「システムのすべてのパーティションを削除」を選択します。パーティションの値が表示されます。

    表示された値を、表 3–2 に示す必要な値と比較します。

    • パーティションの値が一致する場合は、「Next」を選択します。

    • パーティションの値が一致しない場合は、表 3–2 に従って値を更新します。

  3. ブートローダーの設定では、「GRUB」を選択します。

  4. Ethernet ポートの設定では、IP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイの値を次のように割り当てます。

    1. ETH0 は、組織内ネットワークに接続し、外部から管理サーバーにアクセスできるように設定します。

    2. ETH1 は、プロビジョニングネットワークに接続するように設定します。

      ETH1 は、ETH0 と同じブロードキャストドメイン内にある必要があります。IP アドレスは、プロビジョニング可能なサーバーの ETH0 インタフェースと同じブロードキャストドメイン内にある必要があり、また数百台のプロビジョニング可能なサーバーをサポートするように設定できます。

    3. ETH2 は、すべてのプロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサインタフェースの SP0 ポートに接続するように設定します。

      ネットマスクとゲートウェイの値は、管理ネットワークへのアクセスを許可する値である必要があります。


      注 –

      管理サーバーに別個の ETH2 ギガビット NIC カードを設置していない場合は、ETH0 1 枚だけで ETH0 と ETH2 の機能を使うことができます。ETH0 は、プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサインタフェースに対し、相互にアクセスできるように設定する必要があります。


  5. ファイアウォールの設定では、「なし」を選択します。

    追加言語サポート、タイムゾーン、root パスワードの順で設定する画面が表示されます。必要な情報を指定します。

  6. デフォルトのパッケージをインストールするか、インストールするパッケージをカスタマイズするかの設定では、「インストールするパッケージのカスタマイズ」を選択します。

  7. N1 System Manager システムに必要なパッケージを選択します。

    次のパッケージを選択します。

    • Office

    • Engineering and Scientific

    • Editors

    • System Tools

    • X-Windows (base-x)

    • Web Server

    • Development Tools

    • Legacy Software Development

    • Printing

    • Text-based Internet

    • Legacy Network Server

    • Gnome Desktop

    • Administration Tools

    • Server Configuration

    • FTP Server

    • Network Server

    • Graphical-based Internet

    • Compatibility Architecture Support (グラフィカルインストール) または Legacy Software Development (テキストインストール)

    パッケージの選択が終了したら、インストールを継続します。Linux のインストールが終了したら、グラフィック、モニターのタイプ、画面解像度などを設定する画面が表示されてから、システムが再起動されます。その後、起動情報を設定する画面が表示されます。

  8. システムの情報メッセージに従います。

    設定が終了したら、ログイン画面が表示されます。

  9. root でログインします。

次の手順

Sun N1 System Manager システムに必要な追加 RPM をインストールします。インストール方法については、「Sun N1 System Manager に必要な RPM をCD-ROM からインストールする 」を参照してください。

ProcedureSun N1 System Manager に必要な RPM をCD-ROM からインストールする

N1 System Manager ソフトウェアをインストールする前に、次の作業を行う必要があります。

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. RedHat インストール CD-ROM から、次の RPM をインストールします。

    • perl-CGI-2.81-88.4.i386.rpm

    • anaconda-runtime-9.1.2-2.RHEL.i386.rpm

    • perl-DBI-1.32-5.i386.rpm

    • perl-DBD-Pg-1.21-2.i386.rpm

    • rh-postgresql-7.3.6-1.i386.rpm

    • rh-postgresql-server-7.3.6-1.i386.rpm

    インストール CD-ROM 内での各 RPM の場所は、RedHat Linux のバージョンによって異なります。

    RPM のインストール中に「DSA signature:nokey」という警告が表示されます。この警告メッセージが表示されるのは、RPM に DSA セキュリティー署名がないからです。「DSA signature:nokey」という警告はすべて無視してもかまいません。

次の手順

次の手順に従って、国際対応の Perl モジュールをダウンロードし、インストールします。

Sun N1 System Manager に必要なサン以外の RPM のインストール

この項では、Sun N1 System Manager に必要な追加 RPM のインストール手順を示します。この項では、次の内容について説明します。

Procedure国際対応の Perl モジュールをダウンロードし、インストールする

手順
  1. N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. Web ブラウザを開き、perl-5.8.3-16.i386.rpm ファイルをダウンロードするサイトにアクセスします。

  3. perl-5.8.0-88.4.i386.rpm ファイルを管理サーバー上のディレクトリにダウンロードします。

  4. 端末ウィンドウで、RPM ファイルの保存先ディレクトリに移動します。

  5. rpm -i perl-5.8.3–16.i386.rpm」と入力して Perl モジュールをインストールします。

次の手順

管理サーバーでの FTP の有効化

SPARC のプロビジョニング可能なサーバーを管理する場合は、管理サーバーで FTP サービスを有効にする必要があります。

ProcedureSolaris の管理サーバーで FTP を有効にする

手順
  1. 管理サーバーに root でログインします。

  2. コマンド「svcadm -v enable network/ftp」を入力します。

    FTP サービスが有効になり、管理サーバーを再起動するとサービスが起動します。システムを再起動したら、inetadm コマンドを使って、FTP サービスが起動しているかどうかを確認できます。


    # inetadm
    enabled   online         svc:/network/telnet:default
    enabled   online         svc:/network/nfs/rquota:default
    disabled  disabled       svc:/network/echo:dgram
    disabled  disabled       svc:/network/time:stream
    enabled   online         svc:/network/ftp:default 
次の手順

/etc/hosts ファイルを更新します。更新方法については、/etc/hosts ファイルの更新」を参照してください。

ProcedureLinux の管理サーバーで FTP を有効にする

手順
  1. 管理サーバーに root でログインします。

  2. /etc/rc3.d ディレクトリと /etc/rc5.d ディレクトリの /etc/init.d/vsftpd ファイルへのシンボリックリンクを作成します。

    次に例を示します。


    # ln -s /etc/init.d/vsftpd /etc/rc3.d/S99vsftpd
    # ln -s /etc/init.d/vsftpd /etc/rc5.d/S99vsftpd
    

    FTP サービスが有効になり、管理サーバーを再起動するとサービスが起動します。システムを再起動したら、ps コマンドと grep コマンドを使って、FTP サービスが起動しているかどうかを確認できます。


    # ps -eaf | grep ftp
    root    3035    1  0  16:27 ?    00:00:00 /usr/sbin/vsftpd /etc/vsftpd/vsf
次の手順

/etc/hosts ファイルを更新します。更新方法については、/etc/hosts ファイルの更新」を参照してください。

/etc/hosts ファイルの更新

管理サーバーの IP アドレスと名前を /etc/hosts ファイルに追加する必要があります。IP アドレスと名前を追加しなかった場合、Sun N1 System Manager のインストールは失敗します。

Procedure/etc/hosts ファイルを更新する

手順
  1. Sun N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。

  2. /etc/hosts ファイルに、ループバックとサーバーのエントリがあることを確認します。

    1. 次のいずれかのループバックのエントリが /etc/hosts ファイルにあることを確認します。

      127.0.0.1    localhost

      または

      127.0.0.1    localhost.localdomain    localhost
    2. サーバーとその IP アドレスのエントリがあることを確認します。次に例を示します。

      111.11.111.11 n1mgmt

      ここで、111.11.111.11 は管理サーバーの IP アドレス、n1mgmt は管理サーバーの名前です。

      /etc/hosts は次の例のようになっている必要があります。

      127.0.0.1    localhost.localdomain    localhost
      10.5.157.123 n1mgmt
    3. /etc/hosts を保存して閉じます。

  3. N1 System Manager 管理サーバーを再起動します。

次の手順

『Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド』の各節に従って、N1 System Manager ソフトウェアをインストールします。

プロビジョニングが正常に終了したら、『Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド』に従って、すべてのプロビジョニング可能なサーバーの検出とプロビジョニングを実行できます。

1 台のサーバーへのプロビジョニングに失敗した場合の問題の解決方法については、『Sun N1 System Manager 1.1 インストールおよび構成ガイド』の第 3 章「障害追跡」を参照してください。