監視対象の属性の値が「警告上限」しきい値を上回った場合は、「警告上限」のステータスが発行されます。この値が上昇し続けて、「重大上限」しきい値を過ぎると、「重大上限」のステータスが発行されます。値がさらに上昇し続けて、「回復不能上限」しきい値を上回ると、「回復不能上限」のステータスが発行されます。
逆に値が下がって安全範囲に戻った場合は、値が「警告上限」しきい値より低くなるまで、イベントは生成されません。値が戻ると、イベントが生成され、ステータスとして「正常」が示されます。
監視対象の属性の値が「警告下限」しきい値を下回った場合は、「警告下限」のステータスが発行されます。この値が下がり続けて、「重大下限」しきい値を過ぎると、「重大下限」のステータスが発行されます。値がさらに下がり続けて、「回復不能下限」しきい値を下回ると、「回復不能下限」のステータスが発行されます。
逆に値が上がって安全範囲に戻った場合は、値が「警告下限」しきい値より高くなるまで、イベントは生成されません。値が戻ると、イベントが生成され、ステータスとして「正常」が示されます。
OS リソースの使用属性のしきい値は、コマンド行から設定できます。この作業については、「しきい値の設定」で説明します。割合を測定するしきい値の場合、有効な範囲は 0% 〜 100% です。この範囲外のしきい値を設定しようとすると、エラーになります。割合を測定しない属性の場合、その値は、システム内のプロセッサ数と導入先の使用特性に依存します。
一定期間使用したあとで、適切なOS リソース使用の属性値の設定レベルが判明することがあります。イベントの生成、およびポケットベルまたは電子メールアドレスへの通知の送信に関して、本当に妥当な値に近いものが判明したら、しきい値を調整することができます。たとえば、特定の属性が「警告上限」しきい値レベルに達するたびに通知を受けるようにすることができます。
導入先で重要な属性の場合は、「警告上限」しきい値レベルを小さい割合値に設定して、できるだけ早期に値の上昇が分かるようにすることができます。