Sun N1 System Manager 1.1 ご使用にあたって

OS プロビジョニングに関する問題点

この節では、OS プロビジョニング (配備) に関して判明している問題点をまとめています。

Red Hat や SUSE Linux を配備できない

ネットワークスイッチでのスパニングツリー設定に関する既知の問題が原因で、Red Hat や SUSE Linux の OS 配備がタイムアウトしたり、停止したりすることがあります。

回避策: 管理サーバーと対象のサーバーのプロビジョニングネットワーク接続に使用されているスイッチまたはスイッチポート上のスパニングツリーを無効にしてください。

Red Hat Linux 3.0 Update 2 の OS 配備が停止して対話モードになることがある

Red Hat Linux 3.0 Update 2 の OS 配備が、タイムアウトが原因で停止し、対話モードになることがあります。

回避策: Update 3 以降を使用してください。

「OS プロファイルのロード」ウィザードの「サーバー以外」フィールドが 機能しない (6298874)

ブラウザインタフェースで「OS プロファイルのロード」ウィザードを使用し、プロビジョニング対象から除外するサーバーを入力するときに、「サーバー以外」フィールドが機能しません。この機能は、ブラウザインタフェースから使用できません。

回避策: コマンド行インタフェースから load server コマンドを使用してください。

ホスト名に関して「OS プロファイルのロード」ウィザード が明瞭でない (6308375)

「OS プロファイルのロード」ウィザードで、デフォルト設定を選択しなかった時に、ユーザーがホスト名と構成を 2 回入力する必要がありますが、これについて明確な説明がありません。

ウィザードでは、2 つの手順で、ユーザーはホスト名の入力が求められます。

これらの値は同じであっても、違っていてもかまいません。

SPARC マシンに N1 System Manager をインストールしたあとのマシンの再起動で DHCP が機能しない (6314895)

Solaris 10 より前のバージョンの Solaris では、/usr/sbin/dhcpd デーモンがインストールされましたが、Solaris 10 では、/usr/local/sbin/dhcpd デーモンがインストールされます。このため、マシンの再起動、または dhcpd デーモンの終了を行うと、dhcpd デーモンが再起動できなくなります。

回避策: Solaris 管理サーバーを再起動するか、停止した場合は、その都度、起動後に、その管理サーバーで次のコマンドを入力する必要があります。


/opt/SUNWscs/sbin/s_dhcp_config.pl -e -I interface